スパーギアとピニオンギアを48ピッチ化し、96T×13Tというギア比に変更したことで、なんとか以前の様なクローラーらしからぬ速度域からは脱したと思われるタミヤCC-02 ウニモグ406。
もちろんCC-02はクローラーでは無くクロスカントリートラックという明確なカテゴリー違いの製品なので、タミヤのコンセプトを否定するつもりはありませんが、どうしても低速走行によるクローラーらしいフィーリングを求めてしまうのが僕らクローラージャンキー達ですよね。
とりあえずしばらくは現状のギア比で様子を見ることにしますが、次の計画としては「モーターの変更」ですかね。
高ターン数のモーターを使用し、速度域のコントロールを目指します。
という事で、高ターン数モーターの選択肢をザックリ調べて見ました。
以下はそのリポートになります。
ちなみに、高ターン数になると5スロでは無く3スロっとの540モーターしか選択肢はありません。
本当は5スロが良いんですけどね。
あと、ある意味"高ターンモーター"は過去のモノという印象もあり、新しい製品としてリリースされている物はごく僅かです。
モーターの高ターン数とは?
前提として「ターン数」に関して簡単に説明。※といっても僕も詳しくないですが。
簡単に言うと、
モーター内部のコイルの巻き数
です。
そして
巻き数が少ないと高出力で速度が速い
なのでツーリングカーとかで使われるモーターは10Tとかが普通です。
※クローラーで3スロの10Tとはか流石に速すぎて使いにくいかもしれません。
では、巻き数が多いとどうなのか?
●速度は確実に高ターンに比べて遅くなります。←これは正解
ただし、「トルクが上がるのか?」
というとそんな事は無いみたいです。
MEMORVAさんのホームページに各モーターのスペックが分かりやすく表になっています。
こちらを見ると
33T/ タミヤ TRトルクチューンモーターのトルクは 39.2mN・m
24T / タイヤ UGTチューンモーターのトルクは 49mN・m
となっており、ターン数が高いからといって無条件で高トルクになる訳では無いみたいですね。
というかむしろ、ターン数が高いとトルクが低い印象さえあります。
MEMORVAさん
https://memorva.jp/life/hobby/rc_brush_motor_spec_list.php
この辺は正直良く分かりません。
難しいし明確な答えは無いのかも。
製品毎に特性が違うという事ですね。
1つ言えるのは、
高ターン数になると巻き数が増えるので、使用するコイルを細くしないと物理的に収まらないという事もあります。
逆に太いコイルで巻き数が少ないとそれだけ電力が供給出来るので高出力になります。
と考えるとやはり、巻きすぎのモーターというのは同じ540サイズで考えるとあまり優れた仕様では無いのかもしれません?
間違ってたらスイマセン。
高ターンモーターの選択肢 海外編
まずは海外物を調べてみます。
印象として国内品の方が高ターンのモーターは多い印象がありますが、海外製というか海外のメーカー、ブランド品にもちゃんとあります。
あ、それから今現在、アメリカのRCクローラー製品のRTRに付属しているモーターは殆どが540サイズで35T、550で21Tとかその辺が主流です。バンドル品として高ターンモーターが採用されているケースはありません。
RC4WD 540 Crawler Brushed Motor (80T)
RC4WDの80Tです。
2013年の発売。
まだ売ってます。
値段は$9.99
安い。
80Tって相当ですよね。
ただ7.2Vまでなんで3セルは非対応。
Spektrum RC Firma 3-Pole 540 Crawling Motor (80T)
プロポでお馴染みのスペクトラム社のモーター。
80T
なんとこの製品2021年10月にリリースされた新製品です。
\(◎o◎)/!
値段は$26.99
ちょっと気になりますね〜。
Yeah Racing Hackmoto V2 540 Brushed Motor (80T)
Yeah Racingからも出ています。
80T
11.1V対応。
$16.99
SURPASS ブラシモーター 50 80T
アリエクスプレスにもいくつかあります。
定番のSURPASS HOBBYはにも80Tがありました。
このほか、13 t 17 t 21 t 23 t 27 t 35 t 45 t 55 t と種類が豊富。
¥1600前後です。
送料無料なのでお試しするなら悪くないかも。
ラジコンカー用ブラシ付きブラシレスモーター,35t,45t,55t,1:10 rc,クローラー用,scx10 axi03007 540 trxas trx4 d90 mst,90046
こんな目を惹くデザインのモーターもありました。
55T,45T,35T
価格は送料入れて1300円くらい。
12Vまで対応なので3セルもOKですね。
https://s.click.aliexpress.com/e/_9QxnY4
55Tになると選択肢は増える(海外製)
55T以上、80Tとかになると製品数は少ないですが、55Tというターン数は割と一般的みたいで製品数が多いです。
今回調べるまで全くもって見落としていました。
Holmes Hobbies TrailMaster Sport 540 Brushed Motor (55T)
いや〜、知りませんでした。
ホームズホビーの廉価版モーター、トレイルマスタースポーツに55Tがあるんですね。
ある意味これが無難な選択。
$16.99
Team Brood Apocalypse Hand Wound 540 3 Segment Dual Magnet Brushed Motor (55T)
これは今まで紹介してきたのとはちょっと価格帯が違います。
$74.99
TeamBroodの製品です。
商品説明を見るとなんだか良く分かりませんがスゴそうです(笑)
非常識なトルクを発生
そんな記載もありますwww
Tekin HD T-Series Rock Crawler Brushed Motor (55T)
そしてコチラはTEKINの55Tモーター。
憧れのTEKINですよ。
値段は$49.99
Holmes Hobbies TorqueMaster Pro 540 Brushed Electric Motor (45T)
これは45T。
Holmes Hobbiesの高級モーター"トルクマスタープロ”です。
$89.99
ぶっちゃけ今まで高ターンモーターを意識していませんでしたが、色々と概念が調べていて変わって来ました。
この辺使ってみたいですね。
安いブラシと高いブラシモーターって何が違うんですかね。
どんだけ違うのか気になります。
ということで海外製の製品はまだまだ沢山あります。
というか普通にラインナップありますね。
知りませんでした。。。
「過去のモノ」というのは間違いだったかもしれません。
概念を改めたいと思います。
日本のメーカー、ブランド、ショップが取り扱う高ターンモーター
RCクローラー始めようと思ってた昨年の春に、色々とネット調べてると「高ターンモーターがクローラーには良い」という情報が多く見つかったので、ショップなんかで調べて見ると、日本のブランドなのかショップなのか分かりませんが、"クローラー用"の高ターンモーターってのがある事を知ったんです。
で、調べてみたらまだありました。
ですが数は少ないですね。
気になるモノをいくつか。
ホビーショップピットイン クローラー向けオリジナル「黒缶モーター120t」
ラジコンショップの「HOBBY SHOP PIT-IN」さんが発売するオリジナルのクローラー向けモーター。
なんと120T!!!!!!
しかも2019年の発売当時¥1200という価格。
120Tってスゴイですね。
試して見たいです。
ただ現在は販売してないみたい。
再発を期待したいですね。
70Tモーター クローラー用 6300RPM/7.2V 793V3-70
高ターンモーターで、僕が真っ先に思い浮かんだビジュアルがコレ。
イーグル模型さんの70T
これ、スーパーラジコンとかでも店舗で売ってたり、アマゾンでも売ってるので目にする機会が多いんですよね。
ほかには60Tとか35Tなど、ターン数も豊富です。
ATOMIC-MOTOR
アトミック製のクローラー専用モーター。
50T、60T、70T、80T、90T、100Tの6種類。
現在販売しているかは不明。
サーチしても見つかりませんでした。
もしかしたらデザイン変わってるのかも。
¥4100
ATLAS AT7-153 ロッククライマー ストックモーター 130T
あ、これだ。良く見るヤツ。
アトラスのロッククライマー。
ビジュアルも名前も最高ですね。
しかもなんと130TTTTTTTTTTTT!!!!!!!!
すげー。
お値段¥2,871(スーパーラジコン)
このモーターは40Tから130Tまで10T刻みで種類も豊富です。
これ試して見たいわ。。。
調べて見たら、日本だけで普及してる高ターンモーター、クローラー向けモーターも結構ありました。
他にもあります。
選択肢は多いですね。
なにか1つチョイスして導入してみたいです。
折角なので日本のやつにしてみようかな。
コメント
コメント一覧 (3件)
モーターは解らない事が多いので、モーター特集は勉強になります。回転数とトルクの関係はなんと無く解った気がしますが、同じスペック(同スロット、同KV)で値段の高いモーターと安いモーターではどの様な違いが有るのでしょうか?もしご存知でした教えて下さい。
モーター回転数(rpm)=バッテリー電圧(V)x KV値(rpm/V)
トルク= (速度起電力X((バッテリー電圧xPWM-速度起電力)/抵抗))/2πx回転数(rps)
モーター、僕もよく分かって無いんです(笑)
同じスペックで値段が違うモーターの差ですが、改めて記事にするつもりですが、ザックリ調べた感じですと、
●使ってる素材が違う
●高いのは手巻き
●リビルド、メンテナンスが出来るか出来ないか?
●日本製のユニット
●磁石の威力が違う
●進角の調整が出来る
といった違いがあるようです。
奥が深く興味深い世界ですね。
回答ありがとうございます。
次回の更新を待っています。
性能に影響しないのであれば、次のアップグレードは軽量化かトルクアップかなと思っています。