AXIAL SCX10 III Basecamp ビルダーズキットのビルド情報。その5です。
今回は今まで制作した、アクスル・トランスミッション・サスペンション・リンク・ドライブシャフトなどをシャーシに組み込んで最終的な形にしていきます。これでラストになります。
今までのベースキャンプビルド情報は下記を参照ください。
F1-F4 – シャーシ アッセンブリ / SCX10ⅲBasecamp Kit
こちらの「F」行程はF1-F25まであります。
ですが、作業自体はそれほど複雑ではありません。いままで制作したパーツ類をシャーシに組み込んでいきます。
AXIALのプラスチックパーツはとても品質が良いです。
色も黒々としております。
SCX10 III ラングラーキットを製作した時に感じた点がいくつかあります(3年前ですが)。
一度ネジを締め込むと、穴がバカになってガバガバになる箇所がありました。あと逆に穴が小さくてタップを切らないと厳しい箇所もありました。でも今回のベースキャンプキットではそういった箇所は1つも無かった記憶があります。
ネジ類もなんか綺麗です。
金属パーツ1つとってもなんかクオリティが高い気がします。
という事で制作開始です。
F1-F4 スキッドプレートにリンクを装着していく
こちらのスキッドプレートにアッパーとロワーリンクを装着していきます。
このスキッドプレートはBaseCamp用のモノで、ノーマルのSCX10 III用とは少々違います。
ですが、ビルド自体の方法ほぼ同じです
ポイントはアッパーリンクをこういったパーツに固定しスキッドにネジ止めするところ。こういうスタイルは他であまりありません。
脱着が楽と言えば楽ですが、カスタム性は低いかな。。。。面倒くなります。
ロワーリンクも装着しました。
これで、ここまでは完成。
F5 サーボマウントの件
このキットにおける最大の「?」ポイントがここです。
これはこのキットに限らず、近年のAXIAL製品の「?」ポイントとも言えるかもしれません。
結論から言うと、「サーボマウントのサイズの汎用性が低い」ということです。
どういうことかというと、
9imodのサーボを取り付けようとしたら、幅がどうやっても合わず、装着出来ませんでした(笑)
これね〜、似たようなケースをSCX10 IIIのキットでも経験しています。
サーボの種類を変えても同じでした。
ちなみに、指定の位置では無い場所だとスンナリ入ります。
でも、ステアリングリンクの長さなど諸々考慮すると、指定の位置にサーボを装着する必要があります。
という事でリューターで削りました。
そして、ピッタリ入るようになりました。
この「削る」という行為は抵抗ある方もいると思いますが、僕の主観ですがこの場所は強度はそれほど関係無いので大丈夫だと思います。
海外でのビルド事例やフォーラムでのリポートなどを調査すると、削っている人が大半でした。ただし、無加工で装着出来るサーボも存在します。サーボの頭部分の形状によります。
要はですね、「SPEKTRUMのサーボを使え」という事だと思います。BasecampのRTRで使用されているサーボがコレ。"S614 Waterproof Metal Gear Surface Servo, 23T"。頭の形状が角張っていないのであのマウントにも入りそうですよね。
AXIALはHORIZON HOBBYの傘下にあるブランドです。SPEKTRUMも同じくです。なので同じグループの機器を使用することが前提になっており、そういう設計になっている事が度々あります。これがAXIALの微妙な点と僕は思います。
他のメーカーではこういうことは経験したことがありません。
F6-F25
ここから一気に最後まで進みます。
いよいよレールの登場です。
SCX10 IIIのレールと同じ物です。
シャーシのジオメトリが変わるとそれは別のクルマになりますので当たり前ですね。
SCX10 IIIは2本のレールを組み合わせて1本にします。
ホイールベースを短くすることは可能ですが、313mmより長くすることはオプションパーツが必要になります。
レールを組みながらサーボマウントやショックマウント、サイドプレートなどを装着していきます。
この段階ではまだ左側のレールにパーツをネジ止めするだけです。
形になってきましたね。
スキッドプレートも装着しました。
スキッドはレール2本と共締めします。
そしてやっと反対側のレールも装着
トランスミッションを載せます。
この時、リンクやドライブシャフトがバラバラと邪魔になります。。
マスキングテープなどで固定しておくとやりやすいかな。
そしてアクスルを装着。
リンクと固定するのですが、この時アッパーとロワーの位置を間違えないようにしましょう。
で、サスペンション装着したら完成です。
ビルダーズキットなので、タイヤとかホイールは付いていません。
バンパーもマウントだけでしか付属していません。
ビルド自体の難易度は高くありません。
アメリカ製のクローラーキットはとても作りやすいです。ある意味タミヤのキットの方がよっぽど難しいです。
そしてこのキットは、今後のAXIALのスタンダードクローラーキットとして数年にわたり存在し続けると思われます。(SCX10 II ビルダーズキットの後継機的位置付け)
間違い無く1台持っていて損は無い製品かと思います。
1/10 SCX10 III BASE CAMP 4WD ROCK CRAWLER BUILDER'S KIT
https://www.axialadventure.com/product/1-10-scx10-iii-base-camp-4wd-rock-crawler-builders-kit/AXI03011.html
コメント