ドイツ・ニュルンベルクで開催されているSpielwarenmesse 2026(ニュルンベルク国際玩具見本市)にて、タミヤが色々な製品を発表していますが、個人的に注目した物の1つがブラシモーターの4機種同時発表です。
今回登場したのは、既存モーターラインナップの「第II世代」とも言える製品群。ブラシレス全盛の時代にあえてブラシモーターの新作を投入してくるあたり、さすがタミヤといったところでしょうか。
僕はタミヤのモーターをクローラーで使った事無いので、あくまでも製品情報をベースにした主観情報としてお届けします
発表された4つの新型モーター
ITEM 22096 GTチューンモーターⅡ / GT-Tuned Motor II (25T)

- ターン数: 25T
- 特徴: コントロール性とバランスに優れた速度特性
- 用途: クローズドレーシングに最適
既存のGTチューンモーターの後継機。25ターンという設定から、過度なスピードアップを避けつつ、コントロール性を重視したセッティング向け。
ITEM 22097 ライトチューンモーターⅡ / Lightly-Tuned Motor II (28T)

- ターン数: 28T
- 特徴: 扱いやすさを重視した穏やかな特性
- 用途: 初心者から中級者向けの入門モーター
28ターンという高めのターン数設定により、発熱を抑えながら安全に楽しめる仕様。ライトチューンモーターは従来から「意外と良いモーター」として評価が高かったらしいですね。
ITEM 22098 スーパーストックモーター VZ / Super Stock Motor VZ (23T)

- ターン数: 23T
- 特徴: ハイパフォーマンスなブラシモーター
- 用途: オフロード&ハイスピード走行向け
タミヤの伝統的な高性能23ターンモーターである スーパーストックモーター RZおよびスーパーストックモーター TZ等の実質的な後継モデル。スーパーストック系はタミヤ公認競技会のスタンダードとなったモデルでもあります。
23ターンという攻めた設定。「Super Stock」の名が示す通り、ストック規定内で最高のパフォーマンスを引き出すための設計と思われます。
ITEM 22099 LT トルクチューンモーター / LT Torque-Tuned Motor (35T)

- ターン数: 35T
- 特徴: 高トルク重視の設計
- 用途: クローラーやトルク重視のマシン向け
このブログ的に一番注目しているのがこれ。
35ターンという高ターン設定により、低速域でのトルクを最大化。スケールクローラーやゆっくり走らせたいマシンに最適なモーターと思われます。
製品説明にも
この低回転・高トルクモーターは、R/Cトラックモデル用に設計されており、低速域でも優れたスロットルコントロールを提供し、トップギアでトレーラーを牽引する際にも十分な牽引力を発揮します。クローラーにも適しています
と記載があるとおり、クローラーで使えそうですね(後述の注意事項を要確認!!!)
新世代タミヤブラシモーター 共通の変更点
で、一体何が進化したの?何が「Ⅱ」なの?って事ですが、下記が現在分かっていること。
あくまでも海外のショップ情報などによる物なので、確定ではないです
1. ボールベアリング化
従来のメタルブッシュ(軸受)から ボールベアリング仕様へ変更。
摩擦抵抗が減り、回転効率・レスポンス・耐久性が向上しています。
一方で、ベアリングは汚れやグリス劣化の影響を受けやすいため、定期的な清掃や注油などのメンテナンスが前提。
2. 進角(タイミング)調整機構の標準装備
全モデルに 進角調整が可能なエンドベル構造を採用。
コース特性やESC、車重に合わせて回転特性を調整できます。
進角を強めすぎると発熱増加・ブラシ摩耗・ギア負荷の増大につながるため、調整は段階的に行うのが安全とのこと。
3. ダストカバー付属
ブラシ周辺の 防塵カバーが標準で付属。
屋外走行時の砂や粉塵の侵入を抑え、ブラシとコミュテータの摩耗低減を狙った仕様。
ただし完全密閉ではないため、走行後のブロワー清掃などは依然必要とのこと
4. ノイズ対策・電気系の安定化
内部配線や基板周りの見直しにより、電気ノイズの低減と接触安定性の向上が図られているとか。
ESCとの相性問題が起きにくく、従来より扱いやすい方向の改良ぽい。
5. 使用電圧レンジの前提
一般的な 6.6〜7.2Vクラス(NiMH/NiCd想定)が基本レンジ。
Li-Po使用時はESC設定やギア比によって過熱・回転過多になりやすいため、ピニオン比やカットオフ設定の見直しが必要になる場合があります。
これですね、普段2セル3セルのリポバッテリーで遊ぶのが当たり前の輸入クローラーファンにとっては、「使えないじゃん・・・・」って感じのスペックになりますね(笑)爆!
なので、導入するときは仕様するバッテリーは注意した方がいいかも。
もちろん2セルリポ、つまり7.4〜8.4V(最大電圧)ぶっこんでも、すぐ壊れるってことは無いはずですが。
3セルはやめた方が良い。
発売時期と価格
発売日や価格については、タミヤ公式サイトで随時更新される予定ですが、2026年上半期中のリリースが予想されているそうです。
海外ベースの価格ですが既に販売しているイギリスのショップでは
- GTチューンモーター:€31.49:¥5,200前後
- ライトチューンモーター:€31.49:¥5,200前後
- スーパー ストック VZ:€31.49:¥5,200前後
- LTトルクチューンモーター:€36:¥5,200前後
という感じ。
まあ、たぶんですが、日本での販売価格は¥3000-¥4000くらいでしょうかね。
まとめ
ブラシレスモーター全盛の時代に、あえて「ブラシモーターの進化」を見せてくれたタミヤ。
タミヤのパーツって、単体で良いとか悪いとかって言うよりも、タミヤの純正パーツ内でいかに性能アップを図れるか?っていう楽しさを味わえるんですよね。こういう手法って海外では殆ど無くて、やっぱりタミヤ王国ならではのスタイルだなぁと感心します。
それから既存ユーザーにとっては、使い慣れたブラシモーターの性能向上版として魅力的ですし、これから始める初心者にとっても、コストを抑えながら本格的な走りを楽しめる選択肢が増えたことになりますね
発売が待ち遠しいひとも多いのではないでしょうか。
下記は現行のモーターのAMAZONリンクです。
関連リンク:タミヤ公式 - シュピールヴァーレンメッセ2026 会場展示製品のご案内

https://www.tamiya.com/japan/index.html
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