今回は探求ということで、最近ちょくちょく目にするアメリカ発のESCを紹介します。
「ちょっと人とは違うメカで差を付けたい!」
そんな方はチェックしてみても良いかもしれません。
HiPer Electronics

HIPER
このロゴ、SNSやYouTubeで最近よく目にしませんか?
アメリカ カリフォルニア州のノーコ(Norco, CA)という事路を拠点としている企業「HiPer Electronics」によって製造されている、RCクローラー向けのメカメーカーです。
Apex ESC

恐らくこのAPEX ESCが看板製品。
1/10向けの60A ESCです。
この手のドローン用ESCの改造型ESCなので、ファームウェアはEscape32となっています。

Escpae32はAM32と同じオープンソースのプログラムですが、AM32よりもかなり高性能なシステムが特徴です。
AM32 vs ESCape32 比較表
項目 | AM32 | ESCape32 |
---|---|---|
開発主体 | オープンソース(中国の開発者中心に拡大)元はアメリカのALKA MOTORS | オープンソース(米国発、HiPer Electronicsなどが使用) |
対応ハードウェア | STM32F051/031ベースの多くのESC | STM32F303やHiPer製ESC向けの専用設計 |
主な用途 | ドローン、RCカー、FPVなど幅広く | 主に高性能RCカーやロボットなど高精度制御分野向け |
制御方式 | FOC(Field Oriented Control)ベース | FOCと独自PIDベースの高速応答制御 |
テレメトリー機能 | 一部対応(ESCによる) | 高度な双方向通信(CRSF, UART, DSHOTテレメトリー)対応 |
カスタマイズ性 | やや高め(Web GUIやUSB経由で変更可能) | 非常に高い(Wi-Fi経由、リアルタイムチューニングも可能) |
モーター音(ブート音) | 通常のビープ音 | MIDI風の音楽も可能(サウンドカスタム対応) |
更新の頻度・活発さ | 活発(中国フォーラム・GitHub中心) | 比較的新興(GitHubで継続更新、2025年現在Rev14) |
ユーザー層 | FPVドローンユーザー、DIY系 | 高機能志向のRCカー、ロボティクス愛好家 |
最近クローラー用のEscape32 ESCが増えてきている印象ありますが、設定項目などはかなり高度な知識が必要な様で、一度画面を見たことがありますが、サッパリ意味不明の項目が並んでおりましたwww

まあ、とにかく、HIPER側が設定してくれたクローラー用のファームウェアがインストールされているという事なので、あまり難しい事は考えずにこのまま使うのが一番確実な気もします。
8.4V 10AのBECが内蔵されている事も評価が高い点です。




他にもデュアル出力のタイプや、小型のタイプや、WIFIモジュールなど、製品ラインナップも増えてきています。
さらに、


Vader Motorという14極のアウトランナーモーターもあります。
https://hiperesc.com/products/vader-motor?variant=51410231525690

僕個人的には、最近は全くESCの性能差というのを感じるほど色々と使っていないので、正直コレがどれほどの物なのかは全く不明です。
CASTLEやHOLMESなどと比較すれば多少感じ取ることが出来るかもしれませんが、なかなかそんなチャンスも無いですしね・・・。
でも、新たに導入するならアリだと思います。
少々高いのがアレですが・・・。
この手のオープンソースプログラムを使うESCは、リーズナブルな事がメリットの一つでもあるわけですからね。
ただし!!
Exocaged RCさんがレビューしている動画もあります。
これを見ると、コメント欄でも書かれていますが、
ESCape32の方がAM32より断然優れている
というのは本当みたいですね〜。
これからはEScape32が主流になっていくのかな?
あ、あと、Holmes Hobbiesは今後、Escape32搭載のCrawl Master miniの別バージョンを出してくる?
って、思いませんか?
HiPer Electronics
https://hiperesc.com/products/apex-esc?variant=51310990950714
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