ELEMENT ENDUROのアクスルで使用されているパーツについてのリポートです。
今回は無駄話は無しで進めます。
Enduro Axle Kit 42077 では前後アクスルは完成しない

パーツNo. 42077 Enduro Axle Kit
https://60years.associatedelectrics.com/enduro-axle-kit/?searchid=0&search_query=ELEMENT+AXLE+KIT
こちらのアクスルキットは"スペアパーツ"という認識をした方が良いです。
このパッケージだけでは前後のアクスルは完成しません。
仮に、このキットでフロントアクスルを組み上げたあと、リアアクスルをビルドしようと思うと赤枠で囲ったパーツが足りないことに気がつくはずです。
これらを個別に集めるのは結構面倒ですが、集める際のアイデアをお伝えしておきます。
Enduro Axle Kit の「Kit」という名称が良くないですね。日本人の場合この名称だと勘違いします。Enduro Axle Spare Parts Set(スペアパーツセット)とかだと分かりやすいかな。あと製品紹介ページに注意書きも無いという・・・(笑) ※ちなみにAXIALのSCX10 II アクスルキットも同じような仕様だった事があります
リングギアとピニオンギア
ネジとかベアリングとかはひとまず置いておいて、問題なのはギアです。
尚、下記に紹介する製品の殆どは、S-techさんで購入が可能になっています。売り切れているモノもあります
チェックしてみてください。

https://stechs.shop/shopbrand/ct391


パーツNo. 42077 Enduro Axle Kitに1セットだけ付属してくるリングギアとピニオンギアはこちらの2つ。
リングギア:Enduro Ring Gear, 30T 42065 ¥2,750
ピニオンギア:Enduro Pinion Gear, 8T 42066 ¥1,980
ただし、こちらの2つは入手性が良くありません。
既に廃番?または常にバックオーダーが続いている印象です。
でも他に選択肢はあります。

FT Ring and Pinion Set for Enduro SE, machined 42336 ¥7,920
https://stechs.shop/shopdetail/000000003449/ct391/page1/order/
Factory Team製の「エンデューロSE用FTリング&ピニオンセット、機械加工」
これ、以前は"SE用"という記載はありませんでしたが、最近名称が変わりました。
シムとグリースが付属しており、強度も通常版より高いそうです。
これを導入すれば解決ですが、若干高い。


リングギアに関してはFT製のこんな別体型の高強度パーツも存在します。
スプール FT Enduro リングギヤ スプール 42058:¥1760
ギア 42059:$22.99
これはかなりニッチなパーツで、あえて導入する必要は無いと断言出来ますwww
最良策はEnduro SE, Ring and Pinion Set 42335

結論から言いますと、最良策はコチラです。
Enduro SE, Ring and Pinion Set 42335 $29.99
https://60years.associatedelectrics.com/enduro-se-ring-and-pinion-set/
Enduro SE リング・ピニオンセット ¥4,400
https://stechs.shop/shopdetail/000000003412/ct391/page2/order/
こちらは、ENDURO SE用としてSE登場当初からラインナップに加わったリングギアとピニオンギアのセット。
ベアリング類とシムも付属しています。
SE用とありますが、
ENDUROアクスルとENDURO SEアクスルの内部パーツは共通
です。
これは僕が、Team Associatedに直接メールで確認し、公式回答として得た情報なので間違いありません。
自分でもSEのパーツをバラして装着してみましたがOKでした。
ポイントはコチラが$29.99という価格である点です。
安いです。他に比べると。
その理由はベアリングがボールタイプでは無くブッシング(スペーサー的なモノ)に一部変更されているからです。
正直、クローラーの場合、アクスルのボールベアリングはそこまで重要ではありませんので、画期的なダウングレードと言えるでしょう。
Enduro Axle Kit 42077で不足していたパーツの一部もこのEnduro SE, Ring and Pinion Set 42335でまかなえます。

リングギア両サイドの7×14×3.5mmのベアリングと、アクスルハウジングのピニオンギアの受け部分と外側に装着する5×10×4mmのベアリング(ブッシングに交換)部分のパーツはこれでOKです。

5×12×4mmのブッシングはENDURO SE アクスルのハウジングでしか使えませんので、今回は使用しません。
このブッシングサイズの変更はENDURO→ENDURO SEの改良点の1つです。


過去にコチラの記事でリポートしましたが、ハードクローリングを繰り返しているうちに、黄色○部分のベアリング(5×10×4mm)が潰れて破損したことがあります。
この症状は世界中のENDUROユーザーから度々報告されているモノであり、ELEMENTとしても改良すべき箇所として考えていたのでしょう。
なので、SEではサイズを5×12×4mmと系を大きくし、更にボールベアリングでは無くブッシングを採用する事で物理的に破損するリスクを最低限に抑ています。
他に必要なモノ。

Enduro デフカバー&ロワ 4-リンクマウント, ハードタイプ ¥1,650
https://stechs.shop/shopdetail/000000003281/ct391/page2/order/
デフカバーは純正を使うも良いですが、SSDなどの社外ブラスカバーを使うのかも良いかもしれませんね。
ちなみに最近、ELEMENT純正のスチール製のデフカバーが出ました。
これ、ELEMENTとしては初かも。

43gあります。
1つで$31.44
Enduro FT Steel Differential Cover, 43g
https://60years.associatedelectrics.com/enduro-ft-steel-differential-cover-43g/?searchid=0&search_query=Diff+Cover+
ELEMENTはFTと協力して、こういうパフォーマンスパーツをもっと出すべきだと思うのですが、その辺の展開はイマイチですよね〜。
あとは5×10×4mmのベアリングが2つ必要になるはず。

ここ用ですね。

僕はアリエクで10個500円のコレを買いました。
https://s.click.aliexpress.com/e/_oklStNd
ネジもアリエクで買えば安いです。
ってことで、コレ、実際問題バラで集め出すと、Enduro Axle Kit 42077の倍近い価格になってしまいそうです。
ですが、優秀なENDUROアクスルですので、その価値はあると断言出来ます。


ちなみにですが、昨年発売されたENDUROのポータルアクスルコンバージョンキットの場合は、キット内のパーツだけで完全に組み上げが可能です。
こちらもチェックしてみてください。
エンデューロ ポータルアクスル コンバージョンキット
https://stechs.shop/shopdetail/000000003474/ct391/page1/price_desc/

TEAM AJ;https://www.teamaj.jp/

TEAM AJ;https://www.teamaj.jp
ENDURO SE UTRON
https://www.associatedelectrics.com/element/cars_and_trucks/Enduro/Utron_SE/

https://www.associatedelectrics.com/element/
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