【新製品】RGT Racing – TRACER 〜 LCG系スケールクローラーのほぼ全部乗せモデル。

近年続々と魅力的なリリースを繰り返す中国のRGT Racing。
元々トイラジ寄りの製品を製造してたそうですが、ここ2年ほどで一気にホビーグレードの世界へのシフトしてきました。

トヨタ FJクルーザー
JEEP ラングラー
スズキ ジムニー
などなど、非ライセンスながら再現度の高いボディで一定の人気を表しています。

最近ではトヨタ ランドクルーザー LC76をモデルにした製品が登場し、ファンに相当注目を受けた事も記憶に新しいです。

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Atees LC76 RGT
https://www.asiatees.com/

そんあRGTから

やばいマシンが登場しました!

目次

RGT Racing – TRACER – 全部乗せマシン

皆さんラーメン屋さん行ったらどう頼みますか?

店によって変わりますが、僕は大抵“全部入り”派です。
特に「九州じゃんがら」とかだと必ず全部入り。

全部入りの良いところは

  • その店全ての自慢の味わいを楽しめること
  • バラで頼むよりコスパが良い事

があると思います。

そんな製品がRCクローラー界にもついに誕生しました!!!!(ほぼ)

これがその ”TRACER” 。

前後絞ったボディが特徴の LCGコンペスタイルを意識したニューマシンです。
ホイールベースは313mmとなっています。

PROLINEのCliffhangerとソックリです。
多分ベースはCliffhangerなんでしょうね。

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ボンネットからエンジンが飛び出している部分にオリジナリティを感じます。
頑張りました。

そしてこのリアビュー。
車高は高いですがこれは完全なLCGスタイルと言えます。

最近のLCGは車高がとにかく低く、ある種のスケール系からの逸脱感を感じる事もあるので、こういうスタイルはある意味”アリ”かもしれません。
リアルコンペオフローダーって感じがします。

若干モヤモヤするところもありますが、この前後絞ったボディをRTRで採用してくる所も、恐らく史上初かもしれません。

“ほぼ全部乗せマシン”。なんの具材が乗っているのか?

これがそのシャーシ。

完全にLCGシャーシです。
しかもカーボン製。

なんだかもの凄い威圧感を感じる戦闘シャーシとなっています。

何がって?

そうなんです。

4WS

なんですよ。

ある種の反則技でもあり、レギュレーションによってはCLASS3、または参加不可となるケースもある4WS。

4WS = 四輪操舵。後輪にもステアリング機能が備わっている事

機構としては単純で、フロント用のアクスルがリアにも装着されているだけです。そして前後にサーボが装着されいます。

ひとつ不明な点は、この4WSがどのように制御出来るのか?という点にあります。

4WSの制御はいくつかの方法がある

※ここからは僕の認識における話です。

RCにおける4WSにはいくつかの制御方法があります。
4WSはフロントを左にきれば、リアは右に切れる。
つまり逆位相方式です。
これは回転半径が小さくなるのでクローリングにはメリットが大きいですよね。

同じ方向に舵角が変わる同位相方式の場合も多分いろいろとメリットはあるはず。

で、この位相関係の制御がどうなっているのかがポイントだと思うんです。

4WSのマシンと言えばAXIAL CAPRAの4WS バージョンがあります。
この製品の海外レビューを見たところ、
プロポのスイッチを押す度に角度が変わる仕様でした。
つまり舵角が固定なんですね。もちろん何段階かあるのですが、無段階調整ではないです。

これはつまりプロポ側の問題です。

高機能なプロポを所有していると4WSの機能が搭載されている場合があります。

FLYSKY NB4 Noble もそう。

こういうプロポで制御すると、フロントステアリングの操作に連動してリアの舵角も変化するので細かい制御が可能になります。

もちろんプロポのダイヤルにリアのチャンネルを割り当てれば、フロント50°、リア25°、見たいな制御も出来ます。

RGT TRACERに付属しているこのプロポがそういう機能があるのか?
気になる所です。

1.jpg
ANT

映っている画像を見るかぎり、これはFLYSKYのANT FS-G4Pですね。

4chプロポで3chはスライドスイッチ、4chはプッシュスイッチです。
なので細かく可変出来る様なタイプでは無いと予想します。

たぶん、前後が位相状態で連動するタイプかな。

という勝手な予想でした。

アクスルはメタル!他もメタルパーツが多く採用!

このRTR、アクスルがメタル製です。
結構カッコイイとおもいます。

重量感もあるだろうし、かなり効果的なパーツでしょう。

この無駄に赤いパーツを採用する部分が”いかにも”って感じで好みが分かれる所かもしれません。

そのほか、ギアーボックス、ドライブトレイン部分、サスペンション類などなど、ほぼほぼフルメタルパーツで構成されています。

付属のESCはホビーウイング1060なので、ぶっちゃけコントロール性能は期待出来ません。
サーボの15kgが2つ。
この辺は勿体ないですね。
とりあえず付いてる程度に考えた方が良いかもしれません。

1080と45kg位のサーボを付けたら化けると思います。

シャーシレールはカーボンですね。

このサスペンションマウントの穴の大きさ。
スキッド角は傾斜してない物の完全なLCGシャーシです。

そして、僕的に一番気になるのは

オーバードライブギアが搭載されているか?
という点です。

トランションにもポータルギアにもそのような設定がある旨は僕は確認出来ませんでした。

この手のマシンは現在オーバードライオブが標準仕様になっているケースが殆ど。
RGTのこのマシンの場合、後付けでオーバードライブに交換するという汎用性はあまり期待出来ません。

社外パーツメーカーもギアを製造するとは現状考えられないですし。
そういう拡張性においてはデメリットが多いかもしれません。

ただし、全体的に盛りだくさんな仕様でとても魅力的な製品だと感じました。

いつかはこういうLCGマシンタイプのRTRが出ると思っていましたが、その先陣を切ったのはRGTでした。

今後、ELEMENT RCアタリが本気を出してLCGのRTR出してきたら、、、と考えるとヨダレものですが、アメリカのメーカーはリリースしない気もしています。
やっぱりニッチですからね。

Aliexpressで5万6千円

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アリで¥56,000程。送料無料。

安いか高いか?

現在の円安が影響してこの価格になっていますが、USドルの価格は

US $443.20

です。
そう思うと決して高く無いと思います。

色は3色展開ですが、アリではオレンジと薄いグレーしか販売していません。

“全部のせ”と言うには、オーバードライブやメカ類の性能など、課題点はあるものの、恐らくこういうLCGスタイルRTRっていうのはやっぱりコレが初かと思います。※ELEMENT ECTOをどう解釈するかですが。

個人的にはエンジンのアクセサリパーツはいらないかな。。(笑)

ってことで、RGTのTRACERという新製品の紹介でした。

チャレンジングな一台ですが、是非走行フィーリングを試して見たいものです。

RGT
https://www.rgt-racing.com/cn_asp/productshow.asp?id=1218

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