イタリアのブランド”3DRAP”から3Dプリントされたラバー製のインナーフォームが登場しました。
このインナー、メチャクチャ良さげです。
3DRAP – TEXTURED RUBBER FILLING – 120MM 1.9″ OR 2.2″ TYRE [NO FOAM – ANTI FOAM]
「時代はもはやスポンジではないのか?」
最近そんな風潮を感じるインナーフォーム界隈。
先日紹介した3Brothersのインナーフォームも3Dプリント製の製品でしたよね。
軍用車のパンクしない蜂の巣状になったタイヤみたいな構造になっているのが特徴。
素材はラバーとありますのでゴム系の素材です。
3Dプリンターで使用するゴム系素材といえば”TPU”が一般的。
おそらくこの製品もTPU系のフィラメントで作られた物と思われます。
メリットは?
こういうインナーのメリットですが、「水を吸わない」という点がひとつあります。
なのでLCGマシンじゃなくて、普通のスケールクローラーのインナーフォームとして使うのもアリですね。
泥遊びや水遊びしてると、メチャクチャ吸いまくって走りに影響でますし、家に帰ってきてテーブルに置くとベチョベチョになったりとか、そういう事良くありますからね。
それからこの形状というか素材の最大のメリットは
横方向からの力に強い
という点にあります。
プレデターコンパウンドのような柔らかいゴム質のタイヤを使っている時、サイドウォールやタイヤの角の部分を使用してグリップさせるようと思うと、インナーがスポンジだとどうしてもタイヤが凹みます。それがグリップを生む場合もありますが、逆に車体の安定性に多少の影響が出るケースも多いかと思います。
このタイプのインナーだと横方向からの力に強いので、タイヤの角の潰れを回避することが出来る様です。
良さげです。
120mmタイヤ用
製品説明をみると、1.9インチ、2.2インチの両方に対応しているとのことです。
タイヤサイズは120mmに対応。
2つセットで€29.90
こういう形状と素材なので、インナーリングにウエイトを巻き付けるというカスタムは出来ないでしょうね。
海外のLCGシーンではホイールにウエイトは巻かないみたいなので、その辺は考慮してないのだと思います。
このインナーフォーム。
とても興味深い製品です。
ですが、僕的には3Dプリンターが家にあるので、TPUフィラメント購入して自作するのもアリかな?なんて思っています。
1kgで¥3,000くらいなんで。
3DRAP – TEXTURED RUBBER FILLING
https://www.3drap.it/product/textured-rubber-filling-tyre-no-foam-anti-foam/
※当ブログは”3DRAP“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “3DRAP“
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