アメリカのRCメーカー(クローラー)ですが、そろそろ年末商戦に向けて動き出した感じがしますね。
春以降は元気がない印象でしたが、ちょっと期待出来る動きがチラホラ見られるようになっています。
今回は
Vanquishの新作!!
ということで、ビッグネームの製品情報となります。
嬉しいですね〜。
VRD Mullet - Kit


組立キットを発売してくれるのは本当に有り難いです。
アメリカ&中国のRCクローラー系メーカーはRTR至上主義みたいな所があって、組立キットがそもそも存在しなかったり、あっても廃番されていたりするなか、Vanquishは基本的に各モデルで組立キットを必ずラインナップするようになっています。
そしてこの新作「VRD Mullet Kit」も組立キットです。

ただし、タイヤとホイールは付属していません
なので、ボディ付きのビルダーズキット的な位置づけでしょうか。
これは利に叶っています。
って言うのも、モーターやメカ類もそうですが、タイヤとホイールも結局は社外品の高パフォーマンスの製品に交換する事になるわけで、ならば初めからタイヤとホイールは付属せずに価格を抑えるというのが理想的ですからね。
とはいえ、価格は
$420.69
となっており、組立キットとしては高額です。
RTRの価格と言われても・・・って感じですが、まあ、VANQUISHなのでね。
VRDシリーズ
Mullet Kitの登場でVRDシリーズは全部で5つのラインナップとなりました。




- VRD Stance RTR BLUE $499.99
- VRD Stance RTR Graphite $499.99
- VRD Builders Kit - Straight Axle $289.99
- VRD Carbon - Kit $429.99
- VRD Mullet - Kit $420.69




MULLETのボディですが、例によってピンチアウト(前後絞り)ボディですね(笑)
これは好みが分かれます。
走破性の為にボディを大きくモディファイしてあるので、スケールクローラーとして好まれるタイプではあまり無いかなと思いますが、VRDシリーズ自体がVANQUISHの競技向けシリーズなので、まあコレは仕方ないかなと思います。
Mulletキット最大の特長
アクスルが前後違う

Mulletは今までのVRDシリーズの展開とは少し違います。
完全なマイナーチェンジ版、またはハイグレード版、と言っても良いかもしれません。
その特長の1つが
前後のアクスル形状が違う事になります。
フロントがF10ストレート、リアがF10ポータル

これは面白い設定ですね。
今までこういう設定で製品化されたクローラーは僕が知る限り無いです。
その目的ですが、
- ・前部ストレートアクスル(Straight) → 重心を低く、操舵性が良い。
- ・後部ポータルアクスル(Portal) → クリアランスを稼げる(障害物回避がしやすい)。
とのこと。
確かにアリですね。
シャーシレールが違う

前後のアクスルの違いですが、他のメーカーなら元々持っているアクスル製品を単純に一つづつパッケージ化するに留まると思います。
でもVanquishはそれはしません。
シャーシレールもコレに合わせて最適化してきました。
つまり、
コレまでのVRD製品とはレールが別物です
VRD S25 Chassis

具体的には
- リアオーバーハングを短くしてデパーチャーアングルを改善
- Mullet(前ストレート・後ポータル)のジオメトリに最適化
とのことです。
ちなみに、素材はアルミニウムです。カーボンじゃないです。
その他の特長

通常のVRD ストレートアクスルビルダーズキットが$289.99に対して、VRD MULLET KITが$420.69と価格大きく違うのは、アクスルやシャーシレールのデザインの違いだけではありません。

軽量化されたギア、アルミ製モータープレート/スタンドオフ、軽量ギア類などを採用した「カーボンスペックVFDトランスミッション」が搭載されています。
通常ならオプションパーツ扱いの高グレードギアなどで構成されている
このミッション構成は、恐らくVRD Carbonキットのモノと同じです。VRD Carbonキットの説明では「Lightweight Spec VFD Transmission」となっていますが・・。
後ですね、リアがポータルになることで大きく変わるのが
オーバードライブ率の調整です
ミッション内でのOD/UD調整には限界があります。
なので、アクスル側のギアで調整するのが一般的ですが、ポータルギアがあると調整幅が一気に広がります。
ちなみに、MULLETとVRDカーボンのミッションでは21%のODギアが内蔵されています。コレに加えてアクスル内のギアを変更することで、MULLETは34%に。Carbonキットは37%まで純正状態で調整可能です。
今回34%という絶妙な数値に持ってきたのは、恐らく意図があってのことかなと思います。
今後、オプションのポータルギアで、もっと細かい%に調整出来る様になると思います。

ということで、VRDが次のステージに進化したMULLET。
価格が高いですが、ボディ付きというパッケージ感の高さを考えると、僕的には欲しくなる一台ですね。
VRDはまだ未経験なので。
正直言うと、もうそろそろ完全に次世代のモデル投入をしても良い時期のような気もするのですが、VFDミッションはホンダで言うVTECみたいなもので、VANQUISHのアイデンティティでもありますから、まだまだ継続されるのかなという気もします。シンプル傾向にするとブランドの特長出しにくいっていう現実もありますしね。
VRD Mullet - Kit
https://vanquishproducts.com/products/vrd-mullet-kit#

https://www.vanquishproducts.com/new-releases/
※当ブログは"Vanquish Products"より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from "Vanquish Products"


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