アメリカのRCクローラー インフルエンサーであり、Vanquish Productsのスタッフでもある"Harley Designs"さんが、興味深い製品を自信のWebサイトで販売を開始しました。
今回はその製品について分かっている範囲でシェアさせていただきます。
Rockabilly Build Package

Rockabilly Build Packageという今回正式にリリースされた製品を利用すると、上の写真の様な本格的なマシンを制作することが出来ます。
ロックレーサー、ロックバギー風のマシンですね。VanquishのH10 Opticとか、AXIALのCAPRAとか、ELEMENTのGatekeeprと同じジャンルのスタイルです。
ただしコチラは組立キットではありません。
デジタルデータのみの提供
となります。
価格は$99.99
製品には
- チューブ/ベンドテンプレート
- チューブ配置用の治具
- SendCutSend.com からすべてのレーザーカット部品を購入するためのリンク
- フードデザイン
- シフトサーボマウント
- VFDトランスミッション用内装
- スケールエンジン
のデータセットです。
データのみをダウンロードして、あとは自分で3Dプリンターなどで印刷して仕上げるスタイルです。
しかも、このマシンのポイントは「チューブシャーシ」という点です。

推奨は 3/16インチのDOM(Drawn Over Mandrel)チューブ(鋼管)です。もちろんその辺のパーツ類は自分で用意する必要があります。

製品にあるの3Dデータで印刷したベンドテンプレートを使用して、曲角を調整しながらベンダーで曲げて

最終的には自身で溶接をする必要があります。
これは趣味の究極のスタイルとも言えますね〜。
ハッキリ言って超上級者向けです。

ただ、詳細な説明書ファイルも同封されており、プロセスはフォルダ毎に分けてくれていたりと、Harley Designさんらしい気配りのあるパッケージでもあるそうです。
補足
3Dプリントファイルは、基本的には治具として使うものが中心。
レーザーカットパーツが別途必要(リンクあり)
ボディパネルもカット済みのモノが購入可能
シャーシ側はVanquish VRD BUILDERS KITを推奨していますが、もちろん何でも構いません。でもVRDが確実でしょうね。
他にも沢山の追加パーツが必要になります。

レーザーカットされたスチールパーツ。
これは製品にデータも含まれていないので、別途購入が必須です。$66
ほかにも、自分でプリント加工をしたくない場合は購入する事も出来ますが、高額になります。
このプロジェクトは、昨年の春過ぎから選ばれたメンバー達によって日々改良が加えられてきました。そしてこの度正式に一般公開されたという流れがあります。なので、設計図の精度はかなり高いとおもいます。
ちなみに、ハーレーデザインさんは過去にも「Jimmy's 4x4 Moonbuggy Build Package」というプロジェクトでオリジナルのマシンを公開しています。こちらも同じスタイルのデジタルデータのみのパッケージです。
正直まだ得体の知れない部分も多いのですが、ハーレーデザインさんは昔からこういうチューブ系シャーシのマシン制作に取り組んでいるので、そのうち自社ブランドなどを起ち上げて、もうちょっと一般向けの製品などをリリースする構想なんて持ってるんじゃ無いかな?なんて想像しています。
Rockabilly Build Package
https://harleydesigns.com/store/rockabilly-build-package
このプロジェクトのFacebook グループ
https://www.facebook.com/groups/harleydesigns
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