今回は久々のLCGネタです。
ESCです。
AM32搭載のESCは以前このブログでも何度も紹介しました。
まだここまで普及する前ですが、自分でドローン用のESCを買ってファームウェアフラッシュに挑戦したこともありました。
今やAM32 ESCはLCG界隈ではスタンダードになりつつあります。
そんなESCの恐らく今現在の頂点とも言える製品が「サイレントアサシン(沈黙の暗殺者)」です。
G-SPEED / silent assassin 70amp ESC"
まず始めに書いておく必要があるのは、このESCは
G-SPEEDの製品では無い
ということです。
G-SPEEDのサイトって他のメーカーのパーツ類もセレクトショップ的な意味合いで扱っています。このESCもそうです。
ちょっとその表記がややこしくて、一瞬「G-SPEEDオリジナルESC?」と思ってしまいそうですが、これは別のメーカーが作っているものになります。
で、一体なんだんだ?このESCは?という事ですが、僕が調べた限り
Zerogravity Rc
というチーム/グループが製造している製品のようです。
もうちょっと調べると、色々なメーカーのチームドライバーをしている「Josh Neuman」さんという方らしいです。
特定のWebサイトは存在しません(僕の調べでは)。ですが、FBのグループが存在します。そこで情報交換がされています。
基本的に入手困難なESCですが、評価がもの凄く高く、現在存在するアウトランナーモーター向け&軽量&静音のLCGコンペクローラーESCとして最高の性能だと方々で言われています。
ただし、これ、ベースはAM32です。
元もドローン用のESCです。
Holmes HobbiesのCrawl Master miniやRHINORCの同等ESCなど、AM32搭載スピコンは種類が増えてきました。でもこのサイレントアサシンが人気を得ている理由は恐らく「プログラム」です。
★以下の内容は未確認です。僕の予想というか推測です。こうで無ければこの価格になるはずが無いし、これだけ評価が高くならないと思うから。
まず、AM32はファームウェアです。
別売りのUSBプログラマーを購入すればパソコンでの設定変更が出来ますが、ファームウェア自体の書き換えは出来ません。(パソコンで言うとOSとソフトの差)そのファームウェアの基本的な設定値や様々な動作のプログラムは、そのESCの製造者の腕と経験にかかってきます。
もうちょっと詳しく書くと
純粋なAM32は、AM32の開発者であるAlkaMotorsのPeteさんが書き上げたプログラムです。パソコンで言うOSですね。AM32はオープンソースなので自由に改変&配布が可能です。例えばHolmesのAM32はHolmesなりの調整がされたプログラムでフラッシュされています。例えるならOSを書き換えているようなモノ。専門的な知識がないと出来ない事です。サイレントアサシンも同じくJoshさんという人がプログラムを書いているんだと思います。正しくは"調整"ですかね。自分のクローラーの経験から最適な設定値をファームウェアとして作った結果、それが多くの支持を得ているという事です。
このファームウェア自体のオリジナリティがこのESCの重要な所です。
で、この製品ですが、「 10 極 1600KV モーター」用に事前にプログラムされているそうです。この設定の変更はプログラマーがあればPCでだれても可能です。希望がある場合購入後に希望の設定を反映してもらうことも可能のようです。
価格は24,500円
高い・・・・(笑)
確実に安心に手に入れるならG-SPEEDが良いと思います。
サイレントアサシン 70amp ESC
https://gspeedchassis.com/products/silent-assassin-70amp-esc?_pos=1&_sid=9dd2e0bd8&_ss=r
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