昨夜リポートしたAXIALの新製品リーク情報。
記事公開して30分もしないうちに、発表されました(笑)
AXIAL SCX10 PRO
正直、興奮しました。
だってAXIALから全く新しい1/10スケール クローラーが登場したんですから。
しかもコンプクローラー。今風に言えばLCGマシンです。
いつかこういう形で大手メーカーが「LCGマシンの製品化」をする時が来ると思ってましたが、まさかこのタイミングとは・・・という感じです。
そしてSCX10 PROという名称。
初代SCX10,そしてレジェンドSCX10ii、僕のファーストマシンであるSCX10iii。
この流れを知った上での「SCX10 PRO」。
ヤバいっす(笑)
という事で、紹介していきます。
1/10 SCX10 PRO スケーラー 4WD キット - AXI03028
まずこの製品ですが、RTRではなくて「キット」です。なのでメカ類は付属していません。
そして、ボディやタイヤ&ホイールも付属していません。
一般的にいう「ビルダーズキット」的な製品です。
つまり、シャーシ部、上の画像のパーツだけのということになります。
製品ページにボディを搭載した宣材画像が公開されているので、これも一緒に付属してくるのかと勘違いしそうになりますが、入っていないのでご注意を。
これはあくまでもイメージという事なんだと思います。
恐らくPROLINEのボディを使用しています。
※ボディについては別記事で新情報を紹介しています。
競争用のスケールクローラーを構築する最も簡単で便利な方法
この製品のコンセプトは「競争用のスケールクローラーを構築する最も簡単で便利な方法」これに尽きます。
2年程前から世界的に盛り上がりを見せている超走破性重視「LCG=低重心」マシンは、専用のシャシーレールを導入し、既存マシンからコンバートしたり専用パーツで組み上げたりと、マニアにはたまらないカテゴリーとして確立されたわけですが、どうしてもハードルが高いという部分があり、なかなか手を出せないという方が多いのも事実です。
SCX10 PROの登場はそんなLCG市場、コンペ市場を大きく変えうる革新的なものかもしれません。
SCX10 PRO シャーシ
それでは概要を見ていきましょう。
アルミニウム製のシャシーレール。
形状はトップからアンダーの高低差が高く、正にLCGシャーシですね。
スキッドの傾斜もあるように見えます。
リンクは見た感じストレートですね。
ハイクリアランスタイプではありません。
3リンク式、4リンク式に対応しています。
サイドプレートの幅が結構ありますね。
繰り返しになりますが、この製品は写真に写るシャーシのみの製品となります。。
ELEMENT ENDURO ビルダーズキットやSCX10ii Raw Builders Kitと同じスタイルです。
スチールチューブ付きマルチピースアクスル
特徴の一つがアクスルです。
このアクスルはSCX10iiiで採用されたAR45アクスルをベースにした全く新しいものになっています。
サーボをアクスルマウントにすることも可能ですし、シャーシマウントにも出来る様になっています。
このアクスルの位置、面白いですね。
こんな風にマウントを装着して付ける様です。
スタンダードサイズサーボの下側がホーシングの後に位置する感じですね。
それから、ホーシングの一部はスチール製です。
こういう細かい部分がまさに「PRO」です。
モーターはフロント
モーター位置はご覧のような場所です。
いわゆるフォワードモーター。
重心が低い位置に配置されるので、重いブラシモーターを使うのが逆に効果的かもしれません。
トランスミッションとサスペンション
そしてトランスミッションですが、コチラも新しいミッションです。
特徴は40%のアンダードライブ搭載という点。
しかも手動またはマイクロサーボにて切替が可能になっています。
このギミックはVanquishのPhoenixで採用されていますが、他メーカーで搭載されたのは初です。
アルミショック
サスペンションも新しい製品です。
ハーフスプリングタイプでカッコイイです。
ちなみにコチラは完成済みで同封されています。
単品で買うと2つで$49.99です。
という感じで、全く新しいシャーシキットです。
これは気になる方多いんじゃ無いでしょうか?
僕も欲しい物リスト上位に一気に食い込みました。
SCX10 PROを冷静に考える
まずスペックを。
最低地上高:57.1mm
ホイールベース:318mm
重量:1.4kg
一般的なサイズですし、重量も軽くて良さそうです。
ただし、正直に言うと、安っぽい(笑)
- プラスチック感がやたら目立つ。
- トランスミッションのデザインがなんかなぁ
まあ、コンペモデルなので、実力が全て。
という部分はあるのですが、なんとなくつまらない・・・・。
もちろんAXIALはこれを「LCGマシン」とは言ってません。
あくまでも「スケール コンプ クローラー」というニュアンスです。
AXIALというメーカーの哲学やイメージを崩さないレベルで、現在のLCGシーンに参入してきた、という感じだと思います。
なので、今現在ガチのLCGを組んでる方にとっては、SCX10 PROを導入するメリットはそこまでない気がします。趣味にメリットも何も無いんですが・・・・。
でも、今までスケクロで楽しんできたけど、LCG興味ある!やりたい!
でも自分でパーツ買い揃えて組むのは厳しい!
そんな方、
あと、スケクロよりもとにかく走破性重視!という方にとっては、このマシンはベストな選択になり得るポテンシャルがあると思います。
でも価格は
$429.99
これはシャーシキットとしてはなかなかの金額ですよ。
SCX10iiiのラングラーキットが$349.99ですからね。
VP Phoenixは$379.99。
ボディ、タイヤ、ホイール、メカ無しで$429.99はやはり「PRO」たる自信の表れかもしれません。
でももちろん、サスペンションとか諸々イイパーツが付属しているという事があるから高くなっているんだと思いますので、それだけの価値はあるんだろうと信じたいです。
それから、今後の展開です。
AXIALの製品は、出れば必ず世界中のアフターパーツメーカーが色々なものを作ってきます。
その強みは大いにあると思うんですね。
ユーザーに育てられて、SCX10 PROの製品力が今後ドンドンアップしていく可能性は高いでしょう。
あと、現在キットだけの発売ですが、数ヶ月したらRTR版が出るのでは?
という気もします。
SCX10iiiもキットが初リリースで数ヶ月後にRTR出ましたからね。
流れて気には同じだと思います。
で、その時のボディがコレなのかな?
なんて予想します。
という事でAXIAL の新製品 SCX10 PROの紹介でした。
間違い無く今後大注目の一台です。
個人的には次はPhoenixキットかな、と思ってましたが、SCX10 PROの登場でまたまた分からなくなって来ました(笑)
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