クローラーを楽しんでいる方にはいちどは聞いたことがあるかもしれない、ドループサスペンション。
初めて聞いたのは12、3年前でしょうか。
ところが悲しいことにいまいちどういう理屈かよくわからなかったんです。
縮ませるんではなくて伸びる足っていうのが理解できずにいました。そしてそれがそのまま今も理解できていなかったんですね。
それじゃあやっぱり買ってみないとわからないって言う訳で、、、ドループセッティングで多くの方が使っているYeah racingのデザートリザードを調達してみました。
Desert Lizard Two Stage Internal Spring Damper
https://www.yeahracing.com/desert-lizard-internal-spring-shock-for-rc-crawlers
調達してから約半年、そのまま手付かず放置状態が続きましたが3DRAP FIZZYも完成したところなので重いを腰を上げて装着することにしました。
作業を始めたのは週末の朝3時、、、ちょっとカラダのバランスおかしいみたいです。
Desert Lizard Two Stage Internal Spring Damper
確かこれは90ミリのサイズのやつで、やりやすそうだったんでこれにした記憶があります。
説明でも僕みたいな理解力の乏しい人間にもまあまあわかりやすく助かります。
ダンパーとしてはエアレーションダンパーって感じなのでしょうか。
このダンパーは通常のコイルセッティングも選べます。
ドループ量の少ないセッティングとドループ量が多いセッティングの2つが選べます。
僕は迷ったんですがせっかくなんでドループする量が多いセッティングにしました。
ビルド
ピストンは穴が4つ開いてありますが、穴が1個から3個のタイプが別に付属しています。
見えにくいですけどピストンに穴が1つ2つ3つのタイプがありますよね。
まぁ僕はノーマルのままの4つのバージョンで行くことにしました。
さて悩んだのがスプリング。
通常の縮側は短いスプリングになるのでリアは固めフロントは真ん中にしてみました。
グループ側は前後同じの1番柔らかいものを使用しました。
そしてオイルをフロント3000番リア5000番と言ういつも使っている硬いオイル。
当たり前なんですが、前後ともドループ側のスプリングは1番柔らかいものを入れているためオイルの粘度に負けてするっと戻ってこないんですよね。
しかし、アクスルを釣ったら重さも加わるし、その重さできっと戻りも良くなるだろうと思い、まぁいいかなと組んでみました。
検証
ケースの長さを測ってみると1センチほど違うので、取付穴をフロントで1個下。リアで2個下側に付けてみたところノーマルダンパーの状態と車高がほぼ同じような形で完成しました。
ちょっと正直言って、良いんだか悪いんだかよくわからないのでっていうのは感想だったんで、とりあえず登坂テストを行ってみたところノーマルの車高調整式のダンパーを装着していた時と比べてなんと登坂角度が落ちてしまいました。
ノーマルの車高調整式でベストセッティングだったときの同じ傾斜角をのぼらせようとすると、ダンパーの取り付け位置を思いっきり低くしてタイヤとフェンダーの隙間がほぼない位にしなくてはいけなくなりました。
この状態だとさすがに足のストロークも少なめでなんかこれは良くなかったんじゃないかと思うようになってきます。
つまりノーマルより最低地上高がかなりに下がった状態でやっとノーマルと同じ登坂力と言う感じだったわけです。
登坂角度が同じであれば腹下が高いノーマルセッティングの方が良いと思いデザートリザードを取り外し、今まで装着していたエレメントエンデューロのノーマルダンパーに元に戻してしまいました。
今回は初めてと言うことで自分の中で感触も掴めず不完全燃焼に終わった感じです。
まぁドループセッティングは登坂だけではなく、様々な路面で確かめる必要があるとは思いましたが、ここでノーマルダンパーに戻しリセットしましょう。
自分の場合はよくネジ式車高調整部分を調整して車高の調整と共に、バンプ、リバンプの設定の落としどころを探っていくんです。
これはこのタイプのダンパーはあくまでも3種類のスプリングレートで伸び縮みの硬さを決め、車高の調整はダンパーフープの穴の位置で、決めていくと言うところですね。そんなところで難しい部分があるのかなとも思いました。
新しいLCGシャシーも来ますし今度はもう一度、柔らかめのダンパーオイルにして組んでみようと思います。
何事も経験ですね。
それにしても朝の6時にとはん君を使って何度も登坂テストを繰り返している自分を客観視したとき、、
俺は一体何をやってるんだろうと思ってしまいました。
コメント