【新製品】HobbyWing QuicRun Fusion Pro 〜 ESC一体型モーターのPROバージョン

ホビーウイングから久々にクローラー用製品が新登場しました。

QuicRun Fusion Pro

おおよそ2年前に発売されたESCとモーターが2in1になっている[QuicRun Fusion BL SYS for Crawler-540 Spec]の新機種です。

目次

HobbyWing QuicRun Fusion Pro

前モデルの”QuicRun Fusion BL SYS for Crawler-540 Spec”がマイナーアップデートされた、という認識で問題無いと思います。

まずはこの製品の特性についておさらいしておきます。

先代のFusionについて

こちらは先代の“QuicRun Fusion BL SYS for Crawler-540 Spec”の画像。

モーターの上部にESCが付いています。
1つの筐体内に2つの機能が入っているので、ESC設置場所の問題や配線の問題を解決してくれることに役立ちます。

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発売後から人気が出て、今では”定番チョイス”とも言える名機の1つとなっています。

モーターはブラシレスで1200kvと1800kvが用意されています。
価格は日本正規品で¥21,200

FUSION PRO

こちらが新しいFUSION PRO。

ぱっと見の見た目は変わりません。

ですが、全長が短くなっています。

分かりますか?

全長が64mm→58mmと6mmショートに。

540モーターの場合大体48mm〜50mmの全長が一般的です。
550モーターはは55mm位が一般的

つまり先代Fusionの64mmって相当長いんです。

64mmという長さからシャーシへのインストールが出来ない、なんていう事例があったりしたのも事実。

そこを改善してきたのが、恐らく今回の最大のコンセプトだと思います。
58mmでも場合によっては干渉してしまう事も考えられますので、購入前に取付予定のマシンのスペースを確認しておいた方が良いです。

性能的にもアップデートされています。

前世代のFusionより8%効率的になり
電力損失が30%削減

まるでAppleの新製品みたいですが(笑)、この辺はベンチマーク的な数値であり、実際に体感することは難しいかもしれません。

そのほか走行モードが3種類あると大きくフューチャーされています。

前進/ブレーキ/後進
前進/後進
前進/後進(RPM同期)

この前進/後進(RPM同期)モード”Constant Speed Mode”は「定速モード」と言われ、スロットル量に応じて常に走行状態が変化します。走行環境の変化によって変化することがないので、クローラーに最適なモードになっています。

ちなみに先代FUSIONには走行モードを選択する項目は無く、完全にクローラー向けの仕様となっています。

つまりこのFUSION PRO、クローラー以外でも使えるというメリットがあります。
設定されているモーターのKV値も2300KVと高めです。
※先代は1200kv/1800kvの2種類

2in1 モーターは便利そうだけど若干怖い

ESCとモーターが一体型になったFUSION。
とても魅力的な製品です。

過去にもこの手の製品はあったそうですが、最近のRCシーンでクローラー向けの2in1をリリースしてきたのはHWが初かと思います。

今ではアメリカのSpektrumもリリースしています(恐らくHWのOEMか?)

また、受信機とESCが一体型という2in1製品も存在します。
そのうち3in1、つまり、ESC&モーター&受信機一体型、なんて物も発売されたりして・・・

ただ僕的にはちょっと怖いんです。

ESCが壊れたらモーター使えないですからね。
逆も同じく。

価格も2万超えですし。

ただ、このFUSION、「壊れた」という話はほぼ聞いたこと無いです。
高い防水性も確保されているようですし、過酷な仕様に耐えうる設計がされているのは事実。

そうい意味で経験してみたい製品であります。


FUSION PRO、まだ発表されたばかりで販売はされていないようですが、価格は恐らく先代モデルと変わらないんではないかな?と予想します。

¥20000超え、まは小さくなった分¥18,800位になるか?
とも期待を込めてしまいます。

HOBBYWING FUSION PRO
https://www.hobbywing.com/QuicRun_Fusion_PRO/

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは!
    いつも有益な情報、ありがとうございます(最初心の記事から頑張って読み進んでいます)。。

    QuicRun Fusion ProですがAmainのサイトを見たら$149.9でプレオーダーですね。
    もしESCかモータが壊れたら全部交換というのは私も同感です。
    まあでも、考え方によっては価格的にESC(ハイグレードの)ひとつぶんと考えることもできるかもしれません。

    「買っちゃおうかな」って気になってしまいます。

    もしよろしければご教示いただきたいことがあります↓。

    2300KV一種類ということですが、このKV値だとクローリング可能なのでしょうか?
    QuicRun Fusion Proを知る前は、もう少し低めのKV値でトルクがあった方がいいのかななんて妄想してました・・・

    お時間があるときにでもよろしくお願いします。

    • コメントありがとうございます。

      Fusion Proは僕も気になっています。
      ブラシレスのモーターとESCを別で揃えたら価格的に$150前後はしますからね。
      そういう意味では、コンパクトでメリット高いと思っています。

      2300kvというスペックですが、全く問題無いと僕は思っています。
      使った事はないのですが・・・。
      他のクローラー用モーターでも2300というスペックは多いです。

      KV値とトルクの関係は僕も実際の所は詳しくないのですが、
      ブラシレスの場合、「KV値が高い方がトルクは低くなる」
      ブラシの場合「ターン数が高い方がトルクが高くなる」
      と認識されていますよね。

      ですが、ブラシの場合ターン数が極端に高い、50Tとか100Tとか、
      そういうモーターは低速走行はしやすくなりますが、パワー不足を感じます。
      ブラシレスでも恐らく同じで、KV値が低いモーターがトルクが高いとは、必ずしも言えないと思います。

      逆にですが、
      KV値が高い方が最大電流が多くとれるハズですので、その分トルクとかパワー感はアップするハズなんです。
      実際、海外の有名なクローラー用モーターを販売しているHolmes HobbiesのPuller Proシリーズは、
      1800、2200、2700,3500kv
      というラインナップで展開しています。

      それから、KV値が高いから低速走行が出来ないというわけでは無く、速度の幅が広くなるという認識が正しいかもしれません。
      動画などを見てると、FUSION PROは優れた低速走行性能を有しているようです。
      瞬発力もKV値が高い方があるはずです。

      クローラー用の製品ですので、間違いはないはずです。

      https://www.youtube.com/watch?v=cWSdUgmOT4I

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