BoomRacingのPoBuildホイール。
もはや現在のRCクローラー用ホイール界における、トップ製品といっても過言では無い大人気製品ですよね。

次々と新しいデザインのホイールが登場しており、その製品展開は"凄い"のひと言に尽きます。
ただしこのホイールは僕も使ってみて分かったのですが、ビードリングがあるタイプではないので、タイヤによってはロックさせることが困難な場合もあります。
タイヤの内径など各サイズを調べて購入する事をお勧めします。
今回はそんなPROBUILDホイール用のパーツがいくつかリリースされましたので紹介します。
ProBuild™ Ultra Lightweight Performance 15mm & 7.5mm Wheel Barrel (1) White
見た分かるようにプラスチック製の軽量ホイールバレルです。

この部分をプラ製にする事で、ホイール重量を軽くするのが目的です、
15mmと7.5mmの2種類があり、2つを組み合わせると24gになります。
アルミ製のバレルがどのくらいの重さだったか覚えてませんが、だいぶ軽くなるはずです。
ProBuild™ Ultra Lightweight Performance 15mm Wheel Barrel (1) White
https://www.boomracingrc.com/probuild-abs-ultra-lightweight-15mm-wheel-barrel-1-white-195959
ProBuild™ Ultra Lightweight Performance 7.5mm Wheel Barrel (1) White
https://www.boomracingrc.com/probuild-abs-ultra-lightweight-75mm-wheel-barrel-1-white-195958
軽量化という新たなベクトル

こんな感じになります。
これ、逆にカッコイイかも。
なんかカスタム感がバリバリ出ませんか?
いいなぁこれ。
安いし。
でもちょっと待ってください。
「ホイールを軽くするって、今までの概念と逆方向じゃないのか?」
そう思う方も多いと思います。
僕もそう。

重心下げるために、ホイールにウエイトを巻いたり、ブラス製のパーツを装着したり、さらにはブラス製のホイールなんて言うのもあったりするわけです。
実際にホイール重量をアップさせると登坂時の性能は確実に上がります。
RCクローラーカスタムの定番とも言えるホイール重量のアップですが、この製品は全く逆のベクトルを向いていますね。

さらにはこんなカーボン製のウルトラライトウエイトホイールまで登場しています。
そして以前紹介したフルカーボンホイールなんてモノもあったりします。

「時代は軽量化に向かっているのか?」
そんな流れを感じます。
確かにLCGマシンは軽量化がテーマでもあります
ですが、やはりホイールウエイトは外せない、、、と言うのが僕の認識。
でも海外のガチモンコンペティショナーたちはウエイトは恐らく巻いてないはずです。
ホイールウエイトは「邪道の極み」という批判さえ受けそうな気さえします。
彼等はとにかくマシン全体を軽くして、ホイール重量がデメリットにならないマシン作りをしているのでしょうね。
確かにそれが理想と言えば理想です。

というのも、ハードセクションになればなるほど、バランスが大事になってくるからです。
ちょっとしたバランスの変化ですぐ転落したりグリップしなかったり、なんて事は普通にあります。
僕が感じているのは、
- ホイールの重量が重い方が登坂能力は確かにあがる。
- "登坂くん"での性能も確実に上昇する
- でも現場ではそうはいかない
- ホイールの重さが原因のミスが多くなる
- とはいえ、現場でも恩恵は確実にある
- ただ、エクストリームな走行は厳しい
- 斜めに這い上がっていくような場面だと顕著
みたいな事です。
もちろんホイールリングにウエイトを巻くと、軸上にも加重されてしまんですよね。。。
なので巻けばまくほどバランスは悪くなるかな、とは思います。
ということで理想はやはりノーウエイトです。
余談ですが、この「軽量化」に進んでいる風潮は、かつてのコンペブームの流れと同じような物だと先輩から教えて頂いたことがあります。
その結果、ブームが廃れていった、、、という鋭い指摘も。。
最近のLCG、世界的にちょっと加熱してる感じもあるので、ちょっと心配。
クローラーの場合、そもそも「走れるか走れないか」「クリア出来るか出来ないか」、
みたいな基準になるので、テンションの維持がムズイと思うんです。
金かけたマシンが強い、LCGしかクリア出来ない、みたいにね。
サーキットみたいな"タイム勝負”だと分かりやすくて良いんですけどね〜。
その他の製品
他はPROBUILD用のスケールネジ各種とか、ブラス製のセンターリングに巻いてタイヤの保護に役立つゴムリングとか、そんな感じ。
こういう地味なパーツをちゃんと出してくれる辺りがBoomRacingのスゴい所だと思います。

※当ブログは"BOOMRACING"より画像等の使用許可を得ています。
※This blog has permission to use images etc. from "BOOMRACING"

コメント
コメント一覧 (4件)
「タイムは金で買え」実車でタイムアタックをやっていると、こんな言葉をしばしば耳にしました。
けど、車を変えるとこれもまたリセットされちゃんですよね。で最終的にはみんな離れていく・・・。
結局、一緒だったりします。
ドライビングスキルは車を変えても持っていけるので、実はそこが楽しさの本質なんじゃないかな?なんて個人的には思っています。
なので、「持ってるリソースをどこまで使い切るかを楽しむ」みたいな土壌が形成できれば、あとは各々の価値観で色々な楽しさを探せるのかな?
・・・なんてマジメに語ってみました。
あ、私はこないだモーターとECU、良いヤツ買っちゃっいました・・・(笑)。
ECUでなくESCですよね。
失礼しました。
ECU!!(笑)
ま、似たようなもんですね
「タイムは金で買え」
実際、そういうもんですよね。
潔い言葉で胸に刺さります。
「持ってるリソースをどこまで使い切るかを楽しむ」
これ、ホントにその通りだと思います。
それぞれの特性活かして、尊重しつつ、どうポテンシャルを引き出していくか。
そういうのが理想ですね。
良い奴!
なんだろ。
気になる!