去年の11月に発売されたVanquish Productsの"H10 OPTIC KIT"が気になるので調査してみました。
ちなみに、RTR版は2024年5月に登場しています
そしてつい先日、OPTIC Origin Kitがリリースされました。


H10 Optic Kit

Vanquish(ヴァンキッシュ)は元々、ハイエンド寄りのキット版しか出さないメーカーでしたが、Phoenix以降はRTRとキットの両方をリリースするようになりました(数ヶ月の時差はある)。
これは、USAメーカーの中では非常に珍しい展開です。
他のメーカーの場合、ボディ付きキットの数は極めて少ないかゼロですからね。
こちらのキットにはホイールとタイヤは付属していません
「自分だけの一台」を実現するにはやはりキット版がマストです。
ただし、このH10 Optic Kitですが、

こういう仕様のキットです。
右下のマークに「RANDOMLY SELECTED」とありますが、これはキット内に付属しているケージ用の塗装済みボディパネルがランダムに同封されているという意味になります。
つまり、自分でカラーを選択する事が出来ないんですね。
良い意味でいえば「お楽しみ」という事になります。

カラーだけでなく"グラフィック”も処理済みなので、ボディを自分好みに塗装して仕上げる、というタイプのキットではないと言えるでしょう。
ボディはポリカーボネートではなくABS製です。ハードボディと言って良いでしょう。
スタイルは6種類






6種類のランダムなボディグラフィックですが、実にクオリティが高い仕上がりになっている印象を受けます。
個人ではなかなか実現するのが難しい手の込んだデザインですよね。
しかも、先入観かも知れませんが、Made in USAメーカーのデザインですので「ホンモノ」感がしっかりある。こういうデザインって中国のRCメーカーでもたまに"模倣“的な再現で製品化されるケースがありますが、やっぱりなにかデザインの説得力が無い・弱いグラフィックを纏っているだけ、というケースが殆どです。

個人的には赤いのかな〜

それか水色。





その他

キット版とRTRの違いですが、良く分かりません。
公式サイトに特に記載は無かったと思います。
大抵のメーカーにおいて、RTR版とビルダーズキット版では付属パーツのグレードなどが差別化されるケースが殆どですが、ビルダーズキットではなく通常の”キット版"の場合、構成パーツはRTRと同じと考えて良いでしょう。

一応簡単に仕様を説明しておくと、
アクスルはH10です。
近年のVanquish製品で標準装備されているF10アクスルよりもトレッドが1.5cmほど長くなっています。

サスはIncision S8E ショックアブソーバー。8mmのビッグボアです。
「Incision」はVanquishのパーツ部門のブランド名です。チーム・アソシエイテッドでいう"FT"みたいな感じ。
パーツ単体でも人気と信頼性が高いので、こういうパーツ群が付属しているのは大きなアドバンテージだと感じます。
選択肢としてどうか?

このH10 Optic自体のコンセプトは「トレイルバギー」です。
ELEMENT Gatekeeperと同じ感じです。
デフロック固定の仕様です。
オープンにすることは構造上不可能です。
なので、ロッククローラーとしての遊び方をするのが本来の遊び方と言えるでしょう。
このルックスだと、ついついロックレーサーやバギーの様に、爆走させて遊びたくなりますが、コントロール性でやはり難しい面が出てくるので、素直に低速メインでトレイル&クロール遊びをしたいところ。
価格は$389.99
もうちょい安いと最高ですが、Vanquishなんでね、まあこれは妥当な金額かも知れません。
H10 Optic Kit
https://vanquishproducts.com/products/h10-optic-kit
https://www.amainhobbies.com/vanquish-products-h10-optic-1-10-4wd-rock-crawler-kit-all-sales-final-vps09027/p1584249

https://www.vanquishproducts.com/new-releases/
※当ブログは"Vanquish Products"より画像等の使用許可を得ています。
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