久しぶりのトラクサス製品のレビューを行います。
レビューするマシンは、2024年10月にトラクサスより発売された「Mini MAXX」(日本正規品)です。
関連コンテンツは以下の通り

発売時の記事も合わせてチェックしてみてください。

動画はこちら
TRAXXAS Mini MAXX 開封

トラクサスのMAXXシリーズと言うとTRAXXASの「顔」とも言える代表的な車種ですよね。
長い年月にわたり高い支持を得ている超本格的なモンスタートラックであり、現在他メーカーから発売されている同タイプのバッシャートラックの元祖とも言える車種とも言えます。
もはやスタンダードともいえるMAXXシリーズですが、その末っ子である"Mini MAXX"が登場したのは2024年の10月でした。
そしてついに、Rock'n Crawlersの元に久々のトラクサス製品としてMini MAXXがやってきましたので、まずは製品の概要をスタジオから紹介させていただきます。



Mini MAXXは"Mini"と言うだけあって箱が小さいです。
いや、小さいというと誤解が生じますね。1/10スケールのボックスに比べると小さいです。
実際の所Mini MAXXは1/16とか1/14スケールくらいのサイズ感です。
※公式では明確なスケールサイズ表記はしておりません。
ボディカラーは4色。
RTRですのでもちろんプロポも付属しています。(技適番号:217-230826)


説明書類は全て英語ですが、今の時代スマホで簡単に翻訳できますので全然OKだと個人的には思います。Mini MAXX事態には特に複雑な設定等はないので、ぶっちゃけ読まずとも感覚で走らせる事も出来ます。
サスペンション関連のスペアパーツ等も付属していました。

そして、バッテリーもちゃんと付属しています。
7.4V リポバッテリー
容量は3500mAh
結論から言うと、コチラの1本で十分に楽しめます(ました)。
3500mAhだと結構な大容量ですし、そもそもMini MAXXみたいなマシンの場合、そこまで長時間運行させることは無いので、クローラー遊びの合間に遊ぶ程度なら1本で十分です。

付属のバッテリー充電器はUSB-Cで給電するタイプのコンパクトな専用品です。
トラクサスのiD機能付きの充電器とバッテリーなので、安心安全、そして簡単にチャージが可能です。



点滅状態で充電の進行状況が分かりますが、3500mAhは結構時間掛かりました。
ちなみに、トラクサスのコネクターは独自形状になっていますので、充電器する場合はiD機能対応のトラクサス製充電器が必要です。
車体を観察する

トラクサスのMAXXシリーズは3つ。
- Mini MAXX
- MAXX
- X-MAXX



サイズはご覧の通りで、正に3ブラザーズって感じです。
Mini MAXXのサイズは
- 全長:345mm
- 全幅:253mm
- 全高:137mm
- ホイールベース:220mm

コチラはおおよそ1/16または1/14スケールくらいでしょうか。
日本のRCサイズの感覚で言うと1/12スケールとも言えますね(日本のスタンダーサイズは世界標準より小さいので)

ちなみに、TRAXXAS TRX-4mと比べるとこんな感じです。
全然大きさが違いますね。

コンパクトな車体ですが、バッシャーであるMAXXには大径タイヤが装着されています。
タイヤサイズは4インチ(100mm)のスレッジハンマー。ホイールは2,6インチです。タフな遊びにも耐えながらパターンもカッコイイタイヤです。
いかにもバッシャーらしい雰囲気です。
バッシャー/バッシング (Basher)
ラジコンの世界では希に「バッシング」という表現がされることがあります。MAXXは正にそれ。明確な定義はありませんが、オフロードRCカーを乱暴な方法で走らせたり車両の限界まで押し広げることを目的とする走行スタイルのこと。スタント的なスタイルですね。ですので競技的な要素はありません。
こういうやつ。


バッシャーでもありますが、トラクサスのカテゴリー表記では「モンスタートラック」に分類されます。
メチャクチャ広いトレッド幅ですが、車高は低く低重心。
走行性能にもの凄く期待が出来ますよね。
ちなみに、所謂ビッグタイヤの一般的なモンスタートラックでは無くて、コチラのモンスタートラックは架空のボディスタイルです。実車にはこのようなタイプの競技は僕が知る限りありません。

そしてこのスタイルのモンスタートラックは、今や沢山の類似品が多数のメーカーからリリースされています。
でもコチラのMAXXが元祖である事を忘れてはいけません。
そういう背景を知ると、こちらのデザインがとても格好良く見えてきませんか?



ボディはクリップレスマウントを採用。
簡単にボディの脱着が出来る上に、ガッチリと固定が出来るのでとても楽です。
クリップレス最高。
Mini MAXX シャーシを観察する

僕は今まで、この手のバギーやバッシャーをいくつかレビューしてきたことがあります。でも、このシャーシを見た瞬間、
あ〜、流石トラクサスだわと自分に頷いたことを覚えています。
とにかく、トラクサスのラジコンって、徹底的にシャーシ側のクオリティが高いんですよ。これはマジで。
今までクローラーも含めると沢山のシャーシ構造を観察してきましたが、他のどのメーカーよりもシャーシの完成度が高いと感じます。
これはもう一つ付け加えるとすると、一般的なユーザー向けにシンプル且つ統一性のある設計になっているという意味でもあります。

コア層向けではなく、トラクサスはあくまでも一般層向けの高規格なハイエンドラジコンというスタンスを持っていると僕は以前から感じていますが、Mini MAXXのこのシャーシを見てもそう感じます。
使用されているプラパーツ類の品質の高さと無駄の無い設計、そして取付剛性の高さ。

自社製のメカ類にを採用していることで、まとまり感のあるルックスが実現しています。

モーターはBL-2s 3300 Kv センサレスブラシレスモーターを採用。このモーターには冷却ファンも内蔵されています。
ESCは2セルLIPO対応でBECが6.0V。(6~7セル NiMHも仕様可)
2段階サーマルシャットダウンの熱保護機能もついていますが、補助ファン用のポートも用意されています。
この仕様で時速30マイル(約48km/h)を超える最高速度を実現しています。
そして、コチラのESCは設定でドライブプロファイルを変更可能です。
- スポーツモード - 前進 / ブレーキ / 後進
- レースモード - 前進 / ブレーキ
- トレーニングモード™ 前進50% / ブレーキ / 後進50%

ステアリングサーボはトラクサスの 2056。
デュアルベルクランクを採用し、ゼロバンプステアジオメトリとなっています。


クリップレスマウントは前後このようなショックマウントと一体型になっています。
無駄が無く、バッシングをしても壊れにくい設計ですね。


裏はこんな感じ。
スキッドプレートは交換可能です。
こういうマシンなので、どんなに頑丈に作られていてもそのうち壊れる(遊び方によっては)ので、メンテナンス性も高いです。



サスペンションはダブルウィッシュボーン式。
コチラも強度が高いパーツを採用しています。

サスペンショーンアームは一番破損しやすいパーツなので、特に剛性の高い複合素材をしようしたヘビーデューティー仕様になっています。

バッテリートレイは付属の3500mAhリポバッテリーにピッタリフィットします。
走らせるのが楽しみだ



低重心なシャーシなのでこんな事も可能です。(バッテリー非装着ですが)

室内で空運転してみました。

全速力だとこんな感じ。
2セルですとタイヤの遠心力でゴムタイヤはこの程度の状態まで伸びますが、引きちぎれるような事は一切ありません。
ですが、少々怖いくらい回転していました。
ちょっ速です。
ということで、次回は外での実走行をして、レビューを行います。
TRAXXAS Mini MAXX
https://traxxas.com/products/landing/mini-maxx/
トラクサス 日本正規販売店
■RcTrail
https://rctrail.net/
※平日のWEBチャット問合せが楽ちんです
■Littlecraft
RCクローラーパーク (栃木)
Tel: 0285-38-9990
https://littlecraft.jp/
■Orange[アウトドアセレクトショップ](和歌山)
https://shop-orange.jp/
■有限会社モトブルーズ (兵庫)
https://www.motobluez.com/
■KS HOBBY
https://www.kshobby.com
★輸入元:Hwajeon-Japan.,llc


【ロゴ、画像の著作権について】 全ての著作権はTRAXXASに帰属します。使用しているTRAXXAS関連の画像及びロゴは、正規ディーラーHwajeon -Japan,LLCを通じTRAXXAS社より許諾を得て使用しております。
コメント