【新製品】ELEMENTから競技用 ロッククローラーキットがついに登場! 〜 Enduro Comp Fox Competition Rock Crawler Kit

いや〜、キマしたね遂に。

ELEMENT RCから正真正銘の競技向けLCGコンペマシンのビルダーズキットが誕生しました〜。

AXIAL SCX10 PROに始まり、REDCAT ACSENT、Vanquish VRDがLCGシーンを意識したというか、完全にそのカテゴリーに参入してきたのはここ1年半位のことになります。

元々競技向け車輌の雄である「チーム・アソシエイテッド」のクローラー部門であるELEMENT RCが、この流れを無視しないわけはありません。

いつか必ず出る!
と思っていましたが、やっと出ました。

正直、LCGムーブメントは落ち着いてきた印象があり、若干遅すぎるような気がしないでも無いですが・・・

目次

Enduro Comp Fox Competition Rock Crawler Kit

まずこのキットですが、SCX10 PROやVRD CARBONキットと同じく”ビルダーズキット”的な位置づけの製品です。

つまり、ボディやメカはもちろん、タイヤやホイールも付属していないものになります。ELEMENTでいうと「ビルダーズキット2」と同じイメージの製品です。

このキットは、本格的な競争的な RC クローラーを対象としており、各ゲートを進むための機能が満載です。機械加工されたアルミニウム ブレースで固定された軽量のフラット レール カーボン ファイバー シャーシは、強度がありながら、重心を低く保つのに十分な軽さです。ショックとリンクの取り付け位置が豊富に用意されているため、サスペンションの調整オプションは無限に増えます。

公式の説明はこの通りです。

ざっと調べたり動画を見た僕の見解を正直に述べますが、このキットはSCX10 PROやVRDとはちょっとベクトルが違う気がします。(ベクトルって言わないかな・・・?なんて言えば良いのか分からないけど)

簡単にこのキットの特徴を書くと

  • 新しい高クリアランスポータルアクスル
  • 新しいカーボンファイバーフラットレールシャーシ
  • 新しいアルミシャーシブレースとボディマウントサポート
  • 新しいデルリン®機械加工およびフラッシュマウント角度付き下部スキッドプレート
  • 新しい2ピースフォワードバイアスアルミモータープレート

この5つです。
他の部分はELEMENT ENDUROです。

つまりENDUROベースのLCGマシンなんですが、ENDUROをベースに社外LCGをカスタムしたことがある方なら、正直さほど珍しくない構成になっている・・・と言わざるをえません。

Artful Dodgersの新型カーボンレールを採用

一番注目すべき点であり、このキットの肝はこのレールです。
カーボンファイバー製のLCGレールですが、なんと

Artful Dodgersとチームを組んで生まれたもの

との事です。
簡単に言えばレールはArtful Dodgers製です。

大手のクローラーメーカーが、ついにLCG径パーツメーカーのレールを公式採用してきたという事になります。こういうケースはかなりレアケースだと思います。

AXIALがG-SPEEDのレールを採用してSCX10 PRO2をリリースしてきた:・・・みたいなイメージです。

下記はArtful Dodgersの参考記事です

あるいみ、こういった革新的な事をしてくれるELEMENTはやっぱり面白いメーカーだと思います。

無駄に自分たちのオリジナルレールを開発するのでは無く、実績のある製品を取り入れてそれをそのまま採用する姿勢は潔くて好感が持てます。

正直、LCGレール市場はもう出尽くしてる感じがするので賢いとも言えますね

ちなみにですが、Artful Dodgersはレールだけで無く、その他のカスタム系パーツも独自のアイデアとセンスで、とても魅力的かつ効果的なパーツが多くあります(ミッションLCG化マウントとか、ステアリング角アップパーツとか)。その辺ももしかしたら、今後ELEMENT名義で出してくる可能性もあるかも???

※Artful Dodgersはポーランドのメーカーです

その他のポイント

他のポイントをいくつか

ステルスXトランスミッションはそのまま流用されていますが、専用のモーターマウントが追加されていますので、モーター位置がフロントになります。※レールが新レールなので、スキッド位置が大分前になります。

スキッドプレートも今までの物とはちがいデルリン製の滑りが良く、テーパー処理されたものに変わって居ます。

そしてアクスルは、先日リリースされたポータルアクスルになっています。

やはりこのためのポータルキットだったのかも知れませんね〜。

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4WS化も出来ますし、サーボオンアクスル仕様ですので可能性も広まります。

そして、ポータル化したことでオーバードライブ率も今までの11.83%から36%へと大幅アップです。(36%にするにはオプションのFT製ポータルギアが必要。このキットには付属していない模様)(説明書見るとミッション内のギアは5.7%UDの設定になっています。11.83%にする54/26Tのギアがこのキットに付属してるかは不明)

それからブレース関連がブロンズのアルミパーツになっています。

その他のリンクとかサスとかシャフト関連のパーツ類は、ビルダーズキット2の物と大体同じです。

あ!!1つ重要な点があります。

公式のスペックによると、ホイールベースは322mmです。
※付属のリンクを使った場合

LCGのホイールベースのベストは?
というのは永遠のテーマですが、個人的にはやはり313mmアタリが万能だと感じています。

ただし、Artful DodgersとELEMENTの答えがこのジオメトリということなので、これはちょっと気になりますね。

それからこのキットの完成重量は1190gとなっています。
ステルスX乗ってるワリには軽いと思います。

ロントモーターにブラシ乗っけてフロント加重化した方がこのシャーシの特性活かせそうですね。

価格は$399.99です。
どうでしょう。
まあ、この手のキットは安くてもアレなんで、普通だと思います。

このキットを調べて見て感じた個人的なファーストインプレッションですが、

  • 完全に全て新設計のELEMENT コンペマシンが見てみたかった
  • Artful Dodgersとのタッグは今後のパーツ展開に期待が持てる
  • せめて、ステルスXじゃ無いミッションは必須だったと思う
  • AXIAL、Vanquish、REDCATのコンペリグを確実に超えてくると期待したい!(笑)

こんな感じでしょうか。

とにもかくにも、すげ〜、試してみたいマシンである事には変わりありません。
欲しい!!!

Enduro Comp Fox Competition Rock Crawler Kit
https://www.associatedelectrics.com/element/cars_and_trucks/Enduro/Enduro_Comp_Fox/specs/

TEAM AJ;https://www.teamaj.jp

ENDURO SE UTRON
https://www.associatedelectrics.com/element/cars_and_trucks/Enduro/Utron_SE/

https://www.associatedelectrics.com/element/

※当ブログは”Associated Electrics, Inc.“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “Associated Electrics, Inc.

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