今回は電子工作ネタです。
といっても僕は電子工作なんてド素人。
というかほぼ経験ありません。
なのでこの記事はあくまでも僕の「実験」という意味合いで捉えて頂ければ幸いです。
で、何をしたかというと、
Aliexpressで見つけた製品を使って、「自作の外部BECを作って見た」というお話です。
Aliexpressのクソ安いレギュレーター
こちらが届いた製品。
こういう物です。
送料含めると1つで ¥230、5つで¥600、10個で¥1400程。
僕は5つ買ってみました。
構造は単純です。
IN側にバッテリーを繋いで、OUT側に受信機を繋げればOK。
【BECとはなんなのか?】
前提として「BEC」について説明しておきおます。
説明し出すとメチャクチャ長くなるので、もの凄く簡単に言いますが、
「バッテリーからの電圧を調整して受信機に送り、サーボを駆動するための電力を供給する部品」
でも普通はESC(スピードコントローラー)にBECが内蔵されているので、ESCの配線を受信機に接続すればそれでOKです。HOBBYWING 1080やISDT ESC70,MAMBA Microなどは、BEC出力7.4とか7.5V、設定で6.0Vにする事も可能です。
ただし殆どのESCのBEC出力は5.0Vとか6.0V固定。
7.4V駆動出来るサーボを動かすには電圧不足は否めません。
更に最近は8.4V駆動、12V駆動、14.4V駆動のサーボなんかも登場しています。
そういう時ESC内蔵のBECでは性能を十分に発揮出来ません。
なので昔からこういうパーツが存在しています。
Castle CreationsのCC-BECは最も有名な外部BECです。
25.2Vまでの入力を4.8C-9Vに調整する事が可能です。
今回僕が作ろうとしているのは正にコレ。
CC-BECは1つ2〜3000円しますが、アリの安いのレギュレーターなら1つ100円で実現可能です。
という事で早速配線していきます。
配線は単純
結構小さいですが、配線は簡単です。
IN/OUTに2本づつハンダ付けするだけ。
片方終了。
もう片方はサーボコネクタの物を用意します。
ちなみにコチラのケーブルのシグナル線(オレンジ)は不要です。
受信機に電源を供給するだけなので、赤(プラス)と茶色(マイナス)のみでOKです。
こういう感じ。
電圧を測ってみました。
3セルリポ入力で、出力が10.82Vでした。
プラスドライバーでこの部分をゆっくり回すと電圧が変わります。
ちょっと回すだけで大分変わります。
微調整して7.5Vに設定しました。
ハッキリ言って、めちゃくちゃ簡単。
CASTLEの場合、いちいちソフトを使わないと設定変更出来ないのよねん。・・。。。
完成しました。
ってことで、オリジナルの外部BECが完成。
めちゃくちゃ小さくて軽いです。
ただし、このレギュレーターの場合、PEAKが3Aなので、CC-BECの10Aとは能力に差があるのは仕方ありません。
電流値は重要です。
収縮チューブで保護して完成。焦げてますけど(笑)
TWS VTRに装着した1080コピー(BEC5.0V)にこのBECを装着して比較実験してみましたが、明らかにサーボの動きが変わりました。
ひとまず成功かな。
5.0V駆動が7.5V駆動になったので、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
後はやっぱり、耐久性でしょうか。
モジュールの性質: 非絶縁バック
整流モード: 同期整流
入力電圧: 4.75v-23v
出力電圧: 1.0v-17v
出力電流: ピーク3a、長時間1.8a
変換効率: 96% (最高)
スイッチング周波数: 340khz
出力リップル: 30mv (無負荷時)
負荷調整率:-0.5%
電圧調整率:-2.5%
使用温度: -40 °c-85 °c
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