もう一カ月以上前から計画が中断しているESCカスタムの件です。
「AM32」とは、ヘリ用のブラシレス用ESCでRCクローラーを静音駆動させるためのオープンソースファームウェアです。
前回は失敗に終わりましたwww
恐らくハンダ付けしまくって熱によるESCの破壊が原因です。
ということで新たにESCを入手しました。
ESC 30A Racerstar special edition Tattoo
アリエクスプレスで1500円位でした。
これの有り難いところは既にハンダ付け済みwww
モーター線は別途必要ですが、これだけで随分とストレス軽減です。
裏はこんな感じ。
刺青!!!! Tattoo!!!!
この保護チューブとシールは邪魔なので剥がします。
ここが肝です。
このチップがSTM32F051です。
何の事やら???って感じですが重要なパーツです。
STM32F051
まず、AM32ファームウェアを適用させることが出来るのは、”STM32F051″というメインチップが搭載されているESCに限ります。
”STM32F051”は
ST社が製造するマイクロコンピューター = マイコン です。
STM32には沢山の種類がありSTM32ファミリと呼ばれています。
その中の1つに”STM32F0″シリーズがあります。
そしてその中に更に
- STM32F0x0:バリュー・ライン コスト効率を高めた32bitエントリ・レベル・ライン
- STM32F0x1 :豊富な機能を集積し価格バランスの取れたアクセス・ライン
- STM32F0x2 :水晶発振子不要のUSB2.0 FSおよびCANインタフェース搭載ライン
- STM32F0x8 :低電圧1.8V動作ライン
というサブカテゴリーに分かれてます。
この中だと”STM32F0x1”が今回のターゲットです。
そして更に
これだけの製品に分類されています。
AM32ファーウェアで使用出来るのはこの赤で囲った部分のチップのみになります。(オフィシャルによると)
実際は更にこのモデルの中に末番号の違う製品が多数存在します。
僕が今回入手したESCには
F051K66とあるのでAM32対応品です。
以前入手したiFlight社のESCには”F051K67″とありました。
何が言いたいかというと
このSTM32F051を搭載したESCっていうのは、数が少ないって事です。
入手性が悪いです。
正しく言うと、製品化はされているんですが在庫切れが続いており生産が停止している可能性もあります。
なので結構キビシイ計画ではあります。
ちなみにですが、
これはHolmes HobbiesのサイレンサーESC”HOLMES HOBBIES CRAWLMASTER MINI V1 ESC”ですが、採用されているチップを見ると、
同じST社の”SPIN32F0″となっておりました。
STM32F051とは違う「STSPIN32ファミリ」のMCUです。
ただ、このHolmesのESCはAM32ファームウェアを開発したAlkaMotorsとの共同開発で生まれたということらしいので、ベースとなっている技術は同じかと思います。
Holmesのこの製品がオープンソースで出来てたら製品化出来ませんから、独自のファームウェアを作ったのでしょう。
興味深いです。
それから本日ですが、AM32 の新しいファームウェア Version 1.74がリリースされました。
日々進化しています。
やはりこの計画、動かすところまではなんとか進めたいですね。
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