アメリカLCGシーンで絶大な支持を得ているパーツメーカー”Team Garage Hack(チーム・ガレージ・ハック)。
度々このブログでも製品情報をお伝えしていますが、久しぶりに大物製品の登場です。
TGHといえば、トランスミッションが真っ先に思い浮かびますが、”シェルパ”という優秀なLCGシャーシキットがある事でも有名。
シェルパのパフォーマンスは国内のユーザーによっても信頼に値するモノだと実証済みで、TGHによる新シャーシはファンの中で待望ともいえるものでしょう。
今回リリースされた2つのシャーシを簡単にチェックしていこうと思います。
TGH CLASS 1 SHOP DOG
名前にあるように“クラス1”のレギュレーションに準じたシャーシです。
ちなみに、アメリカのスケールRC競技シーンで広く採用されている”SORRCA”のクラス1です。
SORRCA = Scale Off Road RC Association
オフィシャルサイトは最近見ることが出来ない状態が続いていますが、コチラでルールが確認出来ます。
溶接されたショックフープ。
これがポイントです。
クラス1.2.3と色々な規定がありますが、クラス1の場合ショックマウントとレールは別パーツで無ければなりません。
これはSHELPAのシャーシですが、こちらは一体型のデザインになっています。
これはクラス2ではOKですが、クラス1では違反になります。
「溶接してるんだからクラス2じゃないの?」
と思いますが、違います。
「フレームにボルトで固定または溶接されたショックフープを備えたMETALフレーム」
これがクラス1のルールとなります。
この辺のレギュレーション関連は複雑で難しいですよね〜。
恐らく現状国内で皆さんが使われているシャーシ(僕も含めて)は、レギューレーション的にはクラス2に値するモノが殆どではないでしょうか。
価格:$150
TGH CLASS 1 SHOP DOG
https://www.teamgaragehack.com/collections/tgh-exclusive/products/tgh-class-1-shop-dog
THE TITAN – TGH ELEMENT PERFORMANCE KIT
もう一つがコチラの”タイタン”。
コレはELEMENT ENDUROプラットフォーム用のパフォーマンスキットです。
カーボンレールはスキッド部に5度の傾斜が設定されています。
その他、ショックやリンクの取付位置が複数あります。
- TGH製 67mmDSM
- TGH製 70mm スペーサー
- G-SPEED製 パンハードマウント
- VADER製 デルリンスキッド
- HARDCORE RC製 90mm ステアリングリンク
- Team KNK製 ハードウェアキット
上記のものがカーボファイバー製レールとセットになっています。
価格は$175
安いんじゃないかな。と思います。
ただし、見て分かるように、ガチガチのLCGシャーシというスタイルではないです。
あくまでも「パフォーマンスキット」であり、コンペ向きの製品ではないです。
ただし純正レールより大きくクリアランスは確保されていますし、
このスキッド傾斜です。
低重心化は確実になされております。
「あのTeamGarageHackがこういう割とソフトな製品を出してきた」
というのがとても注目すべき所です。
ソフトに見えるが、実は徹底的に研究された製品かもしれませんが。。
昨今のLCGの盛り上がりにTGHが出した1つの答えがコレとも言えます。
LCGは金がかかります。
全てフルカスタムパーツで組んだりするのも普通ですからね。
でもENDUROベースでコンバージョンするだけ。
みたいな手軽さ、コスパの良さで最高のパフォーマンスを生み出す製品が、今求められているのかもしれません。
ELEMENTファンとしてはとても気になる製品です。
皆さんもチェックしてみてください。
THE TITAN – TGH ELEMENT PERFORMANCE KIT
https://www.teamgaragehack.com/collections/tgh-exclusive/products/the-titan-tgh-element-performance-kit
https://www.teamgaragehack.com/
※当ブログは”TGH RC CONCEPTS, LLC“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “TGH RC CONCEPTS, LLC“
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