昨日アップしたオーバードライブギアの話。
色々調べていくうちに、オーバードライブ率を計算する方法を発見したので報告しておきます。※間違いがあったらゴメンナサイ。
まずはこちら。
計算機を用意しました。
使い方
フロントとリアで使う2枚のギア歯数を入力するだけです。
自動で計算されてオーバードライブ率が算出されます。
計算の内容
この計算フォームでどういう計算が行われているかというと、
まずフロントとリアのギア比を計算します。
※交換するギアのみでOK。スパーギアやピニオンは関係ないです。
こんな風に、大きな歯数のギア数を小さいギア数で割ります。
そして、
こういう事をするとオーバードライブ率が出てきます。
具体的には
フロントとリアのギア比の差(基準ギアと交換したギアの差)
2.08-1.86 = 0.22
※逆(1.86-2.08)でも答えは同じ(最終的な値に正負の違いはあるが無視)
※計算機の場合はギア比は四捨五入していません。すると値が微妙に変わります。
この数字を(基準)のギア比の値で割ります。
元々マシンに付いているギアのギア比という事です。
※ザックリ言えば小さい方のギア比で割る。
0.22÷1.86 =0.1183(四捨五入)
パーセント表示なので100を掛けて
11.83%
となります。
ちなみにこの数字、
エレメントRCが公式で出している数字と一致します。
オーバードライブ率の表記は2通りある
先ほど算出した11.83%というエレメントのオーバードライブ率ですが、
正しくはオーバードライブ率では無いみたいです。
11.83%は
ギア比の変化率であり、
ギア比の差率ではありません。
つまり、
フロントとリアのギア比の変化量をパーセント表示させた物が11.83%ということになります。
ELEMENT RCやG-MADEのオーバードライブ率はこの変化率の値を公式のオーバードライブ率として公表しています。
Vanquish Products INCISION AXIAL PORTAL OVERDRIVE GEAR SET
一方、VPで販売しているINCISIONのAXIAL SCX10Ⅲ/CAPRA用のオーバードライブギア。
こちらは20T/15Tというギアで36%というオーバードライブ率になっています。
※TGH Portal Axle Gear Set と同じギア比(LINK)
上記の計算機でこのギアとSCX10Ⅲのノーマルギア(23T/12T)を入力すると、30.43%という数値が出てきました。
でもコレは「ギア比の変化率」です。
ギア比の差率を計算するにはもうちょっと面倒くさい計算が必要です。
計算機はこちら。
内容はこういう感じです。
この計算機で計算するとちゃんと、
35.90%と公式スペックの36.00%と近い値になります。(四捨五入の差)
ちなみにこの計算機でENDUROのオーバードライブ率を計算すると、11.17%という数字になりました。
変化率と差率が違う事はなんとなく分かるけど、何が違うのかが理解出来ません(笑)
オーバードライブ率1つ取っても奥が深すぎて「ラジコン」って最高だと再認識しました。
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