【3Dプリンター】VORONという誘惑。〜DIY 3Dプリンターの世界はラジコンで言う”LCG”と似ている。

3Dプリンター、まだその世界のことを調べ始めて日が浅い完全ド素人ですが、調べて行くとドンドン深みにはまっていってる自分に気がつきます。
そして僕は辿り付きました最終的な目標を。

それが”VORON”です。

「VORON」
なんて呼ぶのか分かりませんが、海外の人の発音を聞くと”ボロン”かな?たぶん。

以下の情報、多分あってるはずですが、ここ数日で知った事なので間違いがあったらすいません。

ラジコンユーザーの方に簡単に説明すると

僕が今買おうとしている
Creality Ender3 V2は、
AXIALやTRAXXAS、RC4WD、REDCAT、TAMIYAなどのメーカー製のパッケージ製品。

“VORON Design”やRAT RIG、HevORTなど、僕が最終的な目標と定めたものは、
G-SPEEDやTGH等のカスタム前提LCGマシンブランド。

そんな感じです。
※ニュアンス的な意味です。

俗に言う”DIY 3Dプリンター”というヤツだそうです。

目次

DIY 3Dプリンター

所謂自作パソコンみたいなもんですかね。

パッケージ製品として販売されているプリンターは、箱から出してちょっとした組立をすれば使える状態になる物が殆どですが、DIYプリンターはそうはいきません。
パーツの一つ一つを個別に入手して組み上げるタイプの超玄人指向なカテゴリー。

ただ、DIYといっても設計から全て自分でやるというのでは無くて、オープンソースで公開されている情報を元に推奨パーツ、または同等パーツを買い揃えて自分で組み上げるというタイプもありますし説明書もちゃんとあったりします。※メーカーによって違う。VORONはオープンソース。

これを実現しようとしたら3Dプリンターに関わる様々な知識や経験が必要になるはずです。
ラジコンで言えば、タミヤのCC02買ってクローラーデビューしようと思ってたけど、いきなりG-SPEEDのV3を個別パーツでフルカスタム化するような感じよりもさらに数倍難易度が高いイメージ。

当然1台目のマシンにこのVORONを選択することはかなりのチャレンジになります。

というのも前述したとおり、VORONが用意しているパッケージ製品というのは存在しません。
基本的にはネジ1つから自分で揃える必要があります。

※ショップがパーツを集めてキット化して販売しているパターンもあります。後述します。

そんなDIY3Dプリンターの世界ですが、僕が最近知ったブランドがいくつかあります。

VORON DESING
Rat RIG
HevORT

他にもAnnex EngineeringやHyperCubeなどもっと色々なメーカーが有ります。
メーカーというかプロジェクト的な感じなのかな。

RAT RIG

ポルトガルのメーカー。
パーツのバラ売りもしているがキットも存在しています。
どちらかというとPRUSA的な位置づけな印象を持ちました。
RatRig V-Core 3がメイン製品ぽい。
価格は€1.199〜
ソフトウェアは「V-CoreOS」をラズベリーパイで。

日本でコレ導入してる方いるのかしら?
調べても出てこなかった。

というか世界的にも少ないかも(笑)

HevORT

正直、調べてもサッパリ分かりませんが、なんだかスゴそうな雰囲気はわかります。

こちらはキットは存在しません。
GitHubに必要な情報が全て公開されてます。

正にDo it Yourselfで作業する事になります。

これはヤバイwwww
絶対無理

VORON DESINGN

https://vorondesign.com/

でもって”VORON”ですが、上で紹介したRatRigとHevORTを組み合わせたようなスタイルの展開をしています。

機種は現在5種類あります。

  • VORON0
  • VORON Trident
  • VORON2
  • VORON Switchwire
  • VORON Legacy

恐らく現在人気がある機種は”VORON2 V2.4″です。

話それますが、3Dプリンターもラジコンと同じく「フレーム」が重要だそうです。
つまり”剛性”

剛性が弱いと印刷品質にバラツキがでるそうです。
なので、こういういかにも強固そうなボックス型のフレームがDIY3Dプリンターでは主流です。

また、DIY系のプリンターは、自作PCと同じ感じで、ベンチマークを競い合うような楽しみ方もあったりします。

造形物の美しさはもちろんですが、

「造形速度」

のベンチ動画はYoutubeで結構見掛けます。

これ、早送りじゃ無いですからね(笑)
1000mm/s というクレイジーな速度で印刷してるんです。
※ENDER 3V2は150mm/s位が最高速度、 Ender7は250mm/s

誰もが一度は印刷するであろう、ボートの造形物がなんと5分10秒で完成します。仕上がりは酷いですが。。。

早送りにしか見えませんが、後のストップウォッチを見ていると早送りで無い事がわかります。
こういう世界があるんですね〜。

Voron2 V2.4をシュミレート

VORONのホームページには各モデルのコンフィギュレーターがあります。
例えばVORON2 V2.4を組むとして、何が必要なのか?
そういう情報が分かるようになってます。

造形可能サイズなどの情報を選択して進めると

こんな風に、必要なパーツリストが販売先のリンク含めて表示されます。
ダウンロードも出来ます。

たとえば「M3 40mmの六角穴付きボルトが28本」とかそんな感じです。

VORON2 V2.4を組む場合は全部で105種類パーツを揃える必要があります。
大変そうですが、リストがあって、どこどこ製のコレって指定があるのは敷居が下がります。

ただし組立に必要な3Dプリントパーツは自分で印刷する必要があります。
その為のSTLファイルも公開されています。

さらに139ページにわたる詳細な組立マニュアルもあります。

こういうのはポイント高いです。
パーツが揃えば、出来そうな気がしてきますwwww

でも、もの凄く高くなりそう。。。。
そんな予感がします。

ショップオリジナルのキット品がある

とはいえ敷居が高い!です。
パーツをバラ買いするのは現実的にかなり大変ですよね。

でも!!!
各3DプリンターショップがVORONが公開している推奨パーツをパッケージにしたキットを販売しているんですね〜。
これは有り難い事です。

AliExpress.com Product – Voron 2.4 CoreXY 3D Printer Kit with Bigtree Octopus V1.1 Motherboard

アリエクスプレスでも売ってます。
その他3Dプリントショップで扱ってるところもあるようです。

このキットを買えばOKと思いきや、実はこれだけでは足りなくて、画像にある赤いプリントパーツは含まれいません。
なので手持ちのプリンターで印刷してから組み立てる必要があります。

つまり、3Dプリンター持ってない僕には不可能です。
ただし、プリントパーツを販売しているショップもあるのでそれを買えば組み立てられそうです。

AliExpress.com Product – 1pcs Voron 2.4 3D printer e-sun filament ABS+ printed parts kit Frame Plastic Parts for voron2.4 3D printer DIY frame

上のキットとこのパーツを買えば、とりあえず無駄な労力は掛けずにVORONが組めるという事なんだと思います。
日本円で12万ちょい。

DIYプリンターとしては高く無いかと思います。

VORONの何がいいのか?

僕は何も分かってないので、単なるフィーリングです。

このブランドの立ち位置的な印象、ブランディング、これから流行りそう、などなど、ピンと来る物がありました。

あと、カッコイイwwww

VORON最大の特徴(見た目)はこのホットエンド部分のデザイン。
アフターバーナーと呼ばれています。
ファンが2つ付いてますが、始めて見たときハイエンドオーディオで有名なアヴァンギャルドのスピーカーみたいに見えましたよ僕は。

これあるだけでテンション上がります。
マジでカッチョイイです。

このパーツは自分で印刷するので、好きな色で作ることができます。

カッコイイ!

正直な話、僕はこのアフターバーナーがあると言うだけで、VORONが欲しくなりました(笑)


ただ、やはりこれも上級者向けのマシンである事に変わりはありません。
全く3Dプリンターに触ったことがない僕が使いこなせるか?というと自信がありません。

1台目は素直にENDER3系あたりが無難かな?と思っています。

ENDER3ってクローラーで言うAXIAL SCX10Ⅱみたいな機種なんですよ。
サポートコミュニティーが大きくて、関連パーツも安価で豊富。
やっぱりね、安心ですよ初心者には。

https://vorondesign.com/

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 色々楽しそうですけどやっぱり最初は日本でも使われている方が多いender3辺りが良いですね笑

    • Enderシリーズはクローラーで言うAXIAL SCX10iiみたいな、超メジャー製品なので、初心者には安心ですね。
      間違いが無い。

      DIY系は、3Dプリンター自体を趣味としてやっていく場合に手を出す感じですかね。。。

  • なんかもー、口ぽかーんです。
    これ、思いっきりヤバい世界だ・・・
    しかも動画もカッコイい・・・。
    って思って、ドキドキしちゃいました(笑)

    が、頭冷やしてもう一回記事を読み返してみて、私の場合はまずは自分がしっかり使い倒して、成功体験をしっかり積み上げていかないと、放置プレイ入っちゃうなと思い至りました。
    とりあえず、Rock’n crawlersさんが前のブログまでに紹介していたRTRなプリンターを導入しつつ、すぐに剛性の事やら気になり始めるんだろうから、その時に入れ替えか補強とか入れて、ライトカスタム?とか、するのも有かなぁ?
    なんて、結局導入前提の沼に着実に引き込まれております(笑)
    廉価な機種なら、本当にハマる時にはそんなに気にせず、実験カスタムにも使えますしね。

    • DIY3Dプリンターの世界はクローラー以上にヤバイ世界ですね。

      でもほんと仰るように、全くの初心者である僕がいきなりあんなマシンを使いこなせるわけが無いので、まずはベーシックな物から始めるのが最終的なテンション維持に繋がるかなとも思ってます。

      プリンター導入、行っちゃいますか!(笑)

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