AXIALがまたまた新製品を投入しました。
今回はリニューアルですね。改良版です。
UTB18 CAPRA 4WS
製品コード:AXI-1543T1
1/10 UTB10 Capra 1.9 4WS 4X4 Unlimited Trail Buggy



カプラは根強い人気を持つAXIALの1/10スケールの本格トレイルロックバギーです。
先日リリースされた1/8 AXP8 Gilamonと同系統のカテゴリーになります。

特徴は沢山ありますが、トレッドの広いライセンス取得されたCurrie F9 Portal Axlesが搭載されており、このアクスルが初期のLCGムーブメントで重宝されたことは記憶に新しいですよね。

ちなみに、初代UTB10 CAPRAが発売されたのは2019年です。その後、キット版の発売や4WS化が施され、アップデートを何度か繰り返してきました。
近年では、そのラインナップからキット版が消えたりしてラインナップからの消滅が危惧されましたが、今回のリニューアルでまだまだ健在である事が証明されました。



- 全長:442mm
- 全幅:272mm
- 全高:229mm
- ホイールベース:323mm
スケールは1/10です。
価格前モデルの$549.99→$559.99に値上がりました。


色はオレンジとイエローの2つ。
それぞれ違うグラフィックが施されなかなかカッコ良いと思います。
4WSは操作性に難がありそう

CAPRAはAXIALで唯一の4WSマシンです。
プロポの操作で後輪の舵取りが可能です。
ただし、RTRの状態で4WSを操作する場合、プロポの3chを使ってA/Bスイッチをコントロールする方式になります。

初期設定ではA/Bボタンが3ポジションのモーメンタリースイッチになっているので、A側B側に押している間だけステアリングが切れます。切れ角の調整はプロポのSTノブでプリセット設定するので、走行中に微妙な角度調整をすることはできません。
設定変更で5ポジションのラッチスイッチ(オルタネイト)に変更が可能です。A側B側でそれぞれ2ポジションを設定することで、スイッチを押す度に切れ角がかわります。

どちらの設定でも、ぶっちゃけメチャクチャ使いにくそう(笑)
実際にこのコントロール性に対する批判の声は多数ある様です。

付属のプロポはSPEKTRUM DX3なので3chです。
でも、受信機は5chです。
なので、プロポをアップグレードして、ダイヤルノブでリアステアリングの舵角を調整出来る様にすれば、操作性はアップするかな?と思います。
それから、オプションパーツの導入で追加できるDIG機構を作動させるには、やはりプロポの変更が必須です。
アップグレードしたところ

今回のアップグレードは、今までとはちょっと違います。
メカ類が変わったとか、ボディカラーが追加されたとか、そういう事だけで無く、本質的な部分も変わっています。

一番大きな所はトランスミッションです。
完全に別物のミッションになります。
最終減速比が 31.4:1 (内部減速比 4.37) から 45.37:1 (内部減速比 6.31) に変更
ギア比でいうと以前のモデルより 45% 低くなっているそうです。これは、CAPRAのクローリング性能を向上させる大きなポイントだと思います。
あとはですね、LCGムーブメントが広がり始めた初期の頃(2020〜2021年頃)は、LCGのベース車輌としてELEMENT ENDUROとAXIAL SCX10 II、そしてCAPRAが重宝されていました。CAPRAのカーリーアクスルの有効性も相まってCAPRAキットが入手し辛い時期もあったのですが、そういう点から考えると、この新ギアボックスもある意味LCGコンバートを若干見据えたコンセプトになっている様な気もします。DIGも搭載できますしね。




あとはホイールやショック、サーボやモーターなども前モデルからアップデートされています。
ガチで遊ぶようになったらショック以外は確実に社外品に変更する運命にありますからね。
なので大きなアドバンテージにはなりません。※タイヤは使えるかも?




あとは、グラフィックがなかなかカッコイイ点ですかね。
少なくとも以前もCAPRAよりもイケてると思います。


LEDも前モデルから標準装備です。

で、タイヤですが、Pro-Line OE(プロライン オリジナル エクイップメント)製の公式ライセンス Mickey Thompson Baja Proタイヤが装着されています。
PRILINEがAXIALと同じHORIZON HOBBYの傘下になってから、このPro-Line OE製のタイヤやホイール、ボディ等のパーツがRTRに装着されるケースが当たり前になってきました(公式にアナウンスされていないケースもあると思います。)
そういう意味で言うと、このタイヤはなかなか使えるかも知れません。
昨今の価格上昇ですが、物価高や関税の影響もありますが、HORIZONとしてハイクオリティのRTRを提供することを方針としているという背景もあると思います。RTRの場合付属のパーツ/メカの更正で価格を下げることはある程度可能ですからね

個人的にはこの手のトレイルバギーは今最も気になる製品です。
でも、やっぱり1/8 Gilamonの方が魅力高いかな。
だって、価格ほぼ同じだもん(笑)
1/10 UTB10 Capra 1.9 4WS 4X4 Unlimited Trail Buggy
https://www.axialadventure.com/product/1-10-utb10-capra-1.9-4ws-4x4-unlimited-trail-buggy-brushed-rtr/AXI-1543.html#
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