え!!!?
Vanquish ProductsからRTRが登場?
ということで、出ましたよ
「VS4-10 PHOENIX RTR」。
Vanquishと言えば、TRAXXAS、AXIAL、ELEMENT、REDCAT等のメジャーなUSAメーカーとはひと味もふた味も違う本格RCクローラーラジコンを製造するメーカーとして高い人気を誇ります。
ある側面から見れば「ハイエンド」とも言えますね。
そんなVanquishはこれまでキット製品しか販売してきませんでした。
キットの価格は$379.99〜$899.99。
これはVPの”こだわり”だと僕は感じていましたが、ついに完成品(RTR)が発売されたわけです。
VPの新たなステージ。
ここらは第3章が始まるのかもしれません。
※1章はアルミパーツメーカーとしてのVP、2章はVS4-10発売以降
ヴァンキッシュ VS4-10 PHOENIX RTR
今回の製品は、2021年10月にリリースされた「VS4-10 Phoenix」のRTR版です。
VPにとって初めてのRTRです。
ボディはもちろんPhoenixの塗装済み完成品。
カラーはグレーとレッドの2色展開です。
キット版のPhoenixとボディ仕様が少し違います。
ご覧の様にリアはトラギー仕様に変更されています。
このケージフレーム自体はキット版でも同じなんですが、サイドの化粧パネルがRTRには付属していないみたいです。(画像判断)
キット版はこんな感じです。
こういった細かい差は恐らく他にもあると思います。
VPのサイト、イマイチ概要把握するのが困難ですwww
シャーシ部は基本的にはキット版と同じ
RTRなのでもちろん完成済みです。
キットの組立が苦手な方もいると思うので、こういったRTRは需要は高いと思います。
特にアメリカではRTRの方が主流ですし、この製品の登場をきっかけに、VPユーザー率が増えると思います。
特徴はやはり、オーバードライブ シフティングと DIG機能搭載です。
オーバードライブは標準で6.5%ですが、マイクロサーボ切替で46%に変更が可能。
DIGは後輪ロックはもちろん、ニュートラルにすることで前輪駆動2WDにすることも出来ます。
ただし! 両方を制御する為のマイクロサーボは付属していないので別途用意が必要です。
このようにマイクロサーボが付いていない状態です。
このVFD TWIN トランスミッションはとても魅力です。
重心も低そうだし、ギミックも素晴らしい。
メカはアップグレードが望ましい
価格は$479.99
ちなみにキット版は$379.99です。
$100高くなって完成版が手に入ります。
これは安いと言えば安いです。
ですが、高いといえば高いです(笑)
というのも、Vanquishのキットはボディもタイヤも付属しているキットです。
タミヤなどでは当たり前の構成ですが、クローラーのキット文化がそこまでメジャーでは無いアメリカでは割と珍しい事です。
USAメーカーの場合「ビルダーズキット」という形が割と一般的で、タイヤやホイール&ボディが付属していない事が多いです。また、そもそもキット版自体が存在していないという事が殆どでもあります。
繰り返しますが、
RTRの価格は$479.99
キット版は$379.99。
$100ドルの差は、
全てが組立&塗装済みである事。
そして、メカ類が装着済みである事です。
ボディとメカと組立の手間賃に$100。
これをどう考えるかです。
メカは廉価品
付属のメカは廉価品です。
ESCはVanquish VE-1という製品名となっていますが、これはHobbywing 1060です。
1060は最も万能な廉価版の有名なESCです。
なんか価格が4000円近くに値上がりしていますが、2年位前は2000円くらいで買えました。
このESCは「とりあえず動く」というレベル以上の性能があり、ぶっちゃけこのESCでも十分クローリングを楽しむ事は可能です。ちなみに防水は”しぶき”程度と考えておいてください。浸水したらぶっ壊れます。
ですがクローラーに特化したESCではないので、操縦の際の細かい制御は無理です。
その点1080は完璧です。
Phoenixなら最低でも1080にアップグレードすることをお勧めします。
モーターは35Tの恐らく3スロ。最も標準的なモーターです。サーボは200oz-inなのでトルクは15kg程度です。これもOEM品でしょう。
スペック的にこのどちらも交換せずにはいられないと思います(笑)
付属プロポは使えるかも!?
注目すべきはプロポです。
4chタイプです。
15 モデル メモリ、マルチチャンネル エンド ポイントとレート調整、デジタル画面と、まあまあの機能があります。
これ、どこかで見たことありますよね?
そう、ターボレーシングのプロポです。
これ、なんと国内の技適認証取得済みプロポなんです。
そういう意味で、海外製RTRの一番大きな問題点は回避できそうです。
ですが、注意があります。
とうこと。
内部のチップは同じはずなので(希望的観測)、技適の条件自体はクリアしているはずです。が、それを証明することはできません。なので、不安な方はご注意を。
という事で、PhoenixのRTRのリポートでした。
個人的にはやっぱりキットかな〜、という感想です。
メカがね・・・・、どうせすぐ外してしまうことになるし、ボディはオリジナルカラーにしたいし・・・。
でも、一発目の走破性重視クローラーとして導入するRTRの選択肢としては、ELEMENT ENDURO RTRに続く一台になる気がします。
VS4-10 PHOENIX RTR
https://www.vanquishproducts.com/vs4-10-phoenix-rtr-grey/
https://www.vanquishproducts.com/new-releases/
※当ブログは”Vanquish Products“より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from “Vanquish Products“
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