AXIAL SCX10ⅲを作る時に、多くの人がぶち当たる壁が、
「マイクロサーボ用のサーボセイバーがキットに付属されていない」
これに尽きると思います。
ベテラン勢からしたら、どうって事無い様ですが、
ほぼ初めてのラジコン組立で、コレが無い!というのは結構ストレスでもあったりしたわけです。
加工できそうなサーボホーンを探し歩いたりもしたのですが、
自分が買った中華の安い"MG92B"の径にあう、ワイドタイプのサーボホーンは見つかりませんでした。
サンワ製の白いコレが良さそう!
と、秋葉原のスーパーラジコンで¥100で購入したけど、見事に撃沈。
スカスカでした。
サーボに付属の黒いホーンだと楕円形に加工する幅が無いんですね。
※実際、楕円の穴は無くても動きますが、サーボに負荷が多少はかかるかも。
で、
以前紹介した、3Dプリント用のデータの登場です。
DLはこちらから
https://www.thingiverse.com/thing:4276832
※フリー素材なので自己責任でよろしくお願いいたします。
SPKETRUM SX107に付属のサーボセイバーをモデリングした物ぽいですが、
23Tと25Tの2つのデータが入っています。
DMM.make
3Dプリント出力サービスの会社を色々調べてたら、
なんだかんだでDIYレベルならDMMが一番だと感じたので頼む事に。
しかも、お値段は素材によってピンキリなんですが、
¥754/個
でした。
自分が選んだ素材は恐らく最安素材
MJF / PA12GB (ナチュラル)
得意なジャンル 工業部品
https://make.dmm.com/print/material/85/
とあるように、サーボセイバーにはベストな素材かもしれません。
MG92Bは25Tなので、
25Tのデータを利用して発注。
GW挟んだので、発注から10日くらいして到着。
2つで¥1508(税込)そして 送料無料。
安いととるか、高いととるかは、ひとそれぞれ。
自分は、これでスッキリするので、安いと感じます。
墓石ぽいですwww。
でも、ちゃんと出来てます。
中の歯の部分はこんな感じ。
注意:DMMに発注後、下記のメールが。
厚みが薄い箇所が複数あり造形段階で破損する可能性がございますが問題ございませんでしょうか。
MJFの厚みは0.8mm程度必要です。
浮き彫りのディティールの高さと幅0.5mm程度必要です。
つまり、
薄すぎなんですね。
でも仕方ないので、「クレームは入れないのでそのまま進行して」と伝えました。
装着。
お見事です。
ただ、ギア部とピッタリはまるわけでは無いので、パワープレーで押し込んでますwww。
恐らくコレで問題ないです。
ギア抜けもないし。
読者さんからの提案!!!!
DMMのプリント発注して数日後、
ブログ読者さんの知人の方からメールがありました。
3Dプリンターでの造形を趣味とされている方で、知人の方がSCX10ⅲを購入されたので、試しに出力したサーボセイバーが使えるか試してほしいというご依頼でした。
こういう話があると、情報発信していて良かったなぁと感じます(涙)
ありがとうございます。
そして、後日サーボセイバーが到着。
タフレジン(透明)1種
ABS(黒・白)2種
の3種類
早速、試してみます。
まずはレジンの方
サポート材を取って
裏はこんな感じ。
歯の部分がちゃんと再現されています。
サイズもバッチリです。
おおおーー。
ちゃんとつきます。
この2つ態勢で試験運用!!と思って、
シャーシに装着させて暫く動かしてたら
割れてしまいました。
こちらを造った方に聞いたところ、レジンなのでまだ硬化が足りなかった可能性がある事が分かりました。
あと、エンドポイント等の設定がかなりシビアで負荷がかかってしまったのかもしれません。
その辺は良く分かりません。
つづいて
ABS素材
こっちの方が負荷には強そうなイメージがあります。
サポート材外しただけだとこんな感じ。
バリをすこし整えて
こっちは少し径が大きいのか、サーボホーンにも力尽くで押し込みました
でも、こちらもバッチリ。
そして割れません。
素晴らしい。
ABSの方は、装着時にキツかったら、「サーボのギア部をハンダゴテなので暖めてから圧入すると綺麗に装着され、歯の部分もガッチリフィットする」というアドバイスを頂いてましたが、少しのパワープレーで入ったので、これでヨシとします。
今後の耐久性は、分かりませんが、まず壊れることはないと思います。
ということで、自分のマイクロサーボ「MG92B」の場合、3Dプリンターで出力したサーボセイバーは十分使えます。
注意:どの3Dプリンターで出力しても使えるとは限りません。今回ご協力頂いた読者さんの知人さんはかなり熟練された3Dプリンター使いなので、技術や機械によっては使えない事もあるかもしれません。また、使うマイクロサーボによってはギア部の径が違う物もあるかもなので、その場合は使えません。3Dプリント依頼をされる場合は、十分調査された上で実行されることをお勧めします。
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