さて、クジラシークレットで行われるトレイルランの朝を迎えました。
やっぱり前日に充電までしてから行きますよ。
いくら人見知りとは言え。
どうも聞くところによると、管理人のロックンクローラーズさんも行くかもしれない。
とのことで、お会いするのは前職から10年ぶりだなぁ。
なんて思って参加しました。
到着してみると皆さんカラフルで綺麗なマシンばかりなり。
こちとら1人でしか走ったことないですから多くの先輩方がいらっしゃるだけで非常に緊張します。
ブロンコボディを纏ったロートルSCX10。
1番隊列の最後尾に付かせていただきました。
岩の峰を徐々にスタート。
驚くようなゆっくりした加減でスケール感が満点。
この時、思いましたね。
ESCを1060にして受信機も変えておいてよかったです。
みなさん、スムーズに静かに、ジワリジワリとアプローチしていきます。一見、普通そうな場所ですが岩の峰ですからステアリング操作を誤まれば、奈落へ。
動画も撮ってらっしゃるますし、そんな失態を見せる訳には参りません。
そうこうしてコンボイを組んで走っていくとこんなに楽しい事はありません。
皆さんスケールクローラーにハマる理由がよくわかりました。
ラジコンなのにこのねっとりとした実車感。接地感。アクスルのウネリ。
それが隊列を組んでネットリ、ジワジワ進むのでたまりません。
そんなこんなで3時間ほど遊んでいると、このブログの管理人ロックンクローラーズさんが到着しましたよ。
管理人SCX10III見参!
マシンはSCX10 III。
SCX10 IIと言うのはなんとなく知っていましたが、IIIと言うのは5月に知ったばかり。正に素性のわからない1台です。
10年ぶりにお会いしましたが相変わらずの優しいキャラクターで僕もほんとに嬉しかったですね。
SNSの同好会グループでつながってから、ネット上ではやりとりしてたんですが、お会いするのはほんとに懐かしい。
その頃にはこのブログを立ち上げていたので、SCX10 IIIを組み立て、シェイクダウンを行っていたことは知っていたんです。
ところでこの、SCX10 III。
正直を言えばクローラー10年ぶりの初心者には難解の一言。
とにかくブログを見ていると、SCX10やSCX10 IIとはどう考えても設計思想が全然違う感じ。
とにかくめちゃめちゃ複雑に感じます。
これを初クローラーとしていきなり組み立てた管理人は真面目に凄いと感心。しかも、電飾満載で。
感心とともに、、、
何か重大な違和感が、、、
その違和感とはなんでしょう、、、
「バッテリーが後ろに積まれている」
「バッテリーが後ろに積まれている」
大事なところなので2回繰り返してしまいました。
いやいや、
なるほど、
きっとこうだ。
「デフォルトは後ろだけど、きっと前にも移設できるようになってるんだよね」
と思ってみて素人なりに調べてみても、サイドステップの部分には搭載できるけれど、フロント寄りにはマウントはできない様子。
これは一体どういうことよ?!
最新鋭のマシンなのに、、、バッテリーが後に搭載されているなんて、、、
はい、私。
全く重大なことを見逃しています。
しかもそこに全然、気づいていない。
長年初心者を続けているといろんなことが退化してくるんですね。
「バッテリーは後寄りだけど重たいモーターとミッションが思いっきり前進位置に搭載されているやないか!」と言う事実に気づいていませんでした。
センターミッションのSCX10とはバッテリーがリア側にあったとしても全然違うわけです。
なるほど、「今はリポバッテリーで重量も軽いから、ちょうど良いバランスになるのか、、」
と自分を納得させてみるものの、、、、
「それでもやっぱりバッテリーは前にあった方が走るんじゃないかな」と言う呪詛の様な疑念が拭いきれずに。
そこに、管理人SCX10 IIIの登場と相成ったわけです。
これは興味津々。
「どれどれ最新鋭のマシンとやらがどれぐらい走るか見させてもらおうか?」と言うちょっといやらしい気持ちが起こってしまったのは正直なところです。
意外とバッテリー前に積んだ我がロートル&ノーマルSCX10もなかなか良いところに行くんじゃないのと思いきや、、、、
バッテリー後に積んでるはずなのに、
とんでもない傾斜角をぬるりと登って行きます。
この時はタイヤにウェイトを仕込んでいたとは言え、強烈に走るSCX10III。
バッテリー後に積んでるはずなのに、
バッテリーを前に積んでいる僕のSCX10がロールオーバーしてしまう箇所もそっくり返らずぐいぐい接地して上がっていくではありませんか!
なんなんだこれは!?
どういうことなんだか意味がわからん!
やはりフロントモーターのミッションのおかげか?
はたまた緻密に計算された重量配分設計のおかげか?
アクスルも派手さはないがなめらかに円を描くようにストロークしていく。
僕のSCX10とは根本的に何かが全然違う!
強烈なインパクトを残してくれました謎のマシン。SCX10 III。
やはり最新鋭の設計には昔のセオリーはかなわないのでしょうか!?
その走りの操作の謎についてはわからないままでしたが、
とにかくモノすげー、潜在能力を秘めた1台である事はとっくりと見させていただきました。
気になっていたREDCAT GEN8も見学。
台数が何台も集まると注目してしまうマシンが他にも出てきます。
もう1台はRED CAT GEN8。インターナショナル・ハーベスター・スカウトIIをまとったこの1台。
YouTubeなどで見ているとめちゃくちゃアクスルはどんな路面のギャップにもきれいに追従していく感じが誠に素敵。
欲しい1台だったんですが、参加者の素敵な親子の方が1台お持ちでした。
ちょっと運転させていただくとものすごく動きもなめらか。しかも今まで見たことのない速さでシャキッシャキッと動くコンバートされたサーボにもびっくりしてしまいました。
Cチャンネルフレームの太さはSCX10とは比べ物にならないほどごつい。
思わず欲しくなってしまいました。
まぁGEN8の良さっていうのは、今から思うと非常に丁寧なモディファイをされ、達見のパーツが選択がされ、且つ、ベテランオーナーさんのならではの細かな工夫を伴った組み込み方が大きな要因でもあったと思うのです。
その時は本当にGEN8に打ちのめさました。
SCX10も古いマシンながら十分に走りトレイルランではとても楽しませてくれました。今後のモディファイも楽しみになってきます。
しかーし、、、
その他参加者のマシンを見ていると、「なんか俺も1台新しいの欲しいよなぁ」って気持ちになってきてしまいますね。
トラクサスTRX4のひっくり返りそうになってもそこからまた体勢を戻す復元の良さや安定感。
やはり「SCX10IIはオススメですよ〜」と言う大先輩の言葉も耳に残ります。
ですが、、、
コンボイトレイルランの帰路の車中で
次はアレだなぁと思ったのが、
「あのマシン」だったのです。
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