クローラー用モーターのトップメーカー「Holmes Hobbies」。
彼等がリリースするオリジナルのESCがアップデートされました。
CRAWLMASTER MINI V3 ROCK CRAWLER ESC – RTR
クロールマスター ミニ v3 ロック クローラー ESC
このESCノV1が登場したのはなんと2年前です。
えっ?そんな前だっけ?
このESCはHolmes HobbiesのオリジナルESCです。
僕のブログで一時期取り上げていた「AM32」というオープンソースのファームウェアを搭載しています。
AM32は元々ドローン用のプログラムでしたが、開発者がクローラー用のファームウェアを公開したことで世界的に広まりました。主にアウトランナーモーター用であり、LCGマシン向けのチューニングがされたファームウェアです。フリーのプログラムですので対応するESC(対応するチップを搭載したESC)を持っていれば改造が可能(ハンダ付けやPC技術は必要)。AM32搭載のESCがその後いくつかのメーカーから製品化されています。
こちらがV1
2021年5月発売
そしてV2
2022年5月発売
V1とV2は配線処理されていないタイプも存在していましたが、V3では全ての配線がハンダ付け処理されております。
スペック的に大きな違いは1つを除いてありません。
- 2 ~ 4 秒のリポ (最大 20V)
- 40アンペア
- 3A 7.4v 内部 BEC
- xt60バッテリープラグ
- JST補助電源プラグ
- 4mmモータープラグ
V2のBEC出力は2.5A 5.0V
V3のBEC出力は3A 7.4V
この差は大きいですね〜。
つまり、V2では外部BECが必須でしたが、V3ではESC内蔵のBECで基本的にはOK、という仕様になったわけです。
これは配線の煩わしさやコスパ的にもメリットしかないアップデートだと思います。
また、
と公式FBで説明がされておりました。
これはどういう事かというと、AM32ファームウェアがアップデートされていることを意味します。
AM32は、こんなソフトで設定値を変更することが出来ます。
これはHOBBYWINGでいうプログラムカードと同じものです。
設定値を変える以前、つまり内部処理の設定値がチューニングされているという意味だと思われます。
実際にHolmesのDLファイルを見ると、
Crawlmaster_V3_1.99.hex
というファームウェアがあります。
おそらくV2の利用者もこのV3ファームウェアは利用出来るはずです。(V1も)
ハードとソフト、両方のアップデートが施された今回のV3の登場は、HolmesのAM32 ESCがついに”熟した”と表現しても良いかような、そんな気がします。
要チェックです
$84.99
クロールマスター ミニ V3 ロック クローラー ESC – RTR
https://holmeshobbies.com/speed-controllers/crawlmaster-mini-v3-rock-crawler-esc.html
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