REDCATの新製品予想キャンペーンの最終製品が本日リリースされました。
1発目:1/18 Ascent
2発目:1/5 Vigilante 8S
そして今回の製品は・・・・
Redcat Ascent Fusion Crawler – 1:10 LCG Rock Crawler
ということで、Ascentの上位機種が登場しました。
これ、結構予想外でした。
完全に新しい何か、が出るんだと思ってましたので・・・。
Redcat Ascent Fusion Crawler – 1:10 LCG Rock Crawler
この製品は、昨年の9月に登場した1:10 LCG Rock Crawler”Ascent”(アセント)のバージョン違いとなります。
Ascent $289.99-299.99
Ascent Fusion $399.99
ということで価格は$100アップしています。
この$100アップには意味があります。納得の理由です。
まずこのルックス。
REDCATのオリジナルボディの特徴は、なんとなくアメリカンカトゥーン的でトランスフォーマーっぽい印象がありますが(GEN8以前の製品やクローラーとローライダー以外のもの)、このボディに関しては黒く塗られていることもあり「悪くないかも」という気がします。むしろカッコ良いんじゃ内科?とさえ思います。
フロントは大きくピンチ(絞り)されており、いまどきのコンペクローラースタイルを完全再現しています。
ノーマルのAscentと違うのはキャブオンリーのボディになっている点。ノーマルのAscentでも2ピースタイプの同じボディが採用されたタイプがありますが、そちらはリアトラック部分のパーツも付属しています。が、こちらは付いていません。
よりアグレッシブなLCGマシンスタイルに仕上がっていてカッコイイです。
で、このマシンでノーマルのAscentから変更になった点を簡単に書くと
- FUSION SEモーター搭載
- カーボンシャーシ
- カーボンショックタワー
- フロントリア にメタル製バンパー
- ビードロックホイール
- アルミデフカバー
- 赤いパーツ
- ブラスポータルカバー
- タイヤのコンパウンドも変更?(未確認)
こんな感じです。
ノーマル版との大きな違いはモーター
気になるのはノーマル版との「差」ですよね。
$100の価格差の理由です
まず、モーターがブラシからブラシレスに変更されています。
コレが一番大きな点。
製品名にある「Fusion」の文言は、Hobbywingの2in1 ESCモーターであるFUSION SE 1800kv が搭載されていることを意味しています。
このモーターは僕もBasecampで使っていますが概ね良いフィーリングです。瞬発力があります。これ単体で買うと10000円くらいするので、それだけで$100アップは回収出来ます。
RTRの付属メカって、殆どのメーカー&製品において「とりあえず」的なものか「そこそこ」的なモノが付いています。TRX4とかはあれで充分ですけどね。
なので、結局メカの交換は必須になってくるんです。特にREDCATみたいにコスパが良いメーカーって言うのはメカ類でコストダウンをしているパターンが多いです。それ考えたら、初めからFusion SEが付いているのは最高です。だってもう、アップグレードする必要ないですもん。
実はREDCATはこういう事をたまにしてくれます。
GEN8にも「AXE Edition」という製品がありましたね。Hobbywing XERUN AXE 540を搭載しREEFSのサーボも摘んであり、ボディもちょっと違うカッコイイプレミアムモデル。欲しかったな〜。
他にもたしか、1080にホームズの550詰んだRTRとかもあった気がする。普通のメーカーはそれしませんからね。個人的にはとても絶妙というかカスタマイズの鉄板仕様を初めから設定してあるRTRってのは魅力です。
この内部のルックス、完全にLCGコンペクローラーですね。
ちなみにモーター位置を低くするためにリンクがベントされ上手い事交わされています。凄い。。。気になるのは他のモーターを使うときの干渉問題。アウトランナーがどうか?ブラシでも直径とかメーカーによっては微妙に差があるので、リンクやペラシャと干渉したりしないか?ちょっと心配なギリギリ設計だと感じます。
他の細かい変更点
$100アップにしては変更点が沢山あります。
アップグレードされているという意味での変更点です。
まず、LCGシャーシレールがカーボンファイバー製に変更されています。ショックタワーも同じくカーボン。そして各所に赤いアルマイトパーツでデコレーションされています。
正直この赤は。。。。。(笑)
そして前後のバンパーがメタル製。コレも大きなアップグレードでしょう。
デフカバーもアルミ製に。
ブラス製のポータルカバーまで付いています。
ちょっと中国製のクローラーぽいルックスになっていますが、パフォーマンス的には確実に初代Ascentよりアップしているはずです。
モーターマウントはカーボンになり、初代Ascentよりも6mm低い位置に装着されています。
この辺も大きなポイントでしょう。
タイヤはビードロックホイールにアップグレード。
色々なタイヤへの変更が可能になります。ですが、プラスチック製です。
他にも細かい点でチョイチョイとアップグレードされています。
この表が分かりやすいです。
Ascent よさげ
どうでしょう。かなり良さげに見えてきます。
そもそもLCGの全部乗せRTRをメジャーどころで初めにリリースしてきたのはREDCATです。そのあとVanquishがStanceを出して爆発的なヒットを記録しているようですけどね。
なのである意味REDCATはLCG RTRの先駆者です。
僕的にこういう分かりやすい「指標」みたいなマシンが生まれることはとても嬉しいことなんです。
LCGは面白いですが、基本的にバラバラパーツの寄せ集めマシンなので、とんでもないレベルの凄いマシンが生まれたり、全然ダメだったり、競技としてのレギュレーションはあるけど、定められたシャーシの中でいかに超えていくか?みたいな所に最大の面白さを感じる僕のような人には、こういうパッケージ製品としてのLCGが「打ち込みやすい」性格のマシンなんですね。
ということで、普通に欲しいよコレ(笑)
ポイントは今後社外のカスタム系パーツが出てくるか?ですね。
レール自体はよくあるLCGシャーシですし、恐らく他のLCG系パーツと互換性があるのかな?と思うのですが、ミッションとか足回り系かな。その辺のパーツの有無がポイントになる。
ちなみに、ミッションはUDギアの簡単な交換だけで0%,10%,20%のアンダードライブ設定が可能。
というか、トランスファーケース小さい。。。。。めちゃくちゃ軽いだろうな。
これが出来るのはポータルアクスルだから、というのを最近知りました。
小さいミッションとかトランスファーケースってギア比で低速化させるのに限界があるので、ポータルアクスルのポータルギア部分で減速させて帳尻を合わせるというのが主流みたいですね。
ということで、最後はダラダラと書いてしまいましたが、いかがですか?
「やっぱりVPのSTANCEでしょ」と思われる方もいると思います。僕もまあね。。。(笑)でも、これ、初めてLCGやりたい人が買っても普通に「LCG的遊び方」が出来ちゃうポテンシャルは充分持っているので、スタイルさえ許せれば充分アリな選択肢だと思います。
僕的には、いかにもREDCATらしいスタイルなのでOKです(^_^)
Redcat Ascent Fusion Crawler – 1:10 LCG ロック クローラー
https://www.redcatracing.com/products/redcat-ascent-fusion-crawler-1-10-lcg-rock-crawler?variant=40707841523802
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