RedCatから新しい製品が出ましたね。
新しいプラットフォームを採用した製品になってるので結構注目度は高いんじゃないでしょうか。
ポイントは走行性能、走破性能、ロッククローリング性能にをかなり追求した製品ということです
簡単にチェックしてみます。
Vertex-10とは:Redcatの新プラットフォーム



Redcat Racingから、新プラットフォーム「Vertex-10」が一気に4製品同時リリースされました。
3mmカーボンファイバーシャーシ、SOA(サーボオンアクスル)採用の4リンクサスペンションを土台にした新設計で、公式では「精密なクローリング性能における次の進化」と位置付けられています。
4製品は「標準幅/ワイド」×「RTR/シャーシキット」の組み合わせという構成です。
※上の写真は標準幅のRTR Vertex-10
Ascent・Ascent Fusionとの違い、そしてVertex-6の系譜

※上の写真は ワイド版 Vertex-10W RTR
これ見てパッと、「あれに似てる」と思う人もいると思うんですが、 そうです、Redcat Vertex 6 の10分の1スケール版ということなんです。


1/6 Vertexは全長:852mm/全幅:378mm/ホイールベース:501mmというビッグサイズですが、このマシンのコンセプトを受け継いだ1/10リグが誕生したという訳。
ちなみにですが、気になるのは「REDCAT 1/10 ASCENT」との違いです。

Redcatの1/10クローラーには、すでに「Ascent」「Ascent Fusion」というエントリー〜ミドル向けのシリーズがあります。似たコンセプトではありますが、スペックを比較するとVertex-10は明確に上のレイヤーに位置しています。
① Ascent / Ascent Fusion / Vertex-10 比較
| 項目 | Ascent | Ascent Fusion | Vertex-10 |
|---|---|---|---|
| 価格 | $299.99 | $449.99 | $499.99 |
| モーター | ブラシ(42T/550) | ブラシレス一体型ESC(1800KV) | ブラシレス(2812/1700KV)+独立ESC |
| サーボ | 35kgデジタル | 35kgデジタル | 50kgブラシレス |
| シャーシ | 3mmスチール | 3mmカーボンフレームレール | 3mmフルカーボン |
| ギア方向性 | アンダードライブ(0/10/20%) | アンダードライブ(0/10/20%、標準20%) | オーバードライブ(20%/32%) |
思い返せばASCENTは3年前に出た製品なので、いわゆるこういう競技系クローラーのコンセプトとして、プラットフォームを変えないとやっていけないということなんだと思います。

一番の違いは「ギアの方向性」とのこと。
Ascent系は前後輪の回転差を抑えて安定性を出すアンダードライブ設定なのに対し、Vertex-10は前輪を意図的に速く回すオーバードライブ設定。よりタイトなラインでの正確なステアリングを狙った、テクニカル・競技寄りのセッティングです。サーボもAscent系の通常デジタル35kgに対し、Vertex-10はブラシレス50kgと、ワンランク上の構成になっています。

そしてこの方向性は、Vertex-6で取り入れられた仕様です。
Vertex-10は、このVertex-6が持っていたコンペティション・ハードロック志向のポジショニングを、より手を出しやすい1/10スケールに持ち込んだ形と見て良さそうです。

それからステアリングの舵角は58度です。
なかなか優れた性能ですね。
ラインナップ:標準幅とワイドの2種類 + シャーシキットの2種類
RTR | Vertex-10(標準) / Vertex-10W(ワイド) 比較
Vertex-10には、標準幅の「Vertex-10」と、ワイド仕様の「Vertex-10W」の2タイプがあります。


| 項目 | Vertex-10(標準) | Vertex-10W(ワイド) |
|---|---|---|
| ハブ幅 | 204mm | 228mm |
| ホイールベース | 316mm | 330mm |
| タイヤ | 4.75インチ/1.9ビードロック | 5.25インチ/2.2ビードロック |
| オーバードライブ | 20% | 32% |
| 価格(RTR) | $499.99 | $529.99 |
標準幅はタイトなラインを攻めるテクニカル向け、ワイドは幅広スタンスで安定感重視、という位置づけです。
Vertex-10(標準)











Vertex-10W(ワイド)













Vertex-10(標準) / Vertex-10W(ワイド) のシャーシキットもリリース
Vertex-10・Vertex-10Wそれぞれに、電装なしのシャーシキット版「Slider」も同時リリースされています。つまり実質4製品というわけです。
Vertex-10(標準)シャーシキット



RTR版はモーター・ESC・サーボ・送受信機込みで、バッテリーと充電器を用意すればすぐ走らせられる仕様。ボディも塗装済みです。
一方Slider版は、3mmカーボンシャーシのみが組み上がった状態のキットで、モーター・ESC・送受信機・サーボ・ホイール/タイヤ・バッテリー・充電器はすべて別途用意する必要があります。
ボディもクリア(未塗装+デカール付属)で、RTR版より15mm低いローボディ仕様です。価格はVertex-10 Sliderが$369.99、Vertex-10W Sliderが$399.99と、RTR版よりそれぞれ130ドルほど安く設定されています。
Vertex-10W(ワイド) シャーシキット





ギア比・オーバードライブ量はRTR版と共通で、シャーシキット側だけ違う設定になっているわけではありません。あくまで電装とボディ仕上げの有無が違いで、シャーシそのもののスペックはRTR/Sliderで変わらないということのようです。
この製品はレッドキャットらしいとも言える微妙なボディスタイル(笑)です。ちょっとトランスフォーマーチックな トイラジ系のボディデザインなんですよね。好みが分かれるところだと思います。
ですがここ数年レッドキャットはLCGムーブメントをキッカケに"全部入りLCGマシン"みたいな製品に積極的に取り組んでいるので、他のメーカーからの同等製品と比べてもかなり実践レベルで使えるマシンになっているようにも感じます。
ただ値段がブラシレスモーターを搭載しているということもありますが、RedCatにしてはなかなか高額な設定ですね〜。
アキシャルやトラクサスと同じレベルのRTRの価格なのでこの辺は元々のRedCat支持層には受けないかな?? 、という気がします。
とはいえこういう製品を定期的にリリースしてくれるレッドキャットすごく元気があっていいと思います。

※当ブログは"Redcat Racing "より画像等の使用許可を得ています。
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