皆さん、”3POLY”というメーカーご存じでしょうか?
僕はつい先日まで知りませんでしたが、台湾の友人から教えて貰いました。
なんと、
インドネシアのESCメーカーです。
といっても大きな会社ではありません。
エンジニアであるオーナーが手作りでESCを製造し世界中に販売しています。
今回はそんな3POLYのクローラー向けESCの紹介です。
3POLY - ESC Crawler 3Poly 80a
まずこの外観。
ホビーウイング、キャッスルクリエイション等のESCの外観に見慣れたクローラージャンキーな方々にはとても新鮮に見える外装ですよね。
こういうESC製品が出てくること自体珍しいですから。
製品仕様:センサーレスブラシレス
入力電圧:2-4S Lipo
BEC:なし
電流:80Aバースト
モーターサポート:4ポール 2s <5200Kv, 3s <3500Kv, 4s<2500kv
14ポール(アウトランナー)2s <3000Kv, 3s <2500kv, 4s <1800kv
コネクタ:4mmバナナプラグ・XT60、12awgシリコンケーブル
RCクローラー向けのESCです。
3Dプリントで作られたケースが手作り感があって逆にカッコイイ。
100%ドラッグブレーキはもちろん、低速での走行安定性等、完全にカスタマイズされてる用です。
ただドライブモードは前進/後進以外に、前進/ブレーキ/後進もチョイス出来ます。
なので、こんなバギーマシンでも使われている事例もあるそうです。
低速も素晴らしく、まさにLCGマシンに最適とも言えますね。
オープンソースESC
こちらのESCはオープンソースESCとなっています。
勘が鋭い方ならもうお分かりでしょう。
僕が以前から度々リポートしている”AM32"です。
簡単に言えば、Holmes Hobbiesの”クロールマスターミニ”のファームウェアと同じベースという事になります。
オフィシャルのこちらの画像でも、AM32が使用されていることが分かります。
この方の動画で紹介されていますが、ドローン用のESCを使用したオープンソースESCだとハッキリ説明されています。
AM32はただのひな形に過ぎない。
ここで勘違いしてはいけないのが、AM32を市販ESCに搭載して販売してるだけではないという事です。
先ほどのプログラム画面を見て分かるように、ファームウェアレベルでの各種設定・調整が行われています。
ココがつまり、3POLY独自の製品として魅力的な所です。
Holmes HobbiesのミニESCも同じくです。
僕がAM32を市販のESCにフラッシュして、ESCに適合した公開されているファームウェアをインストールするのとは、ちょっと次元が違います。
でもPCでのオリジナルセッティングももちろん出来ます。
こんなプログラム用の製品も販売されています。
設定画面はAM32の画面でした。
これは恐らくArduino Nanoが中に入っているんだと思います。
その他のESC
ESC Crawler 3POLY 50L
コチラはアンペア数が50Aのもの。
基本的にスペックは似たようなもんですが、アンペアが違うので、推奨モーターのkv値が変わって来ます。
14ポール 3セルで2000kv以下となっています。
80Aのタイプは14ポール3セルで2500kv以下です。
ESC Crawler 3POLY 35L
これは35Aです。
14ポール3セル駆動で1500kv以下となっています。
それから3セルまで対応です。
ある意味LCGマシンならコレでも行けるんじゃないか?と思えます。
80Aとかになるとサイズもそれなりにありますからね。
コンパクトとは言えません。
価格
80A:$109.90
50A:$75.90
35A:$58.90
プログラムカード:$10.90
クローラー用のESCといえばアメリカか中国のメーカーくらいしか作れるところが無いと思ってましたが、オープンソースというシステムのお陰でインドネシアから新鋭メーカーが誕生するなんて、スゴい事だと素直に感じます。
実際に僕は使ったことがないので、使用感や耐久性などは全くもって不明です。
ネットでの情報も少ないです。
が、どうやらインドネシア国内はもちろんアメリカやヨーロッパのクローラーファンからの注文が舞い込んでいるようです。
今後に注目したいです。
尚、製品は3POLYのFaceBookショップページより可能です。
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