ラジコンで使用する各種バッテリーですが、ラジコン歴が無くなると本数がドンドン増えていきますよね。
あと、複数本持っていると、「どのバッテリーが現在何%の残量なのか?」っていうのを調べるために、チェッカーでいちいち調べる必要があります。
僕はこれを使っています。
1つあると便利ですね。
でも、昨今のラジコン用バッテリーや充電器には「スマートバッテリー」「スマート充電器」なる便利な機能が備わった製品が出揃ってきています。
ということで、今回はISDTのBattAirという製品を紹介します。
その前に、スマート充電、スマートバッテリーについて「SPEKTRUM」のSMART TECHNOLOGYを例に簡単に解説します。
SPEKTRUMのSMART TECHNOLOGY
各社スマートシステムについては力を入れ始めていますが、アメリカのメカメーカー「SPEKTRUM」の”スマートシステム”。がとても分かりやすいので、例にさせて頂きます。
スマートシステムですが、
- スマートバッテリー
- スマート充電器
この2つが相互関係にあります。
スマートバッテリー
例えばこちらは”11.1V 5000mAh 3S 30C Smart G2 LiPo Battery: IC5″というスマートバッテリー。
一見普通のバッテリーですがちょっと違います。
バッテリーパックにマイクロチップが入っています。
このチップには固有のさまざまな情報が保存されます。そのデータを他のスマートデバイス(充電器)と共有して、充電を簡素化し、安全かつ長寿命のバッテリーライフを実現しているというわけ。
それから、スゴイのが
選択した時間 (12 ~ 240 時間) 休止すると、安全な保管電圧まで自動的に放電
これはスゴイ!便利ですね〜。
放電器いらないんですよ。
スマート充電器
スマートバッテリーに対応したスマート充電器を使う事で、このスマートシステムは本物になります。
充電器にバッテリーを挿すだけで、そのスマートバッテリーに最適な充電パラメーターを読み取り設定値を変更し充電が開始されます。
これにより安全な充電環境が実現します。
他にも機能がありますが、大きなメリットは以上のような点となります。
しかし、このシステムを構築するには、充電器とバッテリーをそれぞれ新調する必要もあります。
結構ハードル高いですよね。
特に日本でSPEKTRUM製品を買うのはちょいと困難ですし、、、。
ということで、簡単にスマートバッテリー化できる製品をこれから紹介します。
ISDT BattAir Plugin
ESC70をリリースしているあのISDTの製品である「BattAir Plugin」がそれです。
簡単に説明すると、手持ちのバッテリーのバランスケーブルに装着するだけで「スマートバッテリー化」出来ると言う代物。
左から6セル用、2セル用、3-4セル用となっています。
BAP2.4.6という名称となっています。
こんな感じでまあまあコンパクトです。
バランスの入力と出力が備わっています。
こんな風に挿すだけで準備完了。
ボタンのLED色で状態が分かるようになっています。
始めて挿すと専用のアプリにすぐ認識され、初期設定が始まります。
リポなのかリフェなのか、セルは?
Cレートは?容量は?バッテリーのメーカーは?等々。
ちなみに対応バッテリーは、LiFe, LiPo, LiHv, ULiHvとなっています。※リチウムイオンも設定できました
するとバッテリーの情報がこんな風に表示されます。
残量や各セルの電圧等。
さらにセル電圧のキュリブレーションも可能みたいです。
※良く分からないのでやってません
で、こんな感じで手持ちのバッテリーの一部に装着してみました。
すると、スマホのアプリで現在の残量が一覧表示されます。
これね、めちゃくちゃ便利。
BattAirのボタンを押すと、リストの右側に紫色のマークが付くので、どのバッテリーのどの残量か?というのもすぐに分かります。
更にリストのフィルタリングで、2セルバッテリーのみ表示させたりとグループ分けも可能です。
BattAir用に常に電力を消費しているという心配があるのですが、「バッテリーの電力消費もごくわずか」との事です。
公式のこの動画をみると、その便利さが分かるかと思います。
さらに、バッテリーを対応のスマート充電器に挿すと、自動的に設定が読み込まれるので、設定を変更せずに充電が可能です。※アプリで初期設定したCレートが反映される
さらに充電が終わるとスマホに通知が来ます。
便利。
BattAirの可能は基本的にこれらのみです。
SPEKTRUMの様な自動放電機能はありませんが、手持ちのバッテリーをスマート化することが出来ると言う点で優れた製品だと感じました。
ただし、バランスコネクタ部分がデカくなる。そして防水対策はされていないはず(未確認/未記載)ですので、その辺は注意が必要です。なのであくまでも家での管理用とするのがベターかなという気もします。
価格なんですが、
5つパックで¥3,300程。
安くは無いですが、1津アタリ¥650程と考えれば悪くない気がします。
また対応の充電器は沢山あります。恐らくISDTのほぼ全ての現行充電器がスマート対応だと思います。
僕はAir8というDC電源充電器を使っていますが、Air8でももちろん使えます。
このBattAirシステム、なかなか便利な製品だと思います。
なによりも、残量がスマホで一覧表示出来ると言うのが僕的には便利かな〜。
結構オススメデス。
コメント
コメント一覧 (2件)
ISDTのQ6ナノを使っていますがスマート対応でしょうか?
Q6ナノの正式名称は
ISDT Q6 Nano DC Smart Charger
ですので、スマート対応だと思います!