今回はプロポの紹介。
中国の深川市にある「WFLY」という送信機メーカーの” X9″という9chプロポです。
ちなみに、この製品に技適はありません。
あくまでも製品紹介というスタンスですが、海外在住とかそういう方にはFLYSKY NB4 Nobleに次ぐベストバイ製品かもしれません。
特にRCクローラーの場合5ch以上欲しい!って場合ありますからね。
でも9chって、スゴイですよね。NB4の8chを意識しているのでしょうか(笑)
WFLY について
Shenzhen WFLY Technology Development Co., LTD. (WFLY)
WFALYは中国の深川市にあるホビーラジコン用の送信機メーカーです。
2004年に設立されています。
主なラインナップはスティック型のプロポです。
空用ですね。
過去にはRCカーようのホイラータイプもリリースしていたようです。
そんなWFLYの製品はAliexpressやBanggoodなどで購入可能です。
X9はリリースされて数ヶ月経っていますので、 海外サイトでの取扱店は他にも割と多いです。
どこで買えるか?
ちなみに日本のAmazonでも売ってました。
海外通販するより1万くらい高いです。
しかも海外発送扱いのAmazon取扱製品なので、届くまで時間もかかります。
Banggoodだと¥20,000ちょい https://jp.banggood.com/custlink/v3vCrOSmm1
Aliexpressだと¥23.000前後でした。
現状だとBanggoodで買うのが一番安く安心かもしれません。
WFLY X9
製品の外観
外観はご覧の様な感じ。
実にシンプルです。
フタバとかサンワとかなんとなくそっち系のデザインを彷彿とさせます。
ちなみに重量は318g。僕が使っているFLYSKY NB4 NOBLEは600gほどありますので大分軽く感じます。
ちなみに、電池式です。 バッテリーに入れ換えることも可能でUSB-Cによる充電が行えます。
質感は悪くないんじゃ無いでしょうか。
無駄に装飾が無く、日本のプロポ製品にありがちなロボティックなスタイルでも無く、好感が持てます。
さり気なくディスクブレーキ風のデザインが取り入れられているのも良いですね。
- 高さ:185mm
- 奥行き:147mm
- 幅:110mm (ホイラー部分含む)
サイズは普通って感じです。
NB4のように特徴的で斬新なスタイルというわけでは無いです。
ただしこのプロポの最大の魅力はディスプレイにあります。
タッチセンサー式 カラーディスプレイ採用
今ではプロポもカラーディスプレイによるタッチセンサー式が普通になってきました。
実際、RCクローラーの場合そこまで設定する項目ってないので使いこなすことはないと思いますが、カラーモニタでタッチ式だと、直感的に数値を変更出来るのって凄く便利だし間違いも起こりにくく使っていてホントに便利だとNB4ユーザーとしては思います。
X9のディスプレイUIの特徴ですが、タッチセンサーで各種メニュー階層の移動や設定を行うと同時に、数値等の細かい設定には本体横にあるノブを使って素早く変更が可能になっています。
これも結構縁だと思います。
対応言語は英語と中国語だけです。NB4の様に日本語は対応していません。
X9の機能
X9は最新のプロポという事もあり、20000円で買えるプロポにしては多機能です。
メモリー40台
例えば「40台分のモデルメモリー」の登録が可能です。
40台というとフタバの10PXとかと同じです。NB4でも20台です。実際40台も登録するか?と言われると微妙な所ですが、スゴイです。
9ch仕様
そしてなんといっても、 9ch仕様!!という多チャンネルプロポである点です。
付属の受信機は6chのRG206Sですが、別売りのRG209Sを買えば9ch運用が可能です。
RCクローラーの場合多チャンネル欲しくなることが度々あります。僕もAXIAL SCX10iiiで5chが必要で悩んでいたときにNB4を知り購入した事があります。
- ステアリング
- スロットル
- DIG切り替え
- 2速ミッション切り替え
- デフロック切り替え 前
- デフロック切り替え 後
- LEDコントロール
- ウインチ
たとえばこれだけ制御しようと思うと8ch必要になりますからね。
特にTRX4を社外プロポに変えたい場合は最低でも5ch必要になります。
ステアリング、スロットル、2速ミッション、デフ前、デフ後
この場合国産プロポでやる場合は、フタバの7PXRか10PXを使わないと無理です。
スイッチ
割り当て可能なスイッチは7箇所あります。
これでにステアリングとスロットルが加わるので合計9chフルで割り当て可能ですね。
スゴイ。
そのほかLED装飾や折りたたみ式アンテナとか、画像の様なイメージとなります。
X9無線送信機:
モデル:X9
チャンネル:9チャンネル
働く流れ:260-400mA
動作電圧:3.5V-6.0V(1Sリチウム電池または4xAA電池)
周波数ホッピング:FHSS
変調:LORA
周波数帯:2.4GHz(双方向伝送)
送信電力:≤100mw
リモコンの距離:> 600メートル(空間への干渉なし)
温度範囲:-10℃〜+60℃
Simulator接続:3.5mm(PPM)
アプリケーション:車、ボート、戦車、ロボット
ストレージ:40セットのモデル
ミキシングコントロール:プログラミングミキシングコントロールの5つのグループ
言語:中国語、英語
音声:音声ブロードキャストをサポート
アップグレード:USBオンラインアップグレード
サーボ:180/270°をサポート
画面:3.5インチ静電容量式タッチ、320*480カラー画面
充電:1Sリチウム電池(Type-c)をサポート
寸法:185x147x110mm
重量:318g
RG206S RCレシーバー:
モデル:RG206S
チャネル:6ウェイ(PWM)
動作電流:95ミリアンペア
動作電圧:3.5V-9.0V
周波数ホッピング:FHSS
変調:LORA
周波数帯:2.4GHz(双方向伝送)
GPS:速度測定をサポート
W.BUS:S.BUSと互換性があります
解像度:フルチャンネル4096の解像度
温度範囲:-10℃〜+60℃
外部電圧検出:DC 1〜36V
アップグレード:オンラインアップグレード
サーボ:180/270°をサポート
寸法:33.5×22.0x12.5mm
重量:7.6g
技適は無いですので、基本日本での使用はできません
この製品、とても魅力的ではあるのですが
技適がありません
恐らく今後取得する予定も無いと思います。
そもそも海外のプロポメーカーはよっぽどのことがないと日本市場を気にしてくれません。
分母が小さいですからね。
技適に関してはこのブログでも何度も触れてきましたが、ブログ発信者としての僕の立場上、公には無視するわけには行かないので、「WFLY X9」を日本で使用することは”違法”という事実だけお伝えしておきます。
仮にWFLYが日本市場に可能性を感じ、現在技適申請中だったとしても正式に認可され、技適番号が発番され総務省のページに掲載されない限り「技適は無い」ことと同じなのでやはり「違法」となってしまうと思います。
じゃあ、なんで紹介してんだよ!!って話ですが、このブログは海外でも見てくれてる方が結構いるみたいなので、情報をシェアさせて頂いてます。
あとは自己責任で!!というスタンスです(笑)
ぶっちゃけ個人輸入の場合はだれも分から・…・。
コメント
コメント一覧 (2件)
このプロポ気になっていたので解説ありがとうございました!
日本語と技適が無いのが非常に残念です…。
これから言語はいいとして技適取得に期待して気長に待っておきます。
それにしても日本メーカーのミドルプロポにもせめて5ch位のやつは発売してほしいですね。
技適は期待したいですね。
ただ、この製品に関しては今のままでは技適は取得できないと思います。
スペックによると送信電力:≤100mwとなっています。
技適は10mW以下でないと通らないので完全にアウト。。。。
ただし日本向けのファームウェアを作って、ソフトウェア制御で10mW以下に出力を抑えてくれれば可能になるかもしれません。
それを期待したいですね!!!
5chプロポ出して欲しいですね。
高機能じゃ無くて良いんで、5ch、6chプロポ出したら一定の需要はあると思うんですけどね。。