久しぶりのエレメント RC 1/10スケールマシンのレビューです。
今回紹介するのは
ENDURO ECTO(エクト)
アメリカのRCメーカー「Team Associated」のブランド「Element RC」から発売されている、クローラータイプのラジコンカーで、1950〜70年代のアメリカ製バギーやトラックを彷彿とさせるレトロ・オフロード風デザインが特徴の人気の一台です。
ELEMENT ENDURO ECTO 概要



ECTOがリリースされたのは2021年5月のこと。
イエローボディが目を惹く、当時としては珍しいコンペティショナルスタイルのボディを搭載したRTRでした。

その後、定期的にボディカラーの追加や、ポータルアクスルバージョンの登場など、ELEMENTとして力を入れ続けている車種でもあります。


ELEMENT製品の箱の裏側には、スケールガレージ制作に役立つイメージがプリントされています。これは車種毎にデザインが違います。僕もいくつかの箱をガレージ制作に利用しています。


ECTO 全体像



定番ボディのPOWER WAGONスタイルを採用しています。
しかもPOWER WAGONを大胆にモディファイしたスタイル、つまりLCGマシン用にフェンダーカットなどを施したあのスタイルです。



ボディ自体の全幅はとても狭く、おおよそ130mm程です。(一般的なスケールボディだと180-210mm程)
前後のオーバーハングも短く、クローリング時におけるボディ干渉によるデメリットを大幅に削減しています。


でも、スケールパーツはそれなりにちゃんと装着されています。
プラスチック製のロールバーはボディ裏側からリベット留めされていました。
ドアハンドルやヒンジパーツ等もデカールでは無くプラパーツが付いています。

このフェンダーの切り込み具合は、大きなアドバンテージですね。



デカールは2種類付属。
ELEMENT製品は毎回豊富なデカールが付属してくるのが嬉しいところ。
ただし、カットラインは無いのでちょっと面倒い。
プロポは技適認証済み。TEAM AJ(日本正規代理店)さんの技適シールが貼られています。
他にスペアパーツ類やオーバードライブ率変更用のギアなども付属しています。
シャーシ

ELEMENTのアイデンティティである、ENDUROシャーシ。
ECTOはホイールベース325mmのロングホイールベースマシンです。
リアはトレーリングアーム式サスペンションを採用しているのが特徴。


「トレーリングアーム」とは、車体前方に取り付け基点を持ち、後方に向かってアームが伸びてリアアクスルを支える構造です。ELEMENT ENDUROでは、リアのリンク式サスペンションをこのトレーリングアームスタイルにすることで、走破性とスケール感の両立を図っています。
トラベル(大きな伸縮幅)。これにより大きなストローク量が確保でき、段差・岩場での接地性が大きく向上。通常の4リンクよりショックマウントの位置を後方にずらすことができるため、長めのダンパーを取り付けられます。
優れた地形追従性。ロッククローリングにおいて、リアのトラクションが抜けにくいのが大きなメリット。アームの特性上、タイヤが上下に素直に動きやすく、左右のリンク干渉が少ない。


トランスミッションはお馴染みのステルスX。この中のギアを交換することでオーバードライブ率を5.7%→11.83%に変更出来ます(RTRにギアが付属)
モーターは5スロットの550モーターが装着。REEDY製です。

ESCもREEDY製。サーボもREEDY製。※ロットによっては変更されている可能性もあり。
ECTOはナローボディの為、サイドプレートが幅狭です。
その為ESCはシャーシの前方、サーボの横に設置されています。

アクスルはストレートアクスル。
最新版のECTO PORTALではポータルアクスルが採用されていますが、初代ENDUROの無骨で確実なこのアクスルはやっぱり外せませんよね。

ECTO 走行レビュー

まずECTOは高い走破性を誇るELEMENTマシンの中でも、激しいクローリングを目的とした戦闘マシンです。
- ロッククローリングを始めたい初心者
- スケール感あるレトロなボディデザインが好みな方
- 改造・アップグレード前提で遊びたい中上級者
- 山や岩場など、自然地形で本格的な走破性を楽しみたい人
こんな方にオススメ出来るマシンです。
ですが、これから紹介する走行レビューも参考にして頂ければと思います。

テストフィールドはミッキーロック。
完全にドノーマルの状態でのテストです。
バッテリーは3セルリポを使っています。プロポは純正品。
オーバードライブは出荷時の5.7%のままです。

まず、どんなマシンでもそうですが、純正のタイヤとウエイトバランスでは、ハードクローリングはなかなか厳しい物があるという事です。
これはVANQUISHでもAXIALでもTRAXXASでも同じです。
重要なのは、カスタムしたときにどれだけ化けるか?そのポテンシャルの高さにあります。

軽いボディですがこの位の傾斜でクローリングすると、トルクツイストがまあまあ出ますね。
タイヤのグリップはそこそこ。
良い方では無いです。
どちらかと言うとスケールタイヤという位置付け。

ツルっとした路面だと傾斜によっては滑ってなかなか登れませんでした。
これもやはり重心が影響してきますが・・・
ただし、ロングホイールベースということもあり、313mmマシンではアプローチに少々難儀する場所がこのマシンでは楽々キッカケを作ることに成功することもあります。もちろんコレは、スポットによってアプローチに苦労することもあるという側面もあります。
つまり、ロングだからとかショートだからとか、ミドルだから有利という事はケースバイケースという事でもあります。


難所と言われるいつものテストスポットを何度か試しましたが、結構厳しい!!
以外な結果でした。
やはりフロント加重、または低重心化が必要ですね。


高レベルの難所の場合は、全く太刀打ち出来ませんでした。

ただし、ノーマルだと軽量マシンなので、全体的な走行バランスはとても良かったと感じます。
下りもキャンバーも割と安定しています。
正直、ハードクローリング時におけるトレーリングアームのメリットは殆ど感じられず、どちらかと言うとデメリットの方が大きいような気がしないでも無い・・・(笑)。
ただ、前述したように「ポテンシャル」という意味においてカスタマイズの幅が広く、ENDUROシャーシとコンパクトボディの両方のメリットを上手く生かした改造が出来れば、マジで化けまくるマシンの様に思います。
実際に海外ではこのマシンでLCG競技に出る人もいますしね。
タイヤをPROLINE ハイラックス & ウエイトカスタムを施す。

続いて、タイヤをPROLINE ハイラックスに交換してみました。
そしてホイールもアルミホイール。
ブラスウェイトも装着し、かなり重量級のタイヤになっています。
※ちょっと重すぎる気がしますが・・・(笑)

加重したことで物理的に低重心化してあるので、地面に着地している感じがもの凄く高くなりました。
スロースピードでのクローリング時はやはりこの位の"重み"があると良い感じです。

ノーマルでは難儀していた場所もスイスイ登るようになりました。
少々トレッド幅も広くしています(ロングホイールアダプターで)。
これはちょっと広くし過ぎたかも知れません・・・。

良い感じでクローリングが楽しめました。
まだまだカスタマイズする必要は有りそうですが、ENDUROシャーシのポテンシャルは引き出せたと感じます。


ただし、難しスポットはやはり「腕」と細かいセッティングが影響してくるので、駄目だった場所もいくつかあります。
何よりもこのボディ。
ボディの影響によるデメリットはほぼ無いと言っても過言では無いでしょう。
オーバーハングの短さは重要ですね。


今後の課題ですが、サスペンションのカスタムは必須かも知れません。
リアのトレーリングアームサスペンションはトラベル量は大きいですが、少々柔らかすぎるので踏ん張りが効かないという面があります。
バネレートやオイル番手の変更をしてもう少し硬めのセッティングにすると良いかもしれません。
後は、メカかな〜。
REEDY製のRTR装着メカは十分優秀ですが、どちらかと言うとトレイルクロール向けなので、もうちょっと操作性の高いアウトランナーモーターなどの装着をしてみたいと思います。
今後もECTOはカスタムしていって、「もの凄く走るクローラー」に仕上げていきたいと思っています。

TEAM AJ;https://www.teamaj.jp
ENDURO SE UTRON
https://www.associatedelectrics.com/element/cars_and_trucks/Enduro/Utron_SE/

https://www.associatedelectrics.com/element/
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