【謎多き】タミヤRCシステム 〜 ファインスペック2.4G 〜 製品概要が独特でいまいち理解出来ません

まず、この記事は「タミヤRCシステム」の事を”ディスる目的”で書いているわけでは無い、という事だけは前提として認識して頂ければと思います。


色々とRC関連製品の事を調べているここ数年ですが、未だに良く理解出来ていないのが「タミヤRCシステム」です。

大体は分かっているんです。
でも、細かい部分が理解出来ていません。

なんとなくですが「謎に包まれたRCシステム」って言う感じです。
言い換えれば「初心者にとって親切なシステム」、
更に言い換えれば「RCの自由度を奪う商売上手なシステム」

そんな印象が僕にはあります。

目次

ファインスペック 2.4G プロポセット (TRE-01付)

「これからタミヤのラジコンを始めよう」
でもメカ系は何も分からない。何を買えば良いのか分からない。
どうしよう・・・・

そんな時にオススメされるのが多分コレ。

僕もラジコンを始める時に、CC-02のキットにこのファインスペックがセットになった製品をショップで見つけて、購入寸前までいった記憶があります。

受信機とESCが2in1になっているTRE-01。
TSU-03サーボ(アナログサーボ)とプロポ本体がセットになっているので、バッテリーさえあればコレで完結する優れもの。
というのが売りのひとつ。

ちなみに付属のTSU-03サーボは、アナログサーボでトルクが3.5kg/6v。対応電圧は4.8-6.0Vです。単品価格は3,850円。高い・・・。

それからESCと受信機が一体型になっているTRE-01は単品では売っていません。このセットでのみ付属している機種みたい。リポも非対応ですしスペック的にRCクローラーで使えるような代物では無いです。

それから、受信機と一体型というのが、またややこしいところ。
受信機と2in1タイプのESCは海外のRTR製品でもよく採用されていますが、欠点はプロポの変更する場合ESCも一緒に交換する必要があるんですよね。逆にESCの変更をしたい場合も受信機を別に用意する必要がある。

面倒くさいです。

さらにこのプロポ、どうやら複数台のマシンを切り替えて使えるようなタイプでは無いみたいです。
別売りの受信機があって、それぞれペアリングさせてモデル切替で管理出来るなら普通なんですが、このファインスペックセットの場合、1台に付きプロポも1台必要になってくるみたいです。たぶん。。。

受信機の通信方式プロトコルも他と互換性があるのか?とかその辺もちょっと調べて見ても分かりませんでした。まあ、無くて当然なんですが・・

なので、完全なエントリー向けプロポセットって感じなのかなと思います。
ある意味、タミヤのガラパゴス化を象徴するメカシステムって印象です。

ただ、考え方によってはコスパ優れるシステムで、ライトにRCを楽しみたい場合はこれが最適化もしれません。


定価は¥9,900。
ただし、各ショップでは価格が上がっています。

定価で買えるならコスパ良いですが、19800円は意味分からないです(笑)

ファインスペック 2.4G プロポセット (TBLE-02S付)

こんな製品もあります。
これは定価が¥14,080。

こちらのセットだと、受信機とESCが別々になっています。

ESCはTBLE-02S

ブラシレスとブラシモーターの両方に対応しています。

受信機は別体型。
って事はこれだと、この受信機を別に用意すればセットのプロポ一台で複数台運用出来るのかな?
モデル切り替え機能があるのかな?

でも、タミヤのサイトにはこの受信機単体での販売はしていないように見受けられます。
謎です。。

バッテリーと充電機も付いたコチラのタイプだと¥15000ほどで販売されています。
でもESCがTBLE-04Sというこれまた別のタイプ。

これも同じくESC単体での販売はしていません。
※一部ショップでは購入可能(洛西モデル等)

エクスペックGT-I 2.4G (電動RCカー用セット)

さらに調べて見ると、こんな上位版らしきプロポセットもありました。

これは3chタイプ。
定価は¥18480。

受信機はTRU-07というタイプ。
ESCもこれまた違うTEU-302BKというもの。


他にもスティックタイプのプロポやESCも複数種類、サーボもいくつかあります。

タミヤのRC周辺機器ページのサイトを見ていても、ぶっちゃけ概要が実につかみにくくて良く分からないです。

今後このシステムを導入することは確実にありませんが、天下のタミヤの製品という事で常に興味を持っている製品群ではあります。

さらにいうならば、この独特なRCシステムをもうちょっとワールドスタンダードな方向にシフトしていけば、次のステージに行ける気がします。

TAMIYA INC. 株式会社タミヤ

https://www.tamiya.com/japan/index.html

※当ブログは”株式会社タミヤ“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “TAMIYA,INC.

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 手軽にRCを始めてもらおうと考え抜いた結果が、この一体型受信機&アンプです。
    また、スターユニットシリーズと呼ばれる専用の小型RC用に開発されている、という一面もあります。

    タミヤはアナログ送受信機時代の平成初期から一体型のCPRユニットなる製品をリリースしていて、その思想は一貫してます。
    まぁ閉鎖的というかモンロー主義というか、そう感じるかもしれませんが、
    全くの初心者の子供でも扱いやすく、疑問や問い合わせがあっても販売店さんやメーカーも対応しやすいように、という配慮から成り立つ側面もある商品です。

    余談ですが、定価が高めなのは、
    街の模型屋さんでもある程度利益を取れるように、という考え方から設定されています。

    以上、ご参考までに。

    • コメントありがとうございます。

      とても納得がいく説明で色々と謎が解けた気がします。

      実際に僕の周りにも完全な初心者の方はファインスペックから導入されている方も多く、
      そういう方にとってRCへの導入の近道になっているんだなぁ、と感じました。

      貴重な知識を頂き、ありがとうございました!!

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