皆さん、RC業界に革命が起きそうです。
いや、それは言い過ぎか(笑)
でも、今までに無い画期的なサービスがアメリカのHORIZON HOBBYで開始されました。
それが
「HORIZON HOBBY カスタムショップ」
数多くのメーカーを傘下に持つRCの総合商社「HORIZON HOBBY」だからこそ実現した、そのサービスの概要を紹介していきます。
※まだ開始されてばかりのサービスなので今後修正されていく可能性はあります。
※HORIZON HOBBYショップは日本から購入は出来ません。
HORIZON HOBBY カスタムショップ
まず全体的な概要ですが、この「HH カスタムショップ」 は、HORIZON HOBBYのRC製品を自分の好みでカスタムして購入出来るサービスです。
ホライゾンホビーは沢山のRC関連メーカーを傘下に持つ巨大な企業です。
RCカー関連だとAXIAL、ARRMA、Duratrax、Losi、PRO-LINE、SPEKTRUM....など名だたるメーカーもHH傘下です。
そりゃ、コンテンツが山ほどあるわけですから、それらをコラボレーションさせて販売させる手法が生まれたのは必然。というか、コレがやりたくて色々と買収してきた、という背景もあるかもしれませんね。
具体的には、こんな画面から自分の好みにカスタマイズして購入、というシンプルなモノ。
実車の自動車メーカーのホームページにある「コンフィギュレーター」とか「シュミレーター」「カンタン見積もり」と同じ様な感じです。
シャーシ、ボディ、ショック、タイヤ、ホイール、メカ、プロポ、受信機、サーボ、バッテリー、充電機、LED
の選択が可能で、各項目にいくつかのバリエーションがあります。
ただし、まだローンチしたばかりで選択肢は多くないです。
現在はSCX10iiiベースのマシンしか選択出来ません。
恐らく今後、別の車種も増えていくと思われます。Losiのバギーなんかもカスタマイズ出来る様になるんじゃ無いかな?
ということで、ちょっとシュミレートしてみましょう。
HH カスタムショップでシュミレートしてみた
左側の「Summary」の下の列の項目をクリックすると対応した製品が右側に現れます。
シャーシを選択すると。。。。
おおお!!!!
SCX10III 組み立て済みシャーシ、ストレート アクスル付き
ここここここれは・・・・・・。
AXI03031 SCX10III Pre-Assembled Chassis with Straight Axles
ストレートアクスルタイプの ほぼ組立済みのシャーシキット
おおおおおOo--------!!!!
これは、待ち望んでいた人も多い、AXIAL SCX10iiiのシャーシ部分だけのキットですね〜。
ビルダーズキットでは無く、プリアッセンブルドなのでほぼ完成品の状態の製品です。
価格は$299.99
うーん、微妙(笑)。
安くは無いです。
ボディ&タイヤ付きのキットが$349.99ですからね。
ただし、これはストレートアクスルタイプです。
そういう意味では選択の価値あります。
ボディは3車種 全9種類から
PROLINEのボディから3車種がセレクト可能です。
しかも塗装済み。
各3色展開しています。
まずは2021 ブロンコ。
素晴らしいのはWebサイトでボディ選択をすると、左側のイメージ画像もちゃんとその仕様に変更してくれるところ。
タイヤとかホイールも変わります。※LEDは変化無し
こちらはトヨタ タコマTRDプロ
SCX10iiiの公式画像でこういうモノを見る日が来るとは思ってもいませんでした。
バリエーションが増えるっていいですよね。
トヨタ4ランナー
良い!!!!
ボディは
4ランナー $129.99
タコマ $149.99
ブロンコ $169.98
その他
タイヤはPROLINEハイラックスとトレンチャーから。共にG8.
ショックはプロラインのモノもチョイス出来ますが、選択しない事も出来ます。
タイヤとサーボはこんな感じ
プロポやメカ類もバリエーションがあります。
システムとして魅力だが、今後の展開に期待したい
最低減のカスタムで幾らになるかやってみましょう。
- シャーシ:SCX10iii ストレート $299.99
- ボディ:トヨタ4ランナー $129.99
- ショック:なし
- タイヤ:トレンチャー $63.98
- ホイール:$39.98
- パワートレイン:ブラシコンボ $67.99
- プロポ:なし
- 受信機:SPMSR515 $64.99
- サーボ:SPMSS6020 $37.99
- バッテリー:なし
- 充電機:なし
- LED:なし
合計$704.91
製品版のRTRより高くなってしまいました。。。。
現時点でのシステムでは、不要なパーツを「選択なし」にする事が出来ない
たとえばショックだと
付属ショックを使うのでオプション品は不要、という選択項目があります。
でも、タイヤ、ホイール、パワートレイン、受信機、サーボ、この5つに関しては、必ずオプション選択をしないといけません。
プロポいらないのに、なんで受信機買わなきゃいけないん?(笑)
サーボもショボいやつか高級品の二択だし。。。。
この辺はシステム的な詰めの甘さとも感じますが、
もしかしたらこれは意図的な事とも考えられます。
つまり、社外品で組ませること避けるためのHorizon Hobbyの戦略。
となると今後「不要なパーツを選択しない」という事が出来ないままこのサービスが続く可能性は高いです。
ちなみに、全てのパーツを最高額のオプションを選択してみたところ、合計金額は
$2,034
となりました・・・(笑)
このシステム、確かにRC業界的には革命だと思います。
が、まだまだこれからという印象をうけました。
今後選択出来る製品数がもっと増えてきたり、選択非選択が全てのパーツにおいて適用されたり、バギーやオンロードなどなど、色々と展開が生まれてくれば、RC販売の理想的なフォーマットになるような気もします。
たとえば「タミヤ」。
あれだけ多くの製品数を誇るタミヤが、Webサイト上でシャーシ、ボディ、ドライブトレイン等々、あらゆるパーツを自分だけの選択でキット化出来る様なシステムを構築したら最高だと思います。
もちろんパッケージ製品の説得力っていうのは確実になるので、それはそれで大事しなきゃですけどね。
※当ブログは"Horizon Hobby, LLC"より画像等の使用許可を得ています。
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