【新製品】定番のクローラー用ESC”ホビーウイング1080″がバージョンアップ!! 〜 HobbyWing QuicRun WP 1080 G2

いや〜、ホビーウイングのクローラー向け製品のアップデートが凄まじいです。
ブラシモーターのリリースに続き、手頃なブラシレス2in1システムFUSION SEがリリースされたと思ったら、今回のこの製品。最高です。

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何がリリースされたかというと

ESC 1080のマイナーアップデート版

後継機と捉えるか、マイナーアップデートと捉えるか、その辺は難しい所ですが、簡単に言えば 1080 Ver2って感じだと思います。※名称のG2は Generation2 ってことかな?

目次

ホビーウイング QuicRun WP 1080 G2

これが今回リリースされた「QuicRun WP 1080 G2」、ぱっと見は「QuicRun WP Crawler Brushed」と変わりありません。

でもよーく見るとヒートシンクの形状が違います。
ワイヤーも数も数が多くなっています。

ね、微妙に違うでしょ?

QuicRun WP Crawler Brushedは、RCクローラーのブラシ用ESC(スピードコントローラー)として圧倒的な支持を得ている製品です。価格も手頃(5000〜6000円)で安定性、防水性、高い性能、全てをとってベストなESCと言えるでしょう。

どんなところがこの1080 G2ではアップデートされているのか?
調べて見ました。

「実車モード」(real car mode)を搭載 – 4つの走行モード

「実車モード」。
恐らくこの機能が今回の目玉ぽいです。

なんなん?それ?って事ですが、今分かってる範囲で説明します。

まず、ESCには”走行モード”がいくつかあります。

  • 前進/ブレーキ
  • 前進//ブレーキ/後進
  • 前進/後進

大体がこの3つ。
クローラーの場合は「前進/後進」モードを使う事が多いと思います。

この3つに加えて

  • 前進/ブレーキ
  • 前進//ブレーキ/後進
  • 前進/後進
  • 実車モード

「実車モード」と言う走行モードが選べるようになっています。

「前進/ブレーキ」+ モーター回転方向制御

実際に使ってないのでイメージし辛いですが、説明書によると、

このモードを設定すると、スロットル トリガーを押すと常にブレーキがかかります。目的は、実車をシミュレートし、ブレーキの制御を通じて車両のスムーズな下り坂を実現することです。
さらに、このモードが設定されている場合、esc の 1 本の白い信号ケーブルを受信機の AUX チャンネルに接続すると、モーターの回転方向のリアルタイムの切り替えが実現できます。
送信機に対応するチャンネルスイッチ/キーを介して。 つまり、送信機の制御によりスロットルトリガーを引くことで、車両は前進または後退することができます。 いつ
最大ブレーキ力ではランプで車両を停止させるのに十分ではありません。また、モーターの回転方向を切り替えて、車両のスムーズな下り坂を実現することもできます。

とあります。

要約すると「「前進/ブレーキ」+ モーター回転方向制御」って事だと思います。

  • トリガーを引くと前進
  • トリガーを押すとブレーキ

ここまでは「前進/ブレーキ」モードと同じ。

坂でマシンを停止させる時、「前進/後進」モードだとドラッグブレーキ機能でマシンが停止しますが、坂が急だと保持してくれないこともあります。よく考えたら実車ではブレーキ踏んで停止させますもんね。

で、ここからがポイント

「実車モード」を使う場合、受信機にの空きチャンネルに制御用のコネクタを接続する必要があります。(接続しなくても機能はするみたい)ESCから3つのコネクタが出ていますね。QuicRun WP Crawler Brushedは1つだけでしたが、2つ制御用の信号が取り出せるようになっています。

実車モードで対応コネクタを受信機の空きチャンネル、例えば3chに接続すると、3chのボタンを押す度にモーターの回転方向が逆になります。

つまりどういう事かというと(笑)

ブレーキ力をアップするとき、通常ならスロットルを押して若干の後進状態にしてマシンを保持させたりゆっくり下ることがありますが、この「実車モード」にすると”スロットルを引いた“状態で後進状態を制御できるという事です。

「スロットル引いて前進」「スロットル引いて後進」を空きチャンネルのボタン操作で切り替えられるという機能

という事ですかね。

これは操作に慣れるまで大変そうですが、とても良い機能だと思います。
ただ、1080のドラッグブレーキ力は元々高いですけどね。僕は不満に感じたことは無いです。

Castle CreationのESCにも”オグジュアリーワイヤーモード”という似たような制御機能(空きチャンネルで機能をコントロール)がありますが、モーターの回転方向を切り替える機能はありません。

受信機の空きチャンネルでドラッグブレーキ力の調整

さらに、同じように受信機の空きチャンネルを活用して制御出来る機能がもう一つあります。

ドラッグブレーキ力のリアルタイム調整

この機能はCastle CreationsのESCにも備わっている機能なので、さほど珍しくありませんが、1080にその機能が加わるとは驚きです!!

例えば、こういったダイヤル式のスイッチに割り当てれば、0%〜100%まで細かく可変可能です。

CastleのMamba Micro Xでこの機能設定していますが、ぶっちゃけ使った事ありません(笑)

BEC機能がアップグレード!!

一番嬉しい機能、と言うかもっとも注目すべきアップデート内容がコレ。

BECが8.4Vに対応!!

スゴイ。
6V/7.4V/8.4Vと3つの電圧を選択することが可能になりました。
この価格帯のESCで8.4V対応は無いです。

QuicRun WP Crawler Brushedでは6V/7.4Vだけでした。
7.4Vが選べるだけでも優位な点でしたが、8.4Vが選べるようになったのは8.4V動作のハイトルクサーボが増えてきたと言う背景があるのだと思います。

CASTLEのMAMBA Xは5.25V-8.0Vまで。

6A!!!!

しかも、BECの最大電流値は6Aにアップグレード。
QuicRun WP Crawler Brushedは3Aでしたので2倍になりました。

これによりサーボ能力をしっかり引き出してくれることになると思います。

もう外部BECいらないですね(笑)

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IP67の防水性能

そしてIP67という最高レベルの防水性能を有しています。

QuicRun WP Crawler Brushedも防水性能は高いです。ただIP67って謳っていた記憶はありません。でもきっと防水性能はおなじかな?

ただ、長時間の浸水は推奨されていません。

付属品

LEDプログラミングボックスは付属しています。
赤いのじゃなくて青いので統一されてるみたいですね。

その他のスペックは恐らく変化無しかと思います。

販売先

毎度の事ですが、発売されたばかりなのでまだ取扱店は殆ど無いです。

Hobbywingの直販サイト(アメリカ)では販売開始しています。
QUICRUN WP 1080 G2 brushed ESC (2-3S)
https://www.hobbywingdirect.com/products/quicrun-1080-esc-g2?variant=40616184348787

$43.99 $62.00

価格はQuicRun WP Crawler Brushedと変わらずです。

Aliexpressでも販売開始されています。
https://s.click.aliexpress.com/e/_DEulBSb

ショップによって価格はバラバラです。

この製品は日本の正規代理店SEKIDOさんが今後取り扱うことになるはずです。
なので正規品(保証対応)がAmazon等でも販売されると思いますが、時期は不明です。

QuicRun WP 1080 G2
https://www.hobbywing.com/goods.php?id=722&filter_attr=

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 18分の1のfirehorseに使えますか
    もし使えるのであれば、これに対応しているプロポも教えてください
    お願いします

    • 結論から言うと無理と思った方が良いです。
      理由はサイズが大きいからです。
      一応1/10スケール用のESCなので。

      ただし、どんなESCでも装着しようと思えば装着出来ます。
      改造次第ですね。
      でも大規模な改造が必要なのでやる人は居ないと思います。

      FireHorseのESCは受信機一体型のメカなので、ESCをコレに交換すると仮定すると、
      受信機とプロポも交換は必要です。

      このESCに対応しているプロポとのことですが
      世界中で発売されているどのプロポにも対応しています。

      受信機に接続したESCを動かすだけですので、
      ESCとプロポに適合性という物は基本的に存在しません。
      なのでサンワやフタバの一番安いプロポと受信機のセットでも十分OKです。

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