来ましたね〜。
ヤバいっすね〜。
憧れのRCクローラーメーカー「Vanquish」から”ついに”登場しました。
競技向けRCクローラーキットが
これはシーンを大きく変えるゲームチェンジャーになりそうな予感がします。
Vanquish Products VRD カーボン – キット
新製品であり、全く新しいプラットフォームを採用したヴァンキッシュの新モデルが登場です。
「VRD CARBON」と名付けられたこちらの製品は、競技向けのRCクローラー、LCGクローラーと言える製品です。
メジャーどころの他社製品で言うと
- AXIAL SCX10 PRO ビルダーズキット
- REDCAT ASCENT
この2つと同系統のコンセプトの製品とおもわれまs。
つまり、昨今のLCGムーブメントに追従する形で、メーカーが1つのアンサーとしてリリースしてきた製品という事です。
シャシーレールは低重心化を意識し、軽量化も実現したカーボン製となっております。
サスペンションの取付用ホールも多数確保され、幅広いセッティングを出せるようになっています。
ある意味、メーカーがリリースする競技受け車輌のキットは、その時点で既に方向性が定められている感じがするので、個人的にあまり魅力は感じないのですが、
なんといってもVanquish製
という点が注目すべき点です。
Vanquishは元々はアルミパーツメーカーでしたが、その成功の後VS4-10 Originをリリースしました。
価格的にはハイエンド(キットで800ドル以上)の部類に入るメーカーですが、その製品品質や性能は多くの玄人ユーザーの評価を得ることになります。
最近ではPhonenix、Foedyceの登場で、入手しやすい価格帯の製品もリリースし、メーカーとしての拡大を図っている背景を感じさせられるのですが、「性能重視」メーカーとも言えるVanquishがリリースした今回の「VRD CARBON」には、彼等の本気度をとても強く感じます。
ドライブトレインは全く新しい軽量仕様の VFD トランスミッションです。
21%のオーバードライブが内蔵されており、アルミニウムパーツによる美しい外観も魅力の1つ。
ギアはクロモリ製。
そしてF10 ポータル アクスルにもオーバードライブギアが搭載されています。
ミッションと合わせることで合計37%のオーバードライブになります。
これはメジャーメーカーのオーバードライブ率としてはかなり攻めた設定値ですね〜。
また金属製のナックルカバーや、内部には真鍮製のチューブまで付属しています。
低重心化を標準キットで実現するための工夫が各所でされています。
- 軽量仕様のVFD伝送
- 3mm マットカーボンファイバーフレームレール – 6 度フラットスキッドプレート
- 37% オーバードライブ
- F10 ポータル アクスル
- アクスル内の真鍮製ウェイトチューブ
- アロイ製の重いポータルナックルウェイト
- フロントアクスルオーバードライブポータルギア
- リアアクスル標準ポータルギア
- 軽量削り出しクロモリVFDトランスミッションギヤ
- 機械加工されたスプール、リングギア、アクスル内のピニオンギア
- クロモリユニバーサルアクスルシャフト
- 硬質アルマイト処理されたショックボディ
- HDベントリアリンク付きステンレススチールリンク
- インシジョンプロ M4 ロッドエンド
- アルミ打ち抜きロックスライダー
- 調整可能なマルチポイントボディマウントシステム
これは買いかも
付属のサスペンションはIncision S8E 。
85mm〜95mmの長さに調整可能なチューニングロッドエンドを備えたタイプで、セッティングの幅が広がります。
レール形状はLCGシャーシぽいスタイル。
角張ったデザインが印象的です。
この辺のジオメトリは各社の研究の成果が一番出るところですね。
ちなみにリンクはリア側がハイクリアランスタイプになっています。
※干渉しないように折れている
価格は$429.99
この価格はAXIAL SCX10 PROキットと全く同じ価格です。
意識していることが伺い知れます。
でも、どう考えてもAXIALよりこっちでしょ、って感じは僕はします。
仕様
- 1/10スケール
- フロントアクスルレシオ 5.25:1
- リアアクスルレシオ 6.25:1
- ピニオン 15T 32P
- スパー52T 32P
- 全幅 六角対六角 – 200mm (7.87 インチ)
- ホイールベース – 322mm (12.67インチ)
- 全体のフロントレシオ 46.5:1
- 全体的なリア比 68:1
- ファイナルオーバードライブ 37%
ここからは正直な感想
この手の製品はちょっと難しいんですよね。
っていうのは、既にLCGマシンに手を出している人にとっては、あえてコレを導入する意味が無い、という側面があるから。
LCG、競技車両は「走れてなんぼ」なんで、フルカスタムで組み上げたLCGよりVRD CARBONが走るなら導入もあり得るけど、そうで無いのならスルーする、と言うのが多くの人の正直な反応だと思います。
ただ、これからLCGに手を出したい人にとっては、手っ取り早く競技車両を作るベースとなるのでベストな選択可も知れません。
VRD CARBON – KIT
https://www.vanquishproducts.com/vrd-carbon-kit/
https://www.vanquishproducts.com/new-releases/
※当ブログは”Vanquish Products“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “Vanquish Products“
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