9imodの良コスパ ESC+アウトランナーモーターのコンボを使ってみたので、初期レビューをしておきます。
まだフィールドで試したわけではありません。
あくまでも卓上にて動作確認レベルでの使用感となります。

基本的に良い、が、、デカイ

僕が購入したときで5700円程のブラシレスコンボ。
最強コスパのアウトランナーシステムの"はず"です。
AM32というオープンソースのプログラムを積んだ(元々はドローン向け)80AのESCと、2250kvのアウトランナーモーターのセットです。
この手の組み合わせの場合、軽量&小型が売り文句になる事が多いのですが、コチラはまあまあデカイです(笑)

アウトランナーモーターは長いタイプ。
「3542」なので、直径35mm 全長42mmになります。
ホームズホビーのリボルバースナヴノーズと比べるとこの違い。
あとモーターはデザインがクソダサイ。・・・・
バルク品ぽい感じですね。

つづいて、ESCですが、G-SPEEDのLCGシャーシの場合は置き場所が狭いことも影響しますが、基本的にESCがデカすぎて配置に困ります。
なので、フロントのサーボ付近に仮置き。

ちなみに、この画像の上のESCはREEDYのSC480X。
ホビーウイングの1080とほぼ同じ大きさですが、この位のサイズ感です。(下が9imodのESC)

こちらはCastle CreationsのMAMBA MICRO X。
MAMBAの方が薄いですね。

このESCはBECも一緒になっています。
5.2/6.0/7.4/8.2V、の切替が可能で、しかも最大10Aという強力なBECです。
そういう事もあり全体がちょっと大柄になります。

ちなみに、BECの電圧変更はスイッチ部分のDIPスイッチにて行います。

大きなコンデンサーも付いています。
横方向に長い。
というかです。
配線が横方向に付いているので、
取り回しが結構面倒
配線処理がやりにくいですね。

普通のESCの場合、ケーブル類は上側に(筐体に対し垂直に)接続されていることが殆どです。
この方が取り回ししやすいんですよね。

横からケーブルが出ていると、予想以上にやりにくいです。
小さなESCならいいですが、この80AのESCはケーブルも太いので、工夫が必要になりそうです。
動きはスムーズ

で、とりあえず動かしてみましたが。
なかなかよいです。
というか、普通によい!!!
AM32のESCなので音は静かです。
クローラー用にチューンナップされたプログラムなので、基本的に箱出しそのままで普通に使えます。

そして、超低速走行がスムーズなのにトルクフルなのはアウトランナーだからこその恩恵。
超超低速で走らせる事って、ほぼ無いんですが、卓上ではニヤニヤさせられますね。
そのうち動画で紹介します
ただし、超超低速運行は発熱が結構激しいです。長い時間運用したくないくらい発熱します。→プログラムの設定変更で改善。後述します。

クローラー用のメカですが、2250kvという事もあるし、使っているギアボックスのギア比の影響もあり、それなりに速度感のある操縦も可能です。
ちなみにコチラ、AM32のESCで多い、「LCGコンペマシンでの運用を推奨」みたいな事は無くて、製品説明欄には一応「互換性: RC モーター ESC コンボは、RC クローラー カー AXIAL SCX10 90046 TRAXXAS TRX4 RC4WD D90 に適しています。」という文言があります。
なので、「幅広いマシンで普通に運用出来る」ということですね(説明を信じるなら)。使ってみた感じでも「イケそうな」感じしました。
この価格でブラシレスのコンボが手に入るなら、ブラシシステム組むより安くて高性能なので選択肢としては十分アリだと思います。
耐久性に関しては不明ですが
PCでの設定変更

このESCはPCのソフトで設定の変更が出来ます。
AM32 共通のソフトで行います。
これはWIN/LINUXのみ対応で、初めてやるときはちょっと操作が面倒です。
製品には「USBリンカー」が付属(または別売り)しています。
これは、PCとESCを接続するための変換プラグみたいなモノで、ESCのサーボコネクタをリンカーにさして、リンカーのUSB-CをPCに接続すればOKなのですが、専用のドライバーをインストールする必要がああります。
結論からいうと、僕の場合ですが、このリンカーがどうやってもPCが認識してくれませんでした。
製品説明欄にあったドライバーをインストールすることで、このリンカーがPCを認識してシリアルポートが開放するはずなのですが認識しませんでした。※僕のWIN PCの問題である気もします。
ちなみに設定ソフトはAM32のGithubページからDLできます。
https://github.com/AlkaMotors/AM32-MultiRotor-ESC-firmware?tab=readme-ov-file

製品に付属のリンカーが機能しないので、以前別のAM32 ESCの動作確認をした際に使用したARDUINO NANOを使って接続した所、ちゃんとESCをPCが認識してくれました。

設定項目がコチラ。
この設定アプリはAM32共通のものです。
つまり、9imodのアプリではないです。
Holmes HobbiesのCrawlMaster Mini V3 ESCもこのアプリを使いますし、RHINO RCでも同じです。
で、恐らくですが設定値もHolmesやRHINOなど、他のAM32 ESCと変わらないと思われます。※Holmesの推奨設定値と比較しましたが、違いはほぼありませんでした。

でなんですが、前述した熱問題。
「Sine Mode Power」の数値を初期設定の”8”から"5"に変更したところ、発熱が劇的に改善されました。
Holmesのロバートさんが動画で説明していた推奨設定値は5でした。
この設定値はコギングの調整でも重要です。(引っ掛かりやゴツゴツとした抵抗を感じる現象)

あとは、リポカット値が標準ではOFFになっていたので、その辺を変更しています。330=3.3V
AM32.ca

補足ですが、
こちらのサイトでは、ブラウザ上でAM32の設定変更が可能です。※試していません
この方が便利かも・・
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