寝落ちするかしないか、
そんな状況でHolmesのアウトランナーをポチっていた事は既にお伝えしている通り。
僕にとっては禁断の果実。
欲しい欲しいと思いながらも、「550ブラシモーターでも十分走るしこれで十分だ」と言い聞かせて来たのに・・・。
その日から僕のブラシレスモーターデビューはカウントダウンを始めました。
最終的にはキャッスルのMAMBA XかMamba Micro Xを買うことになるのは分かっているのですが、その辺は天邪鬼である僕のことです、「可能性」という意味で別のESCをポイント消化で入手した訳です。


果たして、クローラー用では無いESCでマシン制御が可能なのか?
そんな実験をしたかったんです。
リボルバーが届くまでまだ日数もあるので実験用のブラシレスアウトランナモーターを入手
ということで、実験目的に、とあるモーターを入手しました。

それがこちら。
Surpass Hobby C2822(2204)-1200kv。
クアッドコプターとかで使われる小型のアウトランナーモーターです。
何故コレを選んだのか?
という事を書き出すと長くなりますが、簡単に言えば、
- AMAZONで翌日配送
- まあまあ安い ¥2,000
- 35mm外径よりも小さい28mm外径のモーターで検証したかった。
そんな理由です。
結果的に選択ミスでした(笑)
無駄な買い物です。
経緯を以下にまとめます。
航空用のアウトランナーモーターを流用するのはちょっと厳しい
まず、AmazonでC2204モーターを購入する前に、実は相当リサーチをしたんです。
値段的にもラインナップ的にも、中国の"Surpass Hobby“製のモーターが良いという事で、オフィシャルサイトで全てのモータースペックを確認しました。
そこで分かったこと
航空用のモーターはサイズのバリエーションが多い

Surpasの場合はモーターの「直径」が
28mm
35mm
42mm
50mm
53mm
と5種類のサイズがあります。
そして、それぞれに「長さ」が違うバリエーションがあり、更にその中でKV値の違う製品がラインナップされています。
「どれを選んでも装着出来るのか?」
というとそんな事はありません。※厳密には装着は出来るが・・
問題は直径です。
取付穴の間隔が違う

左が1/10サイズRCカーで使われる通常サイズの540モーター。
右が今回買ったSurpass C2822。
何が違うって、

固定用の穴の幅が違うんです。
これはなかなか大きな問題です。

クローラーキットに付属しているモーターマウントの取付ホールは25mmだからです。
※写真はELEMENT ENDURO用
つまり固定が出来ないわけです。

航空用のモーターを買うとこんなマウントがだいたい付いてきます。

モーター側の穴位置と同じです。
一番外側の穴の間隔は35mmです。
なのでコレも無理です。
このサイズを採用しているのは直径28mmのモーターのみです。

一方、直径が35mmと42mmのモーターだと取り付け穴の間隔が、19mmと25mm、25mmと25mmと1/10RCカーにピッタリです。※直径50mm以上は30mmとか44mmとかで更に広がるので無理。

まあね、こんなに大きさ違うんで当然ですよね(笑)

なので、こんなプレートで

自作プレートを作ってみたりしましたが、センターの丸穴をこれ以上大きく開ける工具が無くて断念www

シャフトの根元がプレートと干渉しちゃうので使えません。。
と思ってたら・・・
取付は出来た

最終的に取付には成功しました。
どうやったかというと

ココが26mmだったんです。
なのでギリギリ装着可能でした。

邪魔な部分をカットして

装着完了。
ただしセンターは出ません。

あとピニオンの選択が難しそうです。
ちなみに、380モーターを540モーターマシンに装着するアダプターというのが、スクエアやKAWADAから以前販売されてましたが、今はどこにも在庫がありません、ソレがあれば解決するかも。
次の問題は、シャフト径と形状

1/10RCカーで一般的な540/550サイズモーターの場、直径が3.175mm( 1/8インチ)です。
一方こちらの28mm直径のモーターのシャフト系は3mmです。
航空用のモーターで直径28mmサイズだと、シャフト系は3mmなんで、かろうじてピニオンを固定できますが、それ以上のサイズになるとシャフト系が4mm.5mm.6mm.8mmとサイズアップしていきます。
直径35mmのモーターで5mmシャフトなので、5mmボアのピニオンを導入する必要が有るんです。
しかもENDUROは48ピッチなので11.12.13Tの48P 5mmボアのピニオンなんて探しても見つかりませんでした。17Tが最低だったかな。
なので3mmシャフトの小さなモーターを導入したという訳です。

あとはこれ。
ピニオンギアを取り付けることが前提のモーターはこのように平らになっている部分があります。
ピニオンがしっかり固定します。

航空用のモーターはまん丸です。
これもやはり、しようが重なったりトルクがかかるとピニオンがすぐ緩んで絞まって空転するでしょうね。
加工出来なくも無いですけどね。
という事で、初めから失敗が目に見えている計画ですが、
次回は実際にテスト走行をさせてみます。(部屋で)
果たして動くのか?
お楽しみに♪
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