【Nコン】第89回 NHK全国学校音楽コンクール 〜 黒沢尻北小学校(岩手)が金賞。8連覇中の七生緑小学校は優良賞に。

Nコンが今年も終わりました。
小学校の部は予想外の展開に驚かれた方も多いのでは無いでしょうか。

Nコンと言えば、娘が小学4年〜6年だった3年間、参加していた事があります。
小学生の合唱の素晴らしさに感動を覚える日々でした。

娘の学校は毎度地区コンクールでの予選敗退、良くても本戦敗退という結果でしたが、予選会場で聞ける他の学校の素晴らしい合唱も楽しみの1つでもありました。

目次

関東甲信越ブロック代表 日野市立七生緑小学校(東京)の上手さは別次元

日野市立七生緑小学校(東京)

この学校はここ8回のNコンを連覇して続けている強豪中の強豪です。
いや、強豪を超えた別次元にいる合唱団ともいえます。

私が初めに七生緑の生演奏を聴いたのは府中芸術劇場での予選の日でした。

  • 課題曲「ぼくらのエコー」
  • 自由曲「未確認飛行物体」

この2曲を聴いたわけですが、自由曲の「未確認飛行物体」を聞き終えたあと鳥肌が立ちました。
楽曲の素晴らしさは然る事ながら、小学校のコンクール予選とは思えないレベルの高さ。

しかもですね、七生緑の良さは、
「小学生らしさを失わない美しさ」があるんです。

コンサートがあるなら¥4500でも大ホール満員に出来ると思います。
その位素晴らしかったです。

それ以来七生緑の結果を気にしつつ、娘が合唱から離れたいまでもNコンを見てきました。

ところが・・・・

2022年 第89回で七生緑小学校は優良賞。連覇ストップ。

今年のNコンでついに七生緑の連覇が終わりました。
結果は優良賞でした。

もちろん、全国大会に行けてる時点で”もの凄い事”なんですよ。
しかも強豪揃いの関東甲信越ブロックですからね。
全国行けてるだけでどの学校も金賞に値する素晴らしさがあると僕は思います。

ただ、圧倒的な強さ(あえて強さと言いますが)の七生緑が、銀賞や銅賞にも滑り込めず優良賞(参加賞)に留まってしまった、というのは1人のNコンファンからするとかなり衝撃的な結果と言えます。

七生緑小学校の強さは明らかに指導者のチカラ

※ココからは僕の感じている個人的なものになります。

小学校の合唱団の強さというのは「指導者」が9割、「子供達の素質」が1割、だと僕は思っています。
子供達の団体としての能力を0にするのも100にするのも指導者の能力次第です。

七生緑は公立の小学校ということもあり、地方から合唱部目当てで生徒が集まったり、推薦やスカウトで生徒を獲得しているような学校ではありません。でも何故ここまで強いのか?

七生緑の強さの訳を紐解くといくつかの要素が浮かんできます。

後藤朋子先生

七生緑の合唱部を指導していたのは後藤朋子先生です。
合唱界では有名な方で、七生緑の強さは後藤先生によるものだと言う事は、誰もが認める事実だと思います。

でも、七生緑小学校は公立校です。
異動があるんです。

現在、後藤先生は日野市立平山小学校で教鞭に立たれている様です。
昨年度で七生緑小学校を去っていたんですね。

そういう背景もあり、連覇がストップしたというのは否定できません。

が、何度も言いますが、それでも全国大会にまで残れる七生緑って、やっぱりスゴイなぁ。と思う次第です。
学校の協力体制、保護者のサポート、子供達に根付いている姿勢、そういったものがしっかりしているんでしょう。

賞を逃した時、その後の七生緑の子供達の態度もとてもしっかりとしており、合唱以前にしっかりとした教育を受けていることが伺い知れました。

覚 和歌子 詩/横山潤子 作曲

もう一つ、七生緑の強さを考えたときに出てくるのが自由曲の絶妙な選択にあると思います。

8連覇の自由曲は

  1. 樹形図 (作詞:宮本益光 作曲:加藤昌則)
  2. お日さま(作詞:スティーブンスン 訳詞:吉田映子 作曲:横山潤子)
  3. くじらになりたい(作詞:覚 和歌子 作曲:横山潤子)
  4. 未確認飛行物体(作詞:入沢康夫 作曲:横山潤子)
  5. むかし ことばは(作詞:覚 和歌子 作曲:横山潤子)
  6. ああ ひまわり(作詞:覚 和歌子 作曲:横山潤子)
  7. ベーグルと坂道(作詞:覚 和歌子 作曲:横山潤子)
  8. 何度生まれ変わっても君の恐竜になりたい(作詞:覚 和歌子 作曲:横山潤子)

これみて気がつくと思いますが、「覚 和歌子 詩/横山潤子 作曲」の曲がとても多いです。特に8曲中7曲が横山潤子さんの作曲による作品です。中高生レベルのテクニカルな混声と子供らしい美しさを兼ね備えた作品が多いです。

このお二方の合唱曲っていうのは広く歌われており有名なモノも多いのですが、七生緑の自由曲はコンクールのために覚さんと横山さんが書き下ろした曲というケースが多いみたいです。なので「コンクールが初演」という場合も多いです。

この辺は色々な意見があると思います。

それはズルい
王者の特権
個人的な繋がりによる楽曲提供?

まあ確かに、それやられちゃったら敵わないよなぁ。
と思う方の気持ちも理解出来ます。

ちなみに後藤先生が離れた今年の自由曲は

「花」作詞:村野四郎 作曲:加藤昌則

と、覚和歌子 詩/横山潤子 作曲の楽曲では無くなりました。

そういう意味で「楽曲のチカラ」を借りれなかった、と言うのも連覇ストップの要因の1つかもしれません。

Nコンについて思っていること

Nコンファンであり、七生緑ファンである私ですが、今回の七生緑連覇ストップは「Nコン」としては良い事だったんではないかな?と思っています。

なんせ後藤先生時代の七生緑は強すぎたんです。
高校ラグビーの花園大会に帝京大学ラグビー部が参加しているようなもんです。

「後藤先生が指導している限り七生緑は勝ち続ける」と、全国のNコン関係者、学校の指導者、そして生徒自身さえ思っていたんではないでしょうか?

うちの娘も小学校を卒業してから毎年Nコンは見ていますが、「今年もどうせ七生でしょ」という発言が出るほどですwww
でも合唱を聴くと「こりゃ七生だね」と納得するわけです。

これはある意味、コンクールとしてはつまらないワケですね。
毎年同じ顔ぶれですから。

スポーツのように団体競技でも個人の活躍がフューチャーされ、その後プロ行きだったりとか、そういうタイプの競技なら話は変わりますが、合唱って団体芸術なので、個人の個性を感じ無いほど素晴らしい仕上がりになるワケです。

Nコンはエンターテイメントの要素があるので、私の様な現役から離れたNコンファンからすると、そういった安定よりも新しい合唱団に巡り会いたいという気持ちが強くなっちゃうんですよね。

そう感じている人は多いと思います。
※個人的主観です

岩手県北上市立黒沢尻北小学校合唱部が金賞!!!

そんな今年のNコンで金賞を受賞したのは「岩手県北上市立黒沢尻北小学校合唱部」でした。
おめでとう!!!

素晴らしい演奏でした。

正にゲームチェンジャーが現れた感じです。

レベルが高い。

小学生の合唱のレベルはドンドン挙がっています。
ある意味「打倒七生緑小学校」の結果かも知れません。

来年以降のNコンがどうなっていくかが楽しみです。


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