Mac本体のシリアル番号に関するリポートです。
まず、経緯を下記に書いておきます。
シリアル復元までの簡単な経緯
- MacPro2013 (Late2013)
- 3Ghz 8コア Xeon E5
- メモリ32GB
- GPU AMD FirePro D700 6GB
このマシンを2016年から使用しています。
仕事ではAdobe CCの各種アプリを運用。
2022年10月にAdobe CC2023がリリースされたので、試しにCC2022からアプリをアップデートしました。
するとCC2023アプリがほぼ全て起動時にエラーを起こす現象に遭遇。
ちなみに、この時偶然にもマシン環境の改善でMacStudioを導入。
そちらではCC2023は問題無く起動します。
MacPro2013での起動エラーの件を、Adobeフォーラム&チャットサポートでアドバイスを得るも未解決。
- AdobeCCの再インストール
- MacOSのクリーンインストール(TimeMachine復元は使用しない)
上記を試すも起動エラー。
クリーンインストールでも改善しないというのは致命的。
他に同様の報告がネット上に無いため、ハードウェアの問題である可能性が高いと断定しました。
Macのハードウェアテスト(Command (⌘) + D)を試したところ、
NNN-001 シリアル番号が見つかりませんでした。 コンピュータにはサービスが必要です。サービスに連絡してください。
というエラー。
ここでシリアル番号が消えている事に初めて気がつきました。
システムレポート等を見てもやはりシリアルが「なし」になっていました。
シリアルが無いと起こる有名な事例
Macのシリアルが無くなった、という話はチラホラ見掛けます。
- 整備済み備品を買ったらシリアルが無かった。
- 修理に出したらシリアルが消えた。
- 起動ディスクを交換したら消えた
- OSアップーデート消えた
こんな原因があるそうです。
僕の場合は恐らくOSのアップデートかなぁ。
たぶん。
それから、シリアルが無くなると、imessageやFacetime等が使えなくなるという情報がありました。
実際にクリーンインストール後から使えなくなりました。
※クリーンインストール前はシリアルがある状態でログインしていたので、そのままログインを維持していたため起動可能でした。
Apple IDと紐付いている一部のアプリに不具合が出るみたいです。
※写真やiTunesは起動可能
そこで思いました。
CC2023の起動エラーもMACのシリアルが影響していると。。
そこでシリアル復元に挑みました。
Blank Board Serializer
調べると「Blank Board Serializer」というアプリがありました。
どうやらAppleのエンジニア向けアプリ?の用です。
やり方がちょっと分かり辛いです。
日本語ページでも情報がありましたが、その方法だと僕は上手く行きませんでした。
https://www.iclarified.com/81774/how-to-fix-a-missing-or-unavailable-serial-number-on-your-mac
ここの英語ページのやり方で僕は成功しています。
肝心のアプリのDLは下記です。
https://www.macintoshrepository.org/26584-blank-board-serializer
ファイルが4つありますが、
比較的近年のMACの場合「MBPr-2013-BBS.dmg」が対応しているようです。
一番上の
比較的近年のMACの場合「MBPr-2013-BBS.dmg」が対応しているようです。
一番上のBlankBoardSerializer_v3T106693-6430.dmg は2007年アタリの古いMAC用みたいです。
やり方は先ほど紹介したページを翻訳して見ていけば分かると思います。
ちなみに、MBPr-2013-BBS.dmg このファイルを展開してもダメです。
ターミナルを使ってUSBメモリにMBPr-2013-BBS.dmgを書き込んで(インストール?)、再起動時にOption押しながらのブートメニューでUSBメモリを選択(EFI ブート)。
その後は正しいシリアルを書き込んで適用させて再起動すればOKです。
シリアルは間違えるとやり直しが出来ないそうです。
「ホントにコレで合っていますか?」的なアラートが4回位でるので、確実なシリアルを入力するように。
再起動したら、シリアルが完全に復活していました。
そして
Adobe CC2023も起動するようになりました!
Adobeアプリが(CC2023だけ)MACのシリアルを拾っているとは知りませんでしたが、コレにて解決しました。
Appleのジーニアスバーに持って行くと修理してくれるそうです。
修理費用は不明ですが、一部情報では無料だったという方もいました。
多分、同じ方法で作業すると思うので、今回の方法で自己解決するのもアリかと思います。
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