ここの所調子の悪かったESC "Hobbywing QuicRun CRAWLER Brushed"。
その原因究明をして解決に至った経緯を報告します。
兆候
事の発端は、写真のナイトランで遊んでいた時に出ました。
突然スロットルのみ無反応。
ですが、真っ暗な公園でボディを外して、配線を繋ぎ直したりしているうちに復活したんです。
その後は家にたどり着くまで無事に動いてくれていました。
決定的
先週の土曜日に行ったクジラシークレット。
同じ箇所でアタックして比較したかったのでSCX10iiiも持って行ってました。
こちらでも最初はちゃんと動いてました。
10分〜20分ほどしたらイキナリのマシンストップ。
前と同じでステアリンやLED関連は問題なし。
この後配線関連を繋ぎ直したりしてみましたが、今回は復活しませんでした。
家に帰って試して見ても同じ。
今回はもう確実に治る気配がありませんでした。
原因の予測
実は思い当たることがいくつかありました。
ELEMENTとREDCATが仲間に加わったことで、受信機やモーターの載せ替えを施したんですね。
その後初めての本格的走行(ナイトラン)でのマシンしトップだったので、そこに何か原因があるような気がしました。
具体的には
- プロポをフタバ14SGからFLYSKY NB4へ。
- レシーバーをフタバ互換機からFLYSKYへ。
- モーターを550/15T(5スロ)→550/21T(3スロ)へ。
- 配線の取り回しを再施工
多分この中のどれか
プロポとレシーバー
これは今までなんのトラブルも無く動いていたので、ちょっと考えにくかったです。
このレシーバーに関しては一度も水に触れてもいないし、ステアリングサーボはちゃんと動くし。
一応、リセットしてバインドし直してみたりもしたんですが変化無し。
プロポ関連の可能性はほぼ無いと予測しました。
モーターの変更
550/15T/5スロから550/21T/3スロに変えたことで、スピードが大分出る様になりました。
ナイトランの時もフルスロットルで家から公園までを走らせたりと、ESCやバッテリーがかなりホットな状態になっていたので、その負荷でESCがぶっ壊れた?と予測しました。
でもね、3セルのフルスロットルでも、11TのピニオンにしてあるSCX10iiiは小走りくらいの速度しかでないし、そもそも1080のスペックには
3sリポまたは9セルNiMH : ≥ 16t/RPM20000 @ 7.4 Vまで
となっており、スペック的には問題無い。
モーター自体はELEMENTに繋げたら問題無く動くので、モーター自体は候補外となりました。
でもESCかな・・・?
とこの頃から思い始めます。
配線
MyTrickRCのLED配線とかマイクロサーボとか、僕の10.3は普通のマシンよりも大分配線関連が多いです。
その配線をなるべく目立たなくしたくて、用意したボックスに入れ込んでみたり、バッテリートレイの裏側を這わせてみたり、結構工夫はしてるんdねす。
でも、どうしても取り回しと配線の長さで不都合が出てきて、180度折り曲げたり、ちょっとテンション高めの引っ張りをしてみたりとか、そんな箇所がいくつかあるんです。
こないだメカ類の載せ替えをした時に、もしかしたらどこか負荷がかかりすぎて断線してる場所があるのかな?
と言うのが一番濃厚ではありました。
症状
具体的な書状はコチラの動画を見てみて下さい。
LEDがちゃんとスロットル操作に応じて点滅や点灯していますよね?
これは1080の正常な挙動です。
つまり、ちゃんとスロットル開度を認識して信号をモーター線に送っているという"動作"ではあるわけです。
ですが、電源投入時のビープ音がならないんです。
工場出荷時リセットしてもキャリブレーションモードにしても音がならない。
「今までなんとか水場を攻めて侵入した水が基盤のどこかを壊して締まったのかな?」なんていう可能性も浮上してきました。
検証
面倒くさいんですけど、SCX10ⅲからメカ類を外しました。
と同時に、いつも遊んでいるクローラー友だちにLINEで報告。
リモート検証に付き合って貰います♪
LED関連の機器が無い、一番シンプルなこの状態で動けばLEDが原因だし、コレで動かなければこの中のどれか、って事になります。
でも、やっぱりこの状態でもモーターだけ動きません。
友だちからLINEで色々と指示が来るのでその通りに色々付け替えて1つづつ可能性を潰していきます。
これはREDCATに付けたAXIAL AE-2ESCにモーター類を付けて動作確認しているところです。
→ちゃんと動きました。
受信機だけ変更してみたり、サーボだけ変えてみたり、
するとドンドン可能性が絞られてきます。
すると突然動いたんです!!
変更したのはフタバ互換機のレシーバーに変更したことくらい。
そして、他は同じ状態でFLYSKYのレシーバーに交換すると。。。。
なんとコレも動く!!!笑
つまり、一番初めの状態と同じなのに動くwww
なんだろな????
でもその後再びレシーバーをフタバ互換機に戻すと今度は動かない。。。。
もう何が何だか分かりません。
つまり「ESCの調子が悪い」ってことで検証終了、となりそうでしたが、
モーターを手に持ったら、動き出したんですよwww
接触不良
そうなんです、このESC側のブルーとイエローのモーター配線、このどこかが断線してるか何かで接触不良をおこしてると思われます。
で、真っ先に疑うのは、僕の下手な半田付けで付けたモータープラグです。
きっとココが接触不良起こしてるんでしょう。
試したらこんな感じで確定しました。
配線カットして半田付けをし直しました。
すると見事に復活。
モーターをもって配線に負荷をかけたり降ったりしても大丈夫でした。
教訓
そういえばなんですが、このモーター配線、
配線を隠したくて隙間を上手くつかって目立たぬようにしていました。
多分この折れ曲がる感じに、かなり負荷がかかっていたのかおしれません。
走行中の振動等で接触が更に悪くなってしまったんでしょう。
バナナプラグもいいですが、モーター配線もXT60とかT型にした方が何かと都合がよさそうかな?と思いました。
あとは少し余裕のある配線をこれからは心がけたいなと思いました。
SEKIDOの対応
解決する数時間前に輸入元であるSEKIDOさんに修理の問合せメールを送りました。
SEKIDOさんは対応が非常に良く、在庫販売が基本のちゃんとした業者さんですが、帰ってきた返事としては、
「1080は廉価製品なので、往復送料と修理代金考えたら新規購入した方がお得」
という事でした。
確かにその通りだと思いました。
分かったこと
結局自分のハンダ不良が原因だったわけですが、
逆説的に言えば
「Hobbywing Crawler ESCはそうそう壊れない」という事。
このESC、ホントコスパ抜群だなと再認識出来ました。
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