【検証】AXIAL SCX10 III ベースキャンプは、LCGマシンのベースキットとして使えるのか?

先日ひとまず形になったAXIAL SCX10 III ベースキャンプビルダーズキット。

ちょっと思った事があったので検証してみました。
それは

BasecampキットはLCGマシンのドナーとして使えるのか?

という事です。

現状、容易にLCGマシンを組む場合は、
ELEMENT ENDUROが一般的です。
以前はAXIAL SCX10 IIもドナーの代表的なマシンでしたが、発売が終了した現在ではやはりENDURO一択というのが現実です。

ということで、Basecampキットを、G-SpeedのV3シャーシにコンバート出来るか?
という点を見ていこうと思います。

目次

BasecampをLCGへ

まず結論から言います。

無加工・別途パーツの導入無しでは無理です

ただし、G-SPEED V3の場合は無理という意味です。
数多く存在するメーカーの中には可能な製品もあるかも知れません。

ポイントは2点

  • スキッドプレート
  • パンハードマウント

LCGマシンをコンバートする際、この2点さえマッチングしていれば無加工でほぼ組み上げることが可能です。

スキッドプレートが特殊

Basecampのスキッドプレートですが、SCX10IIやSCX10IIIの物とは違います。
※SCX10IIIのスキッドとほぼ同じ形状ですが型番が違い、ミッション固定の穴数が違う

黄色の丸がミッション固定穴
赤丸はレールと固定する穴

いわゆる一般的に出回っているLCG用のスキッドと大きく違います。

なので、LCG用のスキッドプレートを使用してミッションだけBasecampの物を使うという事はちょいと厳しい。今後メーカーがBasecamp用のスキッドを作ってくれたら別ですが。

レール固定も赤丸がBasecampのサイズです。

約29mm

ELEMENTは約37mmです。
Basecampではリンクを固定するための穴がこの間隔でした。

この穴の間隔が問題。

もちろんスキッドに自分で穴開ければOKなんですけどね。

G-SPEED V3シャーシにはこの37mm間隔の穴しか開いていません。
なのでBasecampの純正スキッドを流用することも基本的には出来ません。
※カーボンレールに穴開ければOKですが

ちなみにこちらの2.LOWミッションもどきに付属していたスキッドにはELEMENTとAXIAL用の2つの穴が開いていました。

ただし、ミッション固定用の穴は位置が違うので利用出来ません。

パンハードマウントは工夫次第

こちらBasecampのパンハードマウントです。
ELEMENTやSCX10IIの物とは違います。
出っぱってはいるけど、底まで出ていない。

ELEMENTだとこんな感じになります。結構外側にパナールロッドが出てくるイメージ。

SCX10IIだと逆に内側です。

この位置が違うと言う事は、パナールロッドの長さが問題になってきます。
あと取付角度ですね。

角度はどうにでもなりますが、ロッドの長さは調整が必要になってくると思います。

まとめ

ということでこの2点がコンバートする際の問題点となりそうです。

【スキッドプレートに関しては】
シャーシレールに29mm程の間隔の穴が開いていれば、純正スキッドをそのまま使えます。

【パンハードマウントに関しては】
ロッドエンドの調整、または別のリンクを採用することで解決しそう

今回の検証は、G-SPEED V3のELEMENT ENDURO用キットをベースに考えていますので、他のキットやシャシーレールの場合、すんなり組み込めるというケースもあると思います。
それでも、スキッドプレートだけAXIAL純正を使用するのが現状の状況だと思います。

今後各メーカーがBasecamp用のLCGキットを出してくることを期待したいです。
ENDURO SE用もね。

Rock'n Crawlers ブログの新着記事をメール購読する

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次