【LCG計画】調査編 〜 LCGマシンとはなにか? 

色々と迷走している次期マシン計画。

なかなか進まない理由は、”LCGマシン”という未知の領域に踏み込みたいという欲求が僕の深層心理の奥深くでハリケーンの様に渦巻き続けているからだと気がつきました。

  • TRX-4
  • SCX10ⅱ
  • VS4-10
  • RC4WD

恐らくどれを買ったとしても、
「LCGだったらどんな走りするんだろう?」
ってずっとモヤモヤする事になると思ったんですね。

ならば、いきなりLCGに手を出してしまえば後はスッキリ。
本来好きなパッケージ製品はその後に楽しめば良い。
なんていう計画が見え始めました。

ということでまずはLCGに関する調査。
調査と行っても専門的な事は分からないので、自分なりにLCGを解釈して納得するため動機付け的な調査となります。

目次

LCGとは何か?

まずはコレ。

LCG = Low Center (of) Gravity

Low = 低い
Center of Gravity = 重心

つまり「低重心」という意味です。

RCクローラーの場合、「低重心」というのはマシンのパフォーマンスアップには欠かせない重要なファクターです。

なので、ブラス製品やホイールウエイトなどを付けて低重心化を図るわけです。
こんな風にwww

低重心化のセオリーは、バネ下とか軸下と言われています。

個人的な認識としては、
シャシーレールのココのライン付近から下側です。

そして、ライン付近から上側が重いと安定感が減少するという事もあります。

SCX10iiiのこんな状態は、低重心という意味ではグチャグチャな状態です。

自転車をイメージしてみてください。

自転車のカゴに5kgの米袋載せて走ると、低速だとフラフラしちゃいますよね。
多分この感覚と同じような物だと思います(笑)


AXIAL SCX10ⅲやTRAXXAS TRX-4、Element Enduroなどなど、一般的に流通しているメジャーなパッケージ製品は、低重心の事はもちろん考えられて設計されてはいるものの、極端な低重心化をそのコンセプトとはしていないので、ロッククローリングに特化したマシンをアフターパーツのカスタムだけで実現するのは至難の業です。(だと思う)

そこで登場するのが、
LOW CG Chasiss = 低重心シャシー

実車でもそうですが、シャシーというのはその車種の一番根幹となると部分です。
ラジコンでも同じでしょう。
シャシーの構造こそがマシンのパフォーマンスを決定づけるというのは言いすぎかもしれませんが、低重心に特化したシャシーを採用する事で、ロッククローリングに適したセッティングを出しやすいマシンが作れるようになるはずです。

そして更にいうならLCGマシン=コンペマシンという面もあります。

関東ではコンペなんて開催されていないと思うので、僕の場合は個人の満足感の為のパーツになりそうですけどね(笑)

All Time Low

こちらは BRAZIN RCのLCGシャシーです。

ENDUROのレールと比べると、腹の部分の落ち込み具合が全然違うことがわかりますね。

https://www.brazinscalerc.com/chassis/brazin-scale-rc-team-edition-scx10-chassis

ここまでスキッドプレートの位置、つまりトランスミッションorギアボックスの位置が低いと、そりゃ重心は低くなりますから安定性が増すことになるのは想像出来るかと思います。

こんなのとか、凄すぎですね。
やってみたい!!!

車高は低い

LCGマシンはシャシーの構造上、車高も低くなります。
最低地上高も。
重心にとっては良いことづくし。

このシャコタン具合は正直自分は大好きです(笑)
実車でもSUVローダウンさせてる位なので・・・

そしてワイドトレッド。

タイヤがフェンダーに干渉するなんて事が無いように、フェンダーカットはガッツリして、リアはむき出しだったりフラットベッドを装着したり、そういうカスタムが今のトレンド。

※所謂 クラス2のスタイルに近いものになります。

LCGマシンは軽量化が肝

LCGマシンは基本的に軽量化を目指します。

重いところは重く、
軽いところは極力軽く。

これはスケクロでも同じ考えですけど、LCGは低重心を最大の使命としているので、軸上は軽く、下は重くと言うのを徹底するのがセオリーみたい。

だから、

モーターは軽いのに超ハイトルクなアウトランナーモーターを使ったり、トランスミッションもこんなシンプルなタイプを使ったりします。

クソカッコ良くありませんか?(笑)

低重心専用シャーシを利用したら、ENDUROはENDUROでは無くなる。

REDCAT GEN8もELEMENT ENDUROも、シャシーレールを交換したらそれはもうGEN8でもENDUROでも無くなります。

ホンダフィットのドライブトレインをニッサンノートに積んだら、それはフィットでは無くなると同じ感じです。

ラジコンの場合はボディを載せ替えられるのでその感覚は薄いですが、マシンのアイデンティティであるシャシーの交換というのは、そういう事なんだと思います。

その辺に満足出来るかどうか?

それが何気に肝になる部分であると個人的には思っています。

マシンやパーツが沢山あって、シャーシだけ導入すればLCGマシンが組み上がっちゃうような方だったら躊躇はないんでしょうけど、僕みたいにENDUROパーツを完全移植する計画だと、ENDUROが完全に死んでしまいますからね。

結構悩ましいんですよ。。。。

カテゴリ毎の楽しみを大事にしたい

LCGマシンを組んだら、それはLCGマシンというカテゴライズになると思うんです。

スケールクローラーというカテゴリ

https://greenmountainrc.myshopify.com/collections/chassiss

LCGというカテゴリ

「スケクロでは登れないような場所もLCGなら行けちゃう」
そういう事は多々あると思います。

でも、それが果たして楽しいのか?

あ〜、LCGなら登れちゃうよね〜
コンペクローラーなら行けて当然か。。

っていう感覚になりそうな予感も無くは無い。

そういう意味で言うと、もっとLCGユーザーが増えて、ミーティングの時にLCG同士で競い合ったり遊んだりって事が出来ると楽しいんだろうな〜と感じています。

「次はスケクロでいきましょか!」みたいにローテーションさせたりしてね。


ということで、LCGマシンについて簡単に僕の見解を書いてみました。

LCGに関しては、興味を持つ人も居るだろうし、
全く興味が無い人もいると思います。

でも最近、国内でもちらほらLCGの導入情報を見掛けます。

正直値段はかかります。
バラ売りですからね。

でもベース車輌を持っているなら、それほど負担は少なく組むことも出来るのが魅力でもあります。

僕はそこを狙っています!!(笑)

次回はそんな、ベース車輌に関する調査をしていこうと思っています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • LCG、いろいろ考えず作っちゃえば楽しいですよ(笑)

    LCGはセンタースキットが低いから低重心、というのはもちろんですが、アクスルが入る部分のシャーシが持ち上がっているのでサスのストロークも稼げる様になります。

    とはいえ、スキットが下がる=最低地上高も下がる、なので石切ロックの様な凹凸が激しい岩場では亀になりやすい、という欠点もあります。シチュエーションによってはノーマルのシャーシの方が走破性が高かったりしますし。

    LCGはセッティングにもセンシティブなので、一回セットに失敗すると沼が待っています。
    僕は病気なので、この沼がたまりませんが(笑)
    ご一緒に沼にハマりませんか?

    札幌に来てくださればコンペも開催してますので、ぜひご参戦を(笑)…遠いっすかね?やっぱり?

    ではでは!

    • コメントありがとうございます!

      考えずにやっちゃう!
      確かにそうですね(^_^)
      どうしても調べまくる癖があって、どんどん迷走してしまう悪い癖があります(笑)

      「シャシーが持ち上がってるからストロークが稼げる」
      これは全く気がつきませんでした。
      言われて納得です。
      ありがとうございます。

      仰るように最低地上高が低いと色々ぶつかって前に進めないということはありそうですね。
      自分のENDUROも車高下げたら、ストレートアクスルも影響して、亀になったり石に当たって進めなくなることが多々あります。
      その辺は一長一短という感じと割り切って導入する覚悟が必要ですね。

      「セットに失敗で沼」
      最高です。
      僕も恐らく同類だとおもうので(失礼!(笑))、自らその沼にダイブしたいと思います。

      札幌のコンペ参加してみたいですね〜。
      やっぱり競技があると、燃え方が違うので羨ましいです。
      でも遠い。。。

      斜里に義妹は住んでるんですけどね、
      斜里はもっと遠い。。。

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