以前からずっとずっとほしいと思いつつ手を出せていないエアブラシシステム。
RCクローラーボディやパーツの塗装に絶対に役に立つ機器ですが、その導入ハードルはなにげに大きい。
なによりも「場所」そして「音」、そしてどれもこれも基本的に"プラモデル"用のものばかりで、1/10RCボディ前提で考えると少々非力なものばかり(未経験者の想像)です。
ということで、ずっと憧れつつ流してきた経緯があります。

ところが、そんなホビー用のコンプレッサーについに【本命】が登場しました。
PROFIX NITRO-COMP S3 オイルピストン式コンプレッサーです。
チェックしてみます。
PROFIX NITRO-COMP S3 オイルピストン式コンプレッサー
PROFIX NITRO-COMPシリーズのおさらい
レイウッド(RAYWOOD)のエアブラシブランド「PROFIX」から展開されている据え置きコンプレッサー「NITRO-COMP(ニトロコンプ)」シリーズ。2021年のV1発売以来、コンパクトさとパワーの両立、そしてコストパフォーマンスの高さで、ホビー用コンプレッサーの定番ポジションを確立してきました。
現行ラインナップをざっくり整理するとこんな感じです。



- ・NITRO-BOY:¥12,100〜。ミニコンプレッサー。手軽さ重視のエントリーモデル。
- ・NITRO-COMP V1:¥16,500〜。オイルレスピストン式。タンクなしのシンプル構成。
- ・NITRO-COMP V2:¥22,000〜。V1に3Lタンクを追加。脈動防止・水分除去が加わり、安定感がアップ。
そしてここに、シリーズの最上位モデルとして新たに加わったのが「NITRO-COMP S3」です。価格は¥55,000(税込)。6月中旬より順次発送の予約商品として、すでに受付が始まっています。
AMAZONではもう発送が始まっています

見た目からして今までのモデルと全く違うS3。
正にプロモデラー向けの製品という感じで男心をくすぐりますね〜。
NITRO-COMP S3の何が違うのか

S3が既存モデルと決定的に異なるポイントは大きく分けて4つあります。
オイルピストン式の採用(駆動方式の転換)

V1・V2はいずれも「オイルレス(オイルフリー)ピストン式」です。ハッキリ言って家庭で使う場合、殆どのコンプレッサーが今ではオイルレス、つまりメンテナンスフリーが標準です。ただ手軽な反面、構造上どうしても動作音や振動が出やすい方式なんだそうです。
S3はここをオイルピストン式に切り替えています。
ピストンをオイルで潤滑することで摩擦と振動を大幅に低減することで動作音を39dBまで抑えているそうです。V2の47dBと比較して体感でもはっきり分かるレベルの差だと思います。

自分の場合、正直音そこまで音が大きくても近所の迷惑になるとか家族の迷惑になるような環境ではないんですけど、とはいっても自分が作業している時にコンプレッサーの大きな音がしているっていうのは、作業性にとってもいいことはないと思うので、静音性はオイル交換式の手間があったとしても優先したいって気はしますね〜。
年1〜2回のオイル交換が必要になりますが、そのトレードオフで得られる静音性とパワーを考えると、十分に見合う内容だと思います。
圧倒的なパワー(最高0.8MPa / 定格0.4MPa)

ここが一番インパクトのある数字かもしれません。
V2は最大圧力0.4MPa、定格(実用)圧力が0.2〜0.25MPa程度でした。通常のエアブラシ塗装には十分らしいですが、ウレタンクリアーやサーフェイサーなど高負荷な塗装では余裕が少ない場面もあるとか。。。
1/10のプラボディ塗装なんかだと、多分物足りなさを感じそうです。
一方、S3は最高圧力0.8MPa、定格圧力0.4MPa。つまり、V2の最大圧力がS3では「定格=常用域」になっているということです。吐出空気量も45〜52L/minとV2(20〜25L/min)の倍以上。ウレタン塗装のような負荷の高い作業でも余裕を持って安定運転できるスペックみたい。

自分は、いわゆるプラモデル系の2、3万で買えるエアブラシシステムも考えたことあるんですが、やはりスペック的に弱いのかなぁと思ったので(実際にはまったく問題無いというアドバイスも頂きましたが)、所謂普通のエアコンプレッサー(ガレージで使うようなタイプ)にレギュレーターをつけて、それで運用しようかと考えていました。それだと他のことにも使えるし、パワー的にも全く問題なさそうなので。
ただ、S3の登場でその辺の考えは変わりそうです。
トータルで言うと値段はS3の方が高くなりますが、安心感という意味ではS3の方が良さそうですね。
7.4Lツインタンク+ツインレギュレーター

タンク容量はV2の3Lに対して、S3は3.7L×2基の合計7.4L。倍以上の容量です。
一度エアを溜めればモーターが停止している時間が長く続くため、結果的に「静かな時間のほうが長い」という運用になります。オーバーヒートのリスクも下がり、水分除去・脈動防止といったタンクのメリットもスケールアップしています。



さらにS3にはレギュレーターが2系統搭載。たとえば1系統をサーフェイサー用の高圧設定、もう1系統を細吹き用の低圧設定にしておけば、作業中にいちいちレギュレーターを再調整する必要がない。(素人の僕がそこまでやるか分かりませんが(笑))
とはいえ、2本のハンドピースを用途別に常時スタンバイできるのは、実際の作業効率に直結する部分です。色違いでスタンバイは普通に便利そう。
メンテナンス設計と国内サポート

なによりも、レイウッドは日本国内メーカーなので、修理対応や部品供給も国内で完結します。専用オイルも本体発売後すぐに取り扱い開始予定とのこと。

スペック比較とまとめ
| 項目 | NITRO-COMP V2 | NITRO-COMP S3 |
|---|---|---|
| 駆動方式 | オイルフリーピストン | オイルピストン |
| 最大圧力 | 0.4MPa | 0.8MPa |
| 定格圧力 | 0.2〜0.25MPa | 0.4MPa |
| 吐出空気量 | 20〜25L/min | 45〜52L/min |
| 動作音 | 47dB | 39dB |
| タンク | 3L | 7.4L(3.7L×2) |
| レギュレーター | 1系統 | 2系統 |
| 消費電力 | 最大106W | 最大300W |
| 重量 | 約7.7kg | 約17kg |
| 価格(税込) | ¥22,000〜 | ¥55,000 |
V2はコスパと手軽さのバランスが良い万能モデル。S3は静音性・パワー・エア供給の安定性すべてを引き上げた、PROFIXシリーズの集大成的なモデルという感じでしょうか。
価格差は約3万円ありますが、スペックの向上幅を見ると「別カテゴリの製品」と言っていいレベルの差がありますね。
ちなみにですが・・・・・

S3導入するなら、やっぱり塗装ブースも揃えたいですね〜。

PROFIX NITRO-BOOTH ニトロブース
1/10サイズ弄るならこの大きさは必須ですね。
高いですが・・・(笑)
S3と揃えるなら10万か。
まあ、末永く使えそうなので悪くなさそう。
ちょっとマジで考えて見ようかな。
そんな新製品の登場でした。
ご参考まで。


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