Castle Creations
キャッスルクリエイションズ
通称「キャッスル」
https://home.castlecreations.com/
アメリカのカンザス州に本拠地を構える、モーター&ESC、その他RCの電力関連でトップリーダーを務める会社です。規模は大きく無く
こんな感じの本社です。
独立系の小規模メーカーという感じでしょうか。
1997年の創業。
「BEC」というえばキャッスル。
という位、RC業界でのBECシェア率は非常に高いです。
その他、ブラシレスモーターとスピードコントローラーがメインの製品となります。
CastleのESCは2シリーズ
- MAMBAシリーズ - センサー有り
- SIDEWINDERシリーズ - センサー無し
簡単に分けるとセンサーの有り無しで分かれます。※一部例外あり
MAMBAシリーズは基本的にブラシレスシステム用
SIDEWINDERシリーズはブラシレス&ブラシシステム用
という事になります。
興味深いのは、SIDEWINDERシリーズには、ブラシレスとブラシの両方を使う事が出来るESCがある点です。
そんな便利な物があるなら、今後のシステムチェンジの時にもコスパ良く対応出来そうですよね。
★ただし、実はブラシレスシステム用と表記しか無い製品でも、説明書を見るとブラシモーターの接続方法が載っています。つまり、どちらでも使えるようです。
Castle Link $19.95
Castle製のESCはもちろん様々な設定を自分ですることが可能です。
方法はコレ。
「キャッスルリンク」です。
これをESCと接続して、PCとUSB接続することでPCソフト上で設定が可能になります。
細かい設定ができそうですね。
特筆すべき点は、
「スロットルカーブ」「ブレーキカーブ」これらを弄れる点です。
※FBの先輩から教えて貰いました。
これによって登板時などの急激な変化を抑え、よりスムーズな操作が可能になります。
こういう編集機能は1080には備わっていないのでとても魅力的です。
ただ、一度設定したら、そうそう弄ることは無さそうですよね。。
その為に$20のコネクタを買うのはちょっと気がひけます。
でも、持っていないのもアレなので、CASTLE製品買うなら必須と思った方が良いでしょう。
ただし、本国サイトでESCを購入すると、製品によってはCastleLinkのフリークーポンが製品に同封されているという記載が商品説明欄にあります。なので、そういう意味ではお得な感じはしますね。送料関連どうなるのか微妙な所ですが。。。
ちなみに、
こんなモノもあります。
こちらはBluetooth接続でスマホから設定が可能になる製品です。
確実にこっちの方が設定の変化を楽しめそうなのでオススメですが、お値段$50です。
これだけで、HobbywingのCrawler ESCが買えちゃいますね。
ホビーウイングはプログラムボックスも付属していますので、恐るべきコスパです。
※設定項目の多さは別として。
スマホ設定だとフィールドでも行えるので変化をテストするのにも導入する意味はあると思います。
スロットルカーブもアプリで弄れます。
他にもこんなFIELD LINKというプログラムカードもあったりまします。
こちらは$30。
PC接続タイプだと家でやるしかないですし、ノートパソコンをフィールドに持ち込んで作業するのもちょっとスゴイ(笑)ので、この手のカード方かBluetoothの方が「活用」は出来そうですね。
実際、何度もするもんじゃ無いですけどね。
以下、ラインナップです。
スペック等は適当に省略しています。
自分に取って重要と思われる部分のみ記載します。
MAMBAシリーズ
MAMBA MICRO X EXTREME 1:18 SCALE ESC $77.95
http://www.castlecreations.com/en/mamba-micro-x/mamba-micro-x-esc-010-0147-00
1/18スケール用とありますが1/10クローラーにも最適な小型ESCです。
スペック
- ブラシレス用(センサー有り)
- 防水
- 2S-3Sリポ
- BEC:5.5V or 7.5V
- サイズ;41×19×28mm
- 重量:34g
ブラシレスシステムで安価に済ますならコレ一択かもしれません。
CastleLinkのクーポンが使えれば尚更お得。
なんと言っても、BES出力が7.5Vをチョイス出来る点が個人的にはGOODです。
【BEC】Battery Eliminator Circuit
簡単に言えば変圧器です。
例えばハイトルクサーボを使っているとします。
DS3218
僕も使っているコスパの良い中華サーボです。
こちらの動作電圧:6-7.4V
※販売店によってこのスペックは違いますwww
6.0Vより7.4Vで駆動した方がサーボのパワーと速度はあがります。
ですが、サーボの電源は基本的にレシーバーから供給されます。
つまりESCからレシーバーに供給されている電圧でサーボは動作する事になります。
この、ESCからレシーバーに供給される電圧がESCのBECスペックの値です。
このMAMBA Micro XのBEC出力は、BEC:5.5V or 7.5Vです。
設定を7.5Vにしておけばサーボを簡単に7.5V駆動出来るようになります。
ちなみにHobbywingのCRAWLER ESCのBEC出力は6.0V/7.4Vで選択可能です。
こんなにBECの事について書いたのには理由があります。
ESCのBEC出力で、6.0V以上が可能なESCって、実は数少ないんです。
殆どが5Vとか6Vです。
コレには色々訳がありますが一番の理由は、
「ESC内蔵BECよりも、外部BECの方が効率がよく安定した電源供給が可能だから」だそうです。
つまり、これらの事です。
CCBEC 10A PEAK 25V MAX INPUT SBEC $22
CC BEC 2.0 WATERPROOF VOLTAGE REGULATOR $50
バッテリーコネクタに割り込ませて、サーボに直接接続させる降圧回路です。
5V〜25.2Vの入力を4.8V〜9V(BEC 2.0 は4.75V〜12V)に降圧させる事が可能です。
つまり、ESCみたいに、色々な回路がある中ではその精度に少し劣化が生じるという訳です、
実際に、海外でこの実験を行った動画を見たことがありますが、その数値には明確な差がありました。
あと、前述しましたが、スペックには特に明記無いのですが、ブラシもブラシレスも両方使えます。
こんな風にセンサーケーブルを接続しなければOK
CASTLE製の他のESCも殆どがブラシ使えます。
これは、なかなか魅力的です。
MAMBA X, 25.2V WP ESC, 8A PEAK BEC, DATALOGGING $155.95
キャッスルのESCと言えばMAMBA Xです。
いかにもアメリカン級のモンスターESCです。
スペックからも分かるように6Sリポ、つまり25.2Vまで対応しています。
でもクローラーでももちろん使えますし安定したハイパワーで走破製にも貢献してくれそうです。
こちらはBECは8.0Vまで対応。
MAMBAシリーズは現行商品としてはこのほか、
Mamba Monster X
Mamba Monster 2
Mamba Monster X 8S
Mamba XLX
とあります。
MAMBA XシリーズはMicro以外はクローラー向けとしては、オーバースペックな製品かなという気もします。
デカイし。
Sidewinderシリーズ
センサーレスブラシレスレスモーター用のESCです。
正直クローラーにはコチラで十分な気もしています。
お値段もお手頃です。
SIDEWINDER 4 SENSORLESS ESC ONLY $79.95
SIDEWINDERシリーズですが、写真を見るとモーターコネクタが3箇所あるのでブラシレスシステム専用ESCかと思いがちですが、こちらはブラシレス/ブラシモーターの両対応ESCと明記されています。
※MAMBAは両対応だけど明記はなし。
ブラシレス/ブラシモーターの両対応ESC。
なんて便利な物があるんでしょう。
興味深いです。
とりあえず手持ちのブラシで動作させて、そのうちブラシレス導入して、、、
みたいな計画も立てやすい製品ですね。
スペック
- ブラシレス&ブラシ用(センサー無し)
- 防水
- 2S-3Sリポ
- BEC:5.0V
- サイズ;53×38×33mm
- 重量:64g
とても良さげな感じがしますが、コチラの製品にはCastleLinkのフリークーポンは入っていないようです。
あとブラシレスはキャスル製の14xxシリーズモーター(4極)でのみ使用可能と名機されており、他のブラシレスモーターで使用するとどうなるのか分かりません。指定KV値を守れば大丈夫だとおもいますが。
あとBECが5V固定なので外部BECが必須です。
この辺が判断に迷う部分です。
SIDEWINDER 3 SPORT 1:10 SCALE ESC $69.95
SIDEWINDER4の前モデル。
こちらもブラシレスとブラシの両対応。
スペック
- ブラシレス&ブラシ用(センサー無し)
- 防水
- 2S-3Sリポ
- BEC:5.0V
- サイズ;49×38×20mm
- 重量:55g
こちらには特に使用モーターを特定するような記載はありません。
センサーレスブラシレス(540または36mm)とだけ書いてあります。
SIDEWINDER4はCRYO-DRIVE™というソフトウェアベースで最適にチューニングされた新技術が搭載されており、ファンの回転数など高度な制御がされている様なので、それの影響もあって指定モーターじゃないと発揮しないという事なのかもしれません。
いっぽうコチラは特にそういう技術は無いので、汎用性が高いシステムになっていると思われます。
SIDEWINDERには他に
Sidewinder SCT Edition
Sidewinder 8th
Sidewinder Micro 2
が現行ラインナップとしてありますが、クローラーには上記の2種類が最適化と思われます。
以上調べてきて分かるのが、キャッスルクリエーションズのESCは基本的にブラシレスシステム向けという事です。
ブラシ専用のESCというのは現在のラインナップにありません。
これはキャッスルがここ10以上にわたりブラシレスモーターのみを作っているからです。
ブラシモーターは作っていないので、当たり前といえば当たり前ですね。
将来的にブラシレスにしてみたいけどとりあえずはブラシで。
とうならCASTLEの製品はお得かもしれません。
こんな風にモータータイプをCastleLinkで選べるます。
でも、CASTLEのESCで組もうと思うと、ESCとCASTLE LINKを揃えると$100コースですよね。
うーーんん。
やはり考えてしますな〜。
でも可能性としては"MAMBA Micro X "ですね。
とりあえず、次はTEKINの製品を調べて見ます。
また次回!
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