【3Dプリンター】熱溶解積層法と光造形法の差。DMM.makeで作ったMJF方式も比較

3Dプリンター導入に向けて勉強中です。
まだ殆ど何も分かって無い状態ですwww

先日の記事に、ベテランさんと思われる読者様からコメントを頂きました。
一つ一つの情報が貴重で有り難いです。
RCクローラーを始めた当初のことを思い出します。

とりあえず今回は手持ちの3Dプリントパーツを簡単に比較してみようと思います。

FDM=熱溶解積層法
SLA= 光造形法

に加えて、以前DMM.makeで作ったMJF方式のパーツも見てみます。

素材はAXIAL SCX10iiiのマイクロサーボのサーボセイバー用のパーツです。

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3Dプリンターの出力方式によってどんな差があるのか、一応確認してみます。

ちなみに、FMDとSLA方式の2つのパーツは、一年ほど前に読者様が送ってくれた品の余りです。

目次

FDM=熱溶解積層法

熱溶解積層法は家庭用3Dプリンターとして広く普及してる方式です。
3Dプリンターというとこの方式が有名ですよね。

1層1層溶かしたフィラメント素材を積層させていく事で造形されます。
なのでどうしても「積層痕」が現れます。

細かい段差が見えますよね。

FDM方式だとこれは仕方がありません。
更に低価格モデルだと精度の面からも積層痕の状態は良いとは言えないそうです。

ただし、使用するフィラメントや3Dプリンター自体の設定で多少の改善は可能のようです。あとは出力後にアセトン等の溶剤処理で表面を溶かす方法もあるそうです。また、研磨作業なども可能ですがフィラメント素材によっては固く困難なケースもあるとか。

高額な機材だと精度の高さから、こういった面をクリア出来そうですが、流石に高額な機器をまだ買う気にはなれません。そこまで頻繁に使うかもまだ分かりませんしね。

こういった面からかんがえると、FDM方式を使う場合はRCカーの内部パーツ関係がメインになるのかな?という気もしています。

外装パーツをガッツリ出力して組むぞ!

って言う場合には後処理が相当大変なので根気が必要になりそうです。
ボディとかは特に。

研磨&パテ埋めで塗装仕上げ、みたいな感じでしょうか。

ちなみにコチラもFDM方式でお造形物。

先ほどの黒いものより積層痕が目立ちませんね。

これは素材が違うのかな?

PLA、ABS、PETなど色々ありますが、素材の差による違いも試して見たい所です。

ぶっちゃけですね、サーボセイバーみたいな部分のパーツは、強度と寸法精度がしっかりしていれば何の問題もありません。

別に商売するわけじゃ無いですからね。個人の趣味用途なので見た目はどうでもいい分野のパーツです。

SLA= 光造形法

同じサーボセイバーを光造形で出力したものです。

光造形はレジン液に点状の紫外線を当てて硬化さる方式です。
面状に紫外線を当てるDLP方式というものもあるそうです

こちらの方が見るからに仕上がりはキレイです。

寸法精度も光造形の方が高いそうです。

線上の断面は見えますが、積層痕はFDM式に比べて貼るかに目立ちません。

この方式の場合は外装パーツなど見た目のクオリティに拘りたい場合に向いていますね。

ただし耐久性は高くありません。

以前このパーツを使っていましたが短期間のうちに破損してしまいました。

内部のパーツ、特にねじ止めするようなパーツには向かないと思いました。
あと、光造形はレジン液を使うのでコストがフィラメントを使うFDM方式よりかかります。

その辺考えると、初めの一台としてはやはりFDMなのかな?と思ってます。

理想は2種類のプリンターを使い分ける方法かな。

MJF方式

これは以前DMM.makeに発注して作った同じパーツです。

MJF方式? マルチジェットフュージョン方式というそうです。
良く分からないのですが、絶対に超高額なプリンターによる造形ですねコレは、、。

パウダーを積層させ結合材を使って加熱するそうです。

PA12という素材を使っています。

写真でみるとフワフワな素材に見えますが、 とても固い仕上がりです。
表面の精度もとても高くて、流石だなぁって印象です。

アップするとこんな感じ。

結果的にこれが一番良さそうな印象でしたが、使用しているとすぐにスプラインが削れてしまってスカスカになっちゃたんですよね。

そもそも3Dプリントでマイクロサーボのスプラインを正確に再現することは不可能と思われ、結果的にこのパーツは使わず、FDM方式出力されたパーツを暫く使っていました。


色々考慮するとやはり初めはFDM方式が濃厚です。

とりあえず勉強の意味で計画を進めようと思っています。

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