Reefs RCから、1/10スケールの競技向けLCGクローラーキット「XP10 Plague Black Edition(#REEFS291)」が登場しました。
彼らは昨年の10月に「XP10 Plague Founder's Edition 1/10」という限定製品を出していますが、その通常版が製品化されたという認識で良いと思います。

このリグに関して、開発者の言葉を借りると、
「ポータルアクスルの地上高を持ちながら、ストレートアクスルのように走るリグが欲しかった」
とのことです。
つまり、ポータルアクスルのクリアランスと、ストレートアクスルの低重心安定性、この2つを同時に実現することを目指して設計されたシャーシキットということになります。
簡単にチェックしてみます。
REEFS XP10 Plague Black Edition


ボディはReefs独自設計の「Plague Compボディセット」が付属。
ここ昨今のLCGクローラーのボディというと、ある種の定番スタイルがほとんどでしたけれども、リーフスのこのボディはオリジナリティがあってとてもカッコイイですよね。

ちなみに、CABオンリーとして使うことも、ベッドサイドを付けてフルサイズにすることも可能な2ピース構成だそうです。
それにしてもこのボディは本当に秀逸だと思いますよ僕は。
クリフハンガーとかパワーワゴンとか、あとバンキッシュのVRDとか、メーカーがパッケージとして販売しているLCGコンペクロラースタイルの製品群の中でもこのボディは特にかっこいい部類ではないでしょうか。

イメージ写真のボディ塗装がすごくうまいというのはもちろんありますが(笑)
とはいえ、この無駄のないデザインでありながら、ちゃんと最低限のスケールリアリティを感じさせる形状(主にサイドビュー)になっているのは良いです。
これは元々、このシャーシに合った専用のボディを作るというもとで生まれたものなので、デザイナーのいろいろなセンスがちゃんと反映されているのかなと思います。
シャーシ・アクスル・トランスミッション:スペックの詳細

REEFS XP10 Plague Black Edition #REEFS291のシャーシについて簡単に調査しました。
基本的には、Founder's Editionと同じプラットフォームです。
Founder's Editionは限定モデルの豪華仕様なので、こちらが通常仕様ということになります。
Reefs 199 ポータルアクスル

このリグの核心部。
アクスルハウジング・Cハブ・ナックルはすべてマシンドアルミ製。ギア・スプール・シャフト・ユニバーサルはすべて硬化スチール製。
ステアリング角は最大60°!!!
60°って凄いよね。
僕が持っているラジコン、もうしばらくアップデートはいろいろしていませんけれども、60度というのはちょっと考えられない高さですね。

Cハブはキャスター角0°/10°/20°の3段階調整が可能です。
この辺の角度調整とかもありそうで意外と今までなかったですね。
少なくともこういうメーカーが出すパッケージ製品としてはなかったです。
Reefs XP シャーシ

フレームレールは3mmカーボンファイバー製。
スキッドプレートは幅64mmのナローモールドプラスチック製で、スキッド角は7°。



エレクトロニクスはフレームレール内の2箇所のセンタートレイに集約される設計で、低重心化に貢献しています。リアショックはレイダウン配置です。

ホイールベースは317.5mm(12.5インチ)。
フロント・リアともにウィンチマウント位置が設けられています。
Reefs XPT3 トランスミッション

ハウジングはマシンドアルミ、ギアは48ピッチ硬化スチール、出力シャフトはチタン製。重量はおよそ75gとされています。
ピニオン互換は48ピッチ11〜20Tで、最終減速比はフロント33.75:1〜61.36:1、リア43.59:1〜79.26:1の範囲です。


ショックはReefs XPアルミ90mm(ボディ径9mm・スリム)、リンクはフロント5mmステンレス・リアは5mmステンレスハイクリアランスタイプ、ロッドエンドはReefs XP製が使われています。
オプションパーツ
ちなみに、純正オプションとして以下が用意されています。
- REEFS308:ブラスステアリングナックル
- REEFS309:ブラスポータルカバー
- REEFS312:17%オーバードライブポータルギアセット(29T/20T)
- REEFS313:25%オーバードライブポータルギアセット(28T/21T)
- REEFS314:18%アンダードライブポータルギアセット(33T/16T)
考察:Founder's Editionとの違いと、このリグの立ち位置


XP10 Plagueにはもう一つのモデル、「Founder's Edition($1,399.99・限定250台)」が存在します。※現時点ではSOUL OUT。
Black Editionとの主な違いは、Founder's Editionがもろもろと豪華仕様のパーツが付属するなど、プレミアム仕様であること、そしてフロントに25%のオーバードライブが標準で組まれているところです。
Black Editionはその分$500ほど価格を抑えた、いわば「スタンダードグレード」の位置付けと見ていいでしょう。

価格は$899
ちと高いですが価値はありそうな製品です。
REEFS RCがサーボメーカーとして躍進した後、サスペンションやトランスミッション、Cハブなど細かいパーツをいろいろ出してきたのが2023年か2024年ぐらいだったかなと思います。
そしていつかこういうリグを出してくるという予想はしていましたが、去年の10月に限定モデルが出てから約半年でこういったスタンダードモデルが正式にリリースされました。
この流れは、バンキッシュが当時アルミパーツの専門サードパーティー製メーカーだったところから始まり、現在のRCクローラー専門メーカーとして成長した過程をちょっと感じさせますね〜。
REEFSの未来がなんとなく見えてくるような気がします。
僕がいつも言っている「名機の条件」というのは、各パーツがパーツ単体で流用したいか流用されたいか、パーツ単体で購入されるかというところだと思います。
アクスルやトランスミッション、またはシャーシレールだけとか、そういった意味でこのREEFSの製品はアキシャルやレッドキャット、バンキッシュが出してきたそれよりもかなり上位にある、ちょっとステージの違う製品のような気がします。
値段はもちろん899ドルという金額になりますが、価値ある1台のような気もします。
今後のREEFS RCがどんな製品を出してくるのか楽しみですが、僕的にはこのコンペクローラー的なもの以外に普通のスケールクローラーなんかも出してきたら、もっとREEFS RCがメーカーとして成長していくのではないかなと感じています。



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