前回の作業で一見完成したかに思えたG-SPEED TGH-v3シャーシ。
実はその後の検証で気になる部分がありましたので、今回はその対策と完成までの経緯をリポートします。
スキッドとレールがフラットにならない
完成後に裏を見ると、スキッドプレートがカーボンレールよりも上側(逆に見ると下側)に固定されていて、ツライチになってないんです。
反対側も。
これはねじ込む時の位置をミスったかな?(笑)
G-SPEEDの公式組立動画では、"ねじ込む際に机等のフラットな場所に押しつけてやること"と言うような説明をしていました。
この通りやったんですが、それでも段差が出来てしまいます。
1回全バラしをして、再度組み直したんですが、やはり段差が出来てしまいます。
ネジを本締めする前は良い感じなんですけどね。
段差がある状態で走行させて、大丈夫なのか?
どうせ傷だらけになるのは分かっているので、スチールやアルミフレームなら気にしないんですが、
問題は"カーボン"素材だということです。
カーボンは「軽量・高強度・高剛性」が特徴でもある炭素繊維を使用したFRPの一種ですが、「耐久性は低い・破損しやすい・強い衝撃を与えると割れる」等のデメリットもある素材です。
金属みたいに曲がることは無く、パキッっと折れてしまうそうです。
特に、一点に集中するような強い衝撃には弱く、ひび割れたり折れてしまうこともあるとか。。。
「積層の剥離」というワードも良く目にします。
スキッドの腹の部分って、結構過酷な場所ですよね。
ENDUROのスキッド裏をみるとアルミ製のスキッドがこんな状態です。
普通はこんな風に、スキッドプレートがフレームよりも出っ張った形状になっていることが殆どで、シャシーレールへの接触を気にすることはあまりないです。
でも逆にいえばこの出っ張りが邪魔だったりする場合も現場だとありますよね。
さてさて、どうしたもんか・・・・
恐らくスキッドの種類による差か?
自分がチョイスしたVADER PRODUCTSのスキッド。
実はコチラをチョイスする人は少ないみたいです。
殆ど人がこっちの"TJ RC PRODUCTS"製を選択しています。
と、いうのも、
G-SPEEDショップサイトのデフォルトが"TJ RC PRODUCTS"になってるからかも。※VADER製が新商品という面もあり。
オフィシャルの組立動画を見ると「厚みが若干違うのかも」という印象も受けました。
白い方だとちゃんとツライチになってるポイです。
いずれにせよどうにもならないし、何度もやり直してネジ穴がバカになるのは嫌なので、このまま進める事にしました。
ただ、おまじないレベルのちょっとした補強をしておくことにします。
カーボンの目止め
G-SPEEDのカーボンレール。
購入後のブログに頂いた先輩からのコメントで、
「カーボンシャーシには目止めをした方がベター」
という事を教えてもらいました。
調べて見ると、「積層の剥離防止」や「断面による怪我の防止」の為に、ラジコン業界では行われることが多いそうです。
ということで、スキッド部分周辺のカーボンレール保護の為にも"目止め"を行ってみることにしました。
家にあった100均の瞬間接着剤を使います。
本来はペーパーがけしたりするそうですが、昨今のカーボン技術の向上でエッジがささくれているような物は数が少ないそうで、瞬間接着剤塗るだけでOKだとか。。。
G-SPEEDの断面も
こんな風にとても綺麗にカットされています。
CNCカットだからでしょうね。
セオリーは色々あるようですが、調べた限り一番簡単そうな方法を取ります。
瞬間先着剤を綿棒で塗り込むだけ
1回目。
断面は元々灰色でしたが、塗ったことで艶が出てきて黒々してくれます。
見栄えも良いですね。
接着材によっては白化する事もあるようですが、100均のこの製品は透明です。
どうせなのでレール全周を塗りました。
スキッドプレートの部分は厚盛りしておきました。
意味あるのか分かりませんが、してないよりいいかな。。。
やっと完成
シャーシのベース部分が完成しました。
前から
リア
今回67mmのスペーサーは3本使いました。
真上から。
サイズ感はこんな感じ😸
うちの猫様、その名も"歌丸師匠"です♪
重量は211g
軽いです。
この後はENDUROに付いているパーツ類を諸々バラしていく予定。
本来なら色々なパーツをLCG用に新調したいけど、ちょっと今は予算が厳しいので追々という事で、そのまま移植します。
コメント
コメント一覧 (2件)
なるほど!目止めが必要なんですね。
YRのブログにも瞬間接着剤でなんちゃらと英文で書いてあったので気にはなっていました。
恐らく自分もガツガツ攻めて行くのは分かり切ってるので目止めしておかないと…
目止めなんて僕も初めてしりましたが、やっておくのとやっておかないのとでは安心感が違うので、やっておいた方がいいですね(^_^)
綿棒だと簡単だし!!