エレメントRC エンデューロ ビルダーズキットのビルド情報第3弾。
今回はトランスミッションの製作です。
Enduroには”Stealth X ギアボックス”という特徴のあるシステムが搭載されています。
どういう物かというと、ミッション内で前後独立したギア比を調整する事が出来るというもので、エンデューロの特徴でも有るオーバードライブはこのミッションによって実現されています。
マニュアル/ Instraction
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-10-851x1024.jpg)
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/IMG_7715-1024x440.jpeg)
説明書を見ても、実にシンプルな構造である事が分かります。
2スピードやDIG機構ガアルSCX10ⅲのミッション組立とは全然難易度が違いそうです。
※ELEMENTのマニュアルは必要最低限の記載でとても分かりやすいです。SCX10iiiみたく誤植もないので安心して組めました。
PARTS/パーツ
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これが全てのパーツ。
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ボックスがプラなのは良いんだけど、
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-3-1024x576.jpg)
スパーギアもプラでした。
10.3はメタルだったのでちょっと以外でした。
でも、友人によれば「プラのスパーギアが壊れたことない」という事で、そんなに気にすることでもないみたいですね。
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スリッパーもプラです。
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-5-1024x576.jpg)
モーターのマウントはこんな風にずらして調整するタイプ。
10.3のマウントみたく歯数でネジ穴が違うタイプもいいけど、こっちの方が調整楽で良いかもね。
オーバードライブ用ギア
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ビルダーズキットにはメタル製のギアが3セット付属してます。
RTRだとこれがプラ製のギア3セットになるそうです。
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28/52
27/53
26/54
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-8-1024x576.jpg)
26/54
24/53
28/52
これの組み合わせでオーバードライブを設定出来ます。
【追記8/16】RTRには3セット付属してませんでした。26/54&28/52のオーバードライブギアのみ付属で、ノンオーバードライブ用のギアは付属していません。
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マニュアルに詳しく書いてあります。
上段がモーターが前置き配置した場合
下段がモーターを後置き配置した場合
【オーバードライブ】
前後のギア比を変えることで、どちらかのタイヤがより多く回転するようにする技。前カキ状態になり、登板時に有利だとか。SCX10iiiだとポータルギアのギア比を変えることで実装可能。Vanquish VS4-10 Proにも搭載されています。
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これはオーバードライブ無しの設定。
前後同じギア比
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この設定だとフロントが5.7%オーバードライブ。
RTRの出荷時設定がこちら。
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-14-1024x576.jpg)
これだと11.83%のオーバードライブです。
今回はこちらで組んでみます。
ビルド/BUILD
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-18-1024x576.jpg)
10.3付属のネジロック剤を使って早速やっていきます。
固着しそうな金属面にはタミヤのアンチウエアグリスを塗っておきました。
使い方合ってるのか分からないけど。。
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それからキット付属のこのグリス。
説明書には”BLACK GREASE”って書いてあるんだけど、中身は、
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グリーンでしたwww
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-20-1024x576.jpg)
ここのベアリング挿入は難儀しました。
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オーバードライブって、翌々考えると実にシンプルなシステムですね。
これ、前後で回転数が違うって事は、普通に走らせるとリアタイヤが引っ張られるのかな?ズルズルって。
その辺が謎です。
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ボックスに組み込みます。
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ベアリングいれて
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シャフトもいれて
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フタして完了
メッチャ楽。
そしてメンテナンスがしやすいので良いですね〜。
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モーターも付けて
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スリッパー入れて
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スパーギアも付けました。
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買って置いた48P/14Tのピニオンを装着
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説明書見ると、歯の部分が奥側になってます。
でも、ホント?
と思って
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普通に付けたらギアが半分くらいしかかみ合わない。
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逆に付けたら良い感じ。
多分、アソシのピニオン付ければもっとフィットするんだろうけど、これでいいや。。
![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-41-1024x576.jpg)
カバーして完了。
このカバー外してギアが回ってるのを見ながら操作するのも萌えそうです。
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早速取付です。
ギアボックスマウントに穴が8つ付いてます。
使うのは4つ。
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これが標準の取付方法。
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反対に配置することも出来ます。
この場合はミッション内部のギアの位置を変更する必要があります。
何のメリットがあるのか分かりませんが、面白いですね。
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という事でミッションの組み込み完了です。
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![](https://rccrawlers.net/wp-content/uploads/2020/08/ELEMENT_Build_transmission_-47-1024x576.jpg)
このキットは、始めにシャシーを組んで、その後仕上がった他のパーツをその都度シャシーに組み込んでいくスタイルです。
10.3の時は、各パーツを一通り作った後でシャシーに一気に組み込むスタイルでした。
でも、シャシーを始めに作っておくと、その他のパーツが組み込まれる場所に実際に仮当てしながら作業出来るので、向きとかネジサイズとか色々とミス防止に繋がるような気がしました。
次回は前後アクスルの製作です。
といっても、実はもう完成していますwww
昨夜勢い余ってメカ乗せ前まで進めました。
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チラ見せ!!!
SCX10.3の経験があるからなのか分かりませんが、このキットは全てがスムーズに進みます。
シンプル構造故なのでしょう。
サクサクっと完成しました
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